アユタヤ、スコータイ、タイの仏教遺跡巡り

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タイといえばきらびやかな仏教寺院。
東南アジアらしい寺院だらけなタイだが、中でも古い寺院や遺跡が残っているのがアユタヤとスコータイだ。言うなればタイの京都と奈良な両都市。

まずはホットなバンコクから情緒あふれるアユタヤに移動した。

 

 

アユタヤ

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バンコクから1時間ほど日本製のバンに揺られる。

アユタヤに着くと町をぐねぐねと流れる緑色の川が目に入る。
大きな幹線道路を少し行けば、途端に静かな町になる。
アユタヤは遺跡だらけ。遺跡の中に人が暮らしていると言っても良い。
普通の民家の横にアユタヤ朝時代のレンガで作られた塔が立っていたりする。
宿のトゥクトゥクツアーで遺跡を巡った。

 

 

ワット・ヤイ・チャイ・モンコン

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離れたところからもわかる巨大な寺院。

それにしても仏教建築は自由だ。

 

 

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ネコもお参り?

 

 

ワット・パナン・チューン

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19mもの巨大な大仏様。

とにかく金ピカな御姿を一目見ればご利益まちがいなしだろう。

 

 

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ワット・ローカヤースッター

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全長28mのダルシムが目の前で戦っていそうな仏像。

なぜか野良犬だらけなのも仏の御加護か?

 

 

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160門キック!!!

 

 

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ワット・プー・カオ・トーン

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なぜか傾いている。

すごく遠くにあるのでトゥクトゥクでいくほうが良い。

景色は微妙だが、この堂々とした傾き具合はたまらない。

 

 

 

ワット・チャイワッタナーラーム

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アンコールワットと同じクメール建築。

宿のおばあちゃんがしきりに「タイのアンコールワット」と連呼していた。

 

 

 

ワット・マハータート

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ここまで見てきて随分保存状態が悪い遺跡だと思われるだろう。
これは1767年のビルマ(ミャンマー)軍の侵略によってことごとく破壊されたからだ。


特にワット・マハータート周辺はアユタヤ朝の王宮などの中心施設があったために徹底的に破壊された。
同じ仏教徒でもあるにかかわらず、仏像までもが破壊され、その惨事の名残が遺跡の中を悲しく漂っている。

 

400年余続いたアユタヤ朝は荒れ果てた姿を辛うじて現代まで残している。

盛者必衰は歴史の必然だ。

 

 

 

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首を斬られた仏像

 

 

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ところどころ破壊された仏像が並ぶ

 

 

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悲しげな手がぽつんと置いてあった。

 

 

 

スコータイ

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スコータイはアユタヤから6時間ほど行った小さな町。

かつて一大勢力を築いたスコータイ朝の首都であった。

そのスコータイ朝は先程のアユタヤ朝に滅ぼされた。

アユタヤ朝の成れの果てを見たあとにここに来るのは、何か感慨深い。

 

 

ワット・マハータート(スコータイ)

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スコータイの世界遺産公園内で一番の規模を持つ寺院跡。

アユタヤ朝よりも時代は古いのだが、こちらの方が保存状態が良いのはなぜか?

 

それはアユタヤのように完全に破壊されなかったというのもあるが、建築技術が発展していなかったのでほとんどレンガ造りだからだという。

アユタヤ朝遺跡は木材を多く利用していたために、腐って落ちてしまったのだ。

アンコールワットやマチュピチュが今の時代にも残されていたのはそういった理由がある。

 

 

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たくさんの人達がお参りに来ていた。

スコータイは独特の建築や仏像があり、ほかの寺院と見比べるとおもしろい。

 

 

 

ワット・シー・サワイ

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緑のカーペットの奥にポツンと佇む。

 

 

ワット・スラ・シー

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池の真ん中にある寺院。

偶然お坊さんが来ていた。お坊さんは僕達ににっこり笑いかけると、そのまま小雨が降る中、静かに祈りを始めた。

 

 

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ワット・シー・チュム

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僕が思う世界で一番美しい仏像。

二度目のスコータイだが、やはりここではうっとりしてしまう。

 

 

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チラリズムの極致!

 

 

 

 

アユタヤ、スコータイの遺跡を巡った。

この2つの遺跡はとにかく広いので、レンタルサイクルは必須だ。

また両都市ともにナイトマーケットがかなり充実しており、素朴なタイの屋台料理がふんだんに食べられる。

朝は遺跡見物、暑い日中は昼寝して、夜は屋台でタイ料理とビール。

これがタイの正しい楽しみ方だ。