僕の生まれ育った郷は、昭和的な漁師町だ。 一次産業の衰退と共に、唯一の自慢の漁港は干からびた網が這う寂しい風景に染まった。 公共事業と東京からのおこぼれで細々と生きている町。 若者はこの地を去り、慢性的な赤字と多くの高齢者を抱えた典型的な過疎…
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