世界一美しい町チェスキー・クルムロフは、ドラクエとディズニーを混ぜたようなステキなところ
7月7日~10日
世界一美しいといわれる町チェスキー・クルムロフ。
プラハより南にバスで3時間ほど。オーストリアにほど近いその小さな町には、世界中から人々が押し寄せる。
『世界一美しい』という町は世界中に存在する。「世界一美しい海」も「世界一美しい島」も「世界一美しい山」も今まで旅してきた中だけでも何箇所もあった。
果たしてチェスキー・クルムロフは正真正銘の美しい町なのか?
名残り惜しきプラハを背にして、南に向かった。
「こりゃ世界一だわ!」
ビールが?町が?いやその両方。
「世界一」という称号を恥も外聞もなく掲げるような事自体、僕のような矮小で疑い深い性格だとのっけから鼻にかけて眉に唾を塗り塗りするのだが、ここは「ガチ」だった。
バスターミナルから木々の中の小道を登るとすぐにこの景色。
中世にタイムスリップした・・・というありきたりなフレーズが全身を襲う。
そこら辺で白馬に乗った王子様とかトランプの兵隊とか勇者様御一行とかまつげ長すぎるオスカルとかにぶつかりそうな風景。
興奮のあまり、最寄りのバルで地ビールを頼んでいた。
なのでその興奮が伝わるように、いきなりこの美しい町と美味い地ビールが写ったへんてこな写真を上げた。
今日の宿はHostel Havana。
町の中心部まで20分くらい歩くが安くてスーパーマーケットが近い良い宿。
雰囲気良くダブル1室24€はありがたや。巡礼の休息も含めて4泊もした。
これで身体も万全だ。
ここから町の中心まで歩いて行こう!
モルタヴ川を行く。
町全体が世界遺産だが、普通に人々が暮らしている。
そんな中を歩いて行く。
モルタヴ川ではカヤックやボート遊びができる。
こんな風景の中を優雅にボートで・・・と思いきやけっこうみんな海賊気分。
見晴らしの良い所へ。
16世紀からほとんど変わらない町並み。
おとぎ話というかドラクエというかディズニー映画というか・・・
ヨーロッパの都市は度重なる戦火によってほとんどが焼け落ちているが、ここチェスキー・クルムロフは荒廃の時代もあったものの、奇跡的にその美しい姿をここにあらわしている。
ということで、この景色には余分な説明は不要。
ここからはチェスキー・クルムロフ写真集。中世の世界をご覧あれ
チェスキー・クルムロフ写真集
どこを切り取っても美しいチェスキー・クルムロフ。
町からは美しいクルムロフ城を眺め、城内からはモルタヴ川沿いの古い町並みを望む。これほど贅沢な景色はなかなかあるまい。
町並みもただただため息な美しさ。
中心部はホテルやレストラン、土産物店が並ぶ。
チェコらしく人形がたくさん売っているけど、たまにぎょっとする。
小さな町なので半日もあればゆっくり中世ヨーロッパの気分にひたれる。
だがしかし!!
チェコ全般にいえるが、ここはとくに中国・韓国人団体客だらけ。
観光客の半分以上が東洋人ではないかというくらいの団体様。
中世の美しい風景に飛び交う中国語と韓国語。
日本人はほとんどいなかった。チェコは中国・韓国人にとにかく人気らしい。
川沿いで優雅にお魚をいただく。
海なし国チェコはマス料理が一般的。
味はまあ普通。ビールが美味い。結局ビール!
宿に帰ってもやっぱりビール!
2L で180円。チェコ、最高です。
中世のヨーロッパを感じながら、余韻をビールで流し込む。
これがチェコの楽しみ方だ!!!
たぶん。