旅のアイテム デジタルツール編
最早切っても切り離せない、トカゲでも拾いにいくぐらい欠かせないのがデジタルツール。
技術革新とインターネット網の整備は一昔前とは大違いなスタイルの旅行ができるようになりました。
考えてみれば、家に帰ったらまずノートパソコンを開いてネットのニュースやRSSを見て、スマホでメールや写真を送り、タブレットで寝る前に読書という子供の時には想像もつかなかったハイテクな生活を送っています。
去年、中国でそういった便利すぎる生活が嫌で70年代スタイルで旅をしているお兄さんに会いました。なんとクレジットカードすら持たず全財産を腹巻きに入れて旅をするという沢木耕太郎もびっくりな渋いお兄さんでした。
しかし現代ゆとりっ子な我々は見事フル装備で旅に向かいます。インターネットが使えればムダなく行程を踏めますし、なんせお得です。夜行バス移動で暇な時だってタブレットがあれば家の本棚を持ち運べます。家族や友人とも連絡が取れるし、写真も管理できます。
以下にデジタルツールをどんな時に使うか、またどういう風に使えばいいかを簡単に書かせてもらいます。
ノートパソコン
ASUSのノートパソコン(海外じゃあラップトップと言わなきゃ通じない)
21000円 池袋で値切りまくった
アジア旅行で大活躍した第二の頭脳。
安かった割にはけっこうな活躍でした。
主にインターネット用、日記用、そして写真のバックアップ用でした。
さらに音楽や電子書籍、事前に調べてPDF化していたページ、パスポートや保険のコピーなどなどを詰め込んであります。さらにオンライン上にもアップしとけば暴走シンジくんばりの大活躍です。
パソコンを持っていくかいかないかは悩むところです。タブレットでいいんじゃないかと。
僕の場合は情報収集は現地で行うことが多く、また航空券などはサイト経由で購入するためセキュリティ面を鑑みてパソコンを持って行くことにしました。写真のバックアップの母艦としても使いたかったので。
なんでASUSかというと単純に安かったからです。大きさが10型前後でメモリが1Gくらいあればネット閲覧程度なら問題ないですし、とにかく壊れる&盗難リスクが高すぎるため安いものを探していたらASUSになりました。(盗難する気がちょっとでも怯むようにネルフ仕様にしています。)
動画の編集をしたりDVDを持っていくなど用途に応じてお財布と重さと相談して決めたほうが良いです。
外人は結構な割合でAppleのMacBook Airを持ってました。そんな高いの僕は怖くてもっていけません。
タブレット
ASUS Nexus 7 (2012) 32G ヤフオクで15500円
タブレットは必需品です。
もちろん「旅にそんなものは不要」って人は多いかと思いますが、旅行中は意外と暇な時間が多いのでそんな時に大活躍します。
あとPDF化した地図や情報、オフラインWikipediaに翻訳アプリなどなど、さっと使いたいものをカスタマイズしておけば旅行が格段に楽ちんになります。
さらにSIMフリーならカードとか買えば日本で使うように3G回線なんかも使えます。便利な世の中ですね。
読書、音楽、映画で使うことが多いですが、Amazonなどを使えば旅行中でもデータでなんでも買えます。僕はパソコンにデータを入れておき、タブレットにその時の気分や用途に応じてデータを出し入れしています。まさに空母と戦闘機です。
僕はNexus7にしましたがipadやKindleと悩むところです。
Nexus7はGoogle先生の申し子なので機能に申し分なく、Androidのスマホを使っているので操作も慣れっこです。そして安い!13年モデルからLTE対応になったので、旧型になった12年モデルが安くなりました。
ipadは文句のつけようが無いですが、唯一の弱点なのがお高い事。リンゴ製品は盗難リスクがジョブズもびっくりするくらい高いらしいし、旅に持って行くには勇気がいりますね。
KindleはAmazonが作っているので映画や音楽や本が楽ちんに買えます。でも使えるアプリが少ないのが欠点。
やはりこちらも用途とお財布に相談です。下記リンクに詳細な比較レビューがありますので迷っている人は覗いてみてください。もっと悩むかも(汗)
アマゾン Kindle Fire HDX と新 Kindle Fire HD、Nexus 7 (2013) 仕様比較 - Engadget Japanese
カメラ
OLYMPUS OM-D E-M5 カメラのキタムラ 95000円
Panasonic 14-140mm F4.0-5.8 G VARIO HD ASPH. MEGA ヤフオクで30000円
やっぱり旅はカメラがなくちゃ。
写真を見るたびに、いつでもその場所に行けます。思い出だけでなくその場の雰囲気から匂いまで切り取ってくれます。
前回の旅行でニコンD5000+標準レンズを持って行きました。これがなかなか重くて何度もカバンに出し入れするのが面倒だったり大きさ故に目立ってしまいました。また標準レンズではなかなかよることができず「あと3m先に行ければなあ。」なんてことをよく思いました。野良牛とか怖くて近づけなかったし・・・
その反省も踏まえて、今回は熟慮を重ねた上で最強の『旅カメラ』を選びました。
EM-5は防滴防塵のミラーレス一眼カメラ。小さいくせに頑丈で画質もマイクロフォーサーズとは思えない出来栄え。さらに簡単にレタッチなんかで遊べたりとまさに旅カメラといえます。OLYMPUSは絶対そう思って作ったに違いない!!
レンズは14-140mmというものすごい範囲を網羅したPanasonicのものを選びました。フルサイズ換算で28mm-300mmです。これなら僕を狙うゴルゴ13すら見つけることができますね!
しかしこのレンズ、けっこう重いです。あと暗いです。自重で伸びてきます。まあ仕方がないですね。ダブルレンズキットの2本を持って歩くよりかはマシです。
OlympusとPanasonicのマイクロフォーサーズ様はカメラ・レンズともにかなり安くコンパクトなので助かります。なんせNIKONやCANONの純正レンズ1つで上のセットが買えてしまうくらいなビックリ価格なので「貧乏人は麦を食え」です。麦は体にやさしいですし。
嫁カメラ
アウトドアカメラってやつです。水中でも撮れちゃいますし落としても平気。ミャンマーの水かけ祭りの際には大活躍しました。こちら
ちょっとしたスナップ写真や誰かに撮ってもらう時なんかはこっちを使います。
オンラインストレージ
オンラインストレージサービスは最早道具の一つです。オンライン上でデータを管理します。
今や写真や重要書類(パスポートや保険のコピー)、本、音楽などは全部オンライン上に詰め込んでしまえます。ネット環境下であればまさに4次元ポケットです。
Flickrは写真のバックアップ用です。なんと無料で1TB。太っ腹というかもう宇宙です。
ネット環境にもよりますが、こまめにアップしておけば何もかも盗まれても写真だけは助かります。思い出は保険では取り返せませんからね。
Evernoteにはパスポートや保険などの写真データや、その他便利情報をとりあえず詰めまくってます。整頓しなくちゃ・・・
有料会員にならなくてもけっこう使わせてくれる所も多いので、保険として何個かアカウントをとっておくのも良いと思います。
無期限にデータを保存するならドコ?オンラインストレージ比較 - フリーソフト100
以上、少ない予算から厳選したアイテム達でした。
無事に誰の手にも渡らずにいてくれたらいいんですけどねえ・・・
※追記
世界一周を終えて、旅カメラについて再考察してみました。