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tabing 世界一周

旅好きな夫婦が世界一周してきます。旅好きな人たちが集まるサイトです。

世界一周出だし大コケの原因はもちろんあの国だった・・・

 

1月17日

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ド田舎の駅から夜行バスに乗り込み、何度も寝返りをうちながらも気づけばそこは花の都大東京。

地下鉄が蟻の巣みたいに這う上で巨大なビルが濫立している。僕の故郷は新幹線すら地下鉄すらファミリーマートすらないのだから同じ国とは思えない。

田舎者にとって東京は外国だ。

 

 

成田空港に向かうまではいくらか時間もあるので、東京駅周辺を散策する。

昼過ぎ東京駅で嫁さんと待ち合わせをして成田空港へ向かう。

wifiも使える洒落た電車で1時間。日本の玄関口に着いた。

早めの到着。荷物を入れ替えたり両替をしていると、いよいよ旅立つのだなあとこの時までは黄門様御一行のようににこやかであった。

 

 

しかし、人生谷ありゃ苦もあるさ。

 

 

成田発ロサンゼルス経由メキシコ入り航空券を自分で予約していた。

成田から直行便がでているが値段が2万くらい違う。

過敏国家アメリカへの入国は非常に面倒くさいといわれつつも、僕はその2万をとった。

 

9,11以降、アメリカという極端な国は日本人旅行者がおみやげに持ち込んだ羊羹をプラスチック爆弾と勘違いしてバックごと粉砕し別室に連れ込むような過敏さをみせた。

こちらも事前にESTA登録し、アメリカ様のご機嫌をグニャリと曲げないように誠実さを見せようとしていた。

 

だがしかし。受付のお姉さんに衝撃的なことを言われた。

「アメリカ経由でのメキシコ入りは第3国とみなされないため、メキシコから海外に抜ける航空券を持っていないと飛行機に載せられないんです。」

頭のはてなをかき集めた結果、どうやら密入国防止の為にアメリカ経由でカナダ、メキシコに向かう場合はアメリカ国内移動と同じ扱いになるようだ。

 

 

な・・・なんておこがましい・・・

 

 

受付のお姉さん曰く、今すぐネットで第3国へ向かうチケットを予約するか、ANAで日本への帰国便を予約するかの2択しかないらしい。※メキシコからの陸路移動も不可

普通ならそんな予約もしていようが、僕らは普通の旅ではない。

メキシコに行ってみてから色々決めようとしていたからだ。予定に縛られた旅は嫌だという、尾崎豊が今にも歌いそうな理由で次の国へのチケットを持っていなかったのだ。

しぶしぶその場でパソコンを開き予約すると・・・なぜかできない。

VISAの不調で何故か買えない。VISA認証パスワードを変えたからか限度額超えていたからかしらないが、パニック状態で嫁さんのカードを使うなんて浮かびもせずに時間だけが過ぎ、敢え無くANAで予約することに。

ANAでメキシコから日本の帰国便を(一人12万)予約し、その後電話でキャンセルすればいいらしい。キャンセル料などで15000円かかってしまう。

ずいぶん受付のお姉さんたちを煩わしてしまい、そのままダッシュで入国する。

「旅先では常に冷静に!」をモットーにしていることを焦って忘れていた。

 

 

受付のお姉さん曰く「アメリカは厳しいんですよ。けっこうこれが多くて、この間のバックパッカーのお客様は結局乗れなかったんです。」

店頭で航空券を買えばこういう忠告はしてくれるらしいが、個人購入となると航空会社からは一切の説明もない。

なので僕らのようなバックパッカースタイルの旅人たちがかなり毒牙にかけられているらしい。そりゃアメリカとメキシコは違う国だろ!!勝手に自国扱いすんなや!!なんて言いたくもなるが、それだけ密航者やらが多くて困っているらしい。

ちなみにお姉さんに聞いてみたのだが、なんとメキシコ人はアメリカでトランジットするだけでビザが要るらしい。恐るべしUSA・・・

 

 

ということでアメリカの洗礼と自らの不甲斐なさを滝行のように浴びながら、何とか飛行機に乗れた。

シンガポール航空機内食も豪華で機内も清潔だった。

9時間ものエコノミークラスフライト。前日は12時間もの夜行バス。僕はスシボンバー高原になりかけながらも最新映画を眺めていた。

3本見たけど「RUSH」という映画が良かった。F1レーサーの映画だが、すごいスピード感で右足に力がはいるので疲れたのを寝ぼけ眼に覚えている。

 

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東京で夜が来て、ロサンゼルスに着くとまた朝が来ていた。

鬼門の入国と税関。アメリカはトランジットであろうが一度入国審査を受ける。そして世界一厳しいと言われる税関も突破しないといけない。もはや試練だ。しかもここは英語の国。昨日みたいな優しい質問を受けることはできない。

なんせ我々は英語がさっぱり。そのうちGoogleSONYがメガネタイプで自動翻訳を字幕にしてくれる製品が19800円くらいで出ることを心待ちにしている哀れな日本人なのだ。

入国審査を恐る恐る受ける。入国審査官は閻魔大王でしかない。

 

 

と、意外にすんなり。

税関も・・・すんなり。

あれ?異端審問みたいになるかとビクビクしていたのだが、何もお咎め無しで釈放となった。

安堵とともに疲労が雲霞の如く押し寄せる。

ふらふらと乗り場まで移動してソファーで寝た。

なんせ出発まで12時間もあるんだから。

 

安価のロサンゼルス経由メキシコ入りは2種類あってロサンゼルスで12時間待ちぼうけるか、メキシコに夜中に着くかという2択だ。もちろん夜中のメキシコなんて空港で寝るのも恐ろしいので、ロサンゼルス空港で12時間ただずむことにした。

 

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アメリカという国はイメージ通りの国だ。イメージに作られているのか、イメージを生み出しているのかよくわからないが、ちょっと外を覗けばそこはUSAなのだ。

ごっつい車やでっかい建物にカラフルな色がぶち塗られ、歩き行く人々は人種の標本のようだ。

すぐそこをテロリストが襲撃していたり、宇宙人が暴れていてもおかしくない風景。そしてそんな時は渋い大統領かうるさい黒人警官が助けてくれるだろう。

 

 

寝たり起きたりを繰り返し、21時にやっと搭乗ゲートまでいけた。

小腹も空いたしと思ったのだが、コーラが3$という恐ろしいインフレっぷり。

空港だから高いのか?アメリカってコーラとハンバーガーはタダで食えるくらいに思っていたのに。

ひもじいが先を思うと生唾を飲んで忍ぶしかない。

 

アラスカ航空の小さい飛行機に乗り込む。

出発ゲートを間違えて教えられていたのをすんでの所で気付いた。

アメリカには最後まで疲れさせられた。

巨体CAさんのお尻で何回も小突かれながら、メキシコに降り立った。