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世界一周して気づいた「ここがヘンだよ日本人」

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世界を旅して気づくこと、それは日本という国の『異常さ』だ。

旅の初めは気づかなかった。
「いつまで待たせるんだ!」「やる気出せ!」「効率悪すぎだろう!」とイライラさせられる景色を幾度も越え、幾つもの国を越えて行くとふと気づく。

 

「あれ?日本がおかしいんじゃないか」と。

 

僕が旅で見た日本ではありえない現象が、海外ではそこかしこで起こっている。
そんな世界一周して気付いた日本のおかしいところをまとめてみる。

 

 

真面目すぎる

「日本人といえば・・・」で真っ先に出てくるこの言葉。
海外に出るとつくづく感じる日本人の馬鹿がつくほどの真面目さだ。
電車内で電話するだけで白い目で見られる国に生まれたならば、海外のカオスな日常にまず驚くはずだ。


そんな中でも一番目につくのは店のスタッフだと思う。
海外では仕事中にも関わらずスマホでゲームしたり、しゃべっていたり、はてまた寝ていたりというのはフツウの光景だ。これはヨーロッパの国でさえそうだった。客が少ない時間帯だと化粧品売場のお姉ちゃんがショーウィンドウに肩肘付いてゲームに勤しんでいる。

 

東南アジアのようなゆったりした国なら尚更だ。東南アジア名物といえば「飯を食う店員」だろう。商品を選んでいてもあの鬱陶しい接客係が近寄ってこない時は100%お食事中だ。店員はどこからか出前でとったヌードルをズルズルやりながらも、僕が万引きしないかギラッと睨みつけている。

 

店に客がいないのに無言で突っ立っているのはかなりの高級店か日本くらいだ。長いこと旅に出ていると、日本のやる気のない深夜のコンビニ店員ですらかなり真面目な奴に見えてしまう。

 

ここで見えてくるのは日本の高サービスなところだ。

店員はボラないし金を盗まないし勝手に帰らない。この時点で世界でもかなりの高サービスだといえる。そして日本ではさらに「おもてなし」なる付加サービスまで加わる。だから日本の物価が高いのも、この安心できるサービスに金を払っていると思えば納得できると思えるようになった。

 

 

 

明るすぎる

僕は日本でも有数のド田舎出身だが、夜中に車を走らせても街灯はあるしコンビニまで営業している。
これが都会になれば駅前には24時間営業の居酒屋やカラオケ店が入り乱れ、夜の蝶が群がる怪しいネオンが光り輝く。


衛生画像で夜の日本を見れば一目瞭然だ。列島の形がくっきりとわかる。少し視線をずらして北朝鮮を見ればそこはポッカリと穴が開いたようになっている。

 

海外では24時間営業の店など皆無だ。

発展途上国の田舎に行けば19時には外はゴーストタウンのようになってしまう。そしてヨーロッパといえども街灯やネオンは少なく、昼間でも薄暗い駅やデパートはたくさんある。
スペインはシエスタという長い昼休みがあり、さらに日曜日はほとんどの会社や店舗は休みになる。なのでその時間帯になると町は死んだように静かになる。もちろん町は薄暗い。

 

酔っぱらいカナダ人と仲良くなった。彼がいうにはカナダは20時くらいになると店は殆ど閉まってしまうらしい。僕は日本には24時間酒が飲める店がたくさんあるというと、彼らは「日本は天国か!!」と叫んだ。

 

それくらい日本は明るい。駅もコンビニも自動販売機も煌々と輝いている。
ここで一番疑問に思うのが、そんな国が原発についてあーでもないこーでもないと議論していることだ。世界から見れば電気を使い過ぎなことは明白なのだ。それは原発事故が起こるより前から変わっていない。

 

原発のことを語るより以前に、この異常な明るい日本の夜について議論すべきだろう。明るいということは良いことだし経済活動が活発だということである。かといって今の電力使用状況を維持するには原発がなければ不可能であることも明白なのだから。

 

 

 

治安が良すぎ

これは世界に胸を張るべきことであり、またこれによって海外で日本人がカモられている原因でもある。
日本の治安の良さは異常だ。

 

日本では自動販売機が野ざらしで置いてある。

これだけでも世界では異常なのだ。
スペインやチェコでは自動販売機は鉄格子の中に入っている。もちろん郊外にはない。なぜならこうしておかなければすぐに持ち去られてしまうからだ。
アルゼンチンのブエノスアイレスは治安が悪くて有名だ。ここでは大半の家の門が二重の鉄格子になっている。ひったくりが多いので、地元住民もバックを抱えるようにして持っている。


メキシコシティでは宿に大きな地図が貼ってあった。よく見るといろいろなところに斜線が引かれている。そこには「Danger」と書き込まれていた。メキシコシティやブエノスアイレスでは観光地の1ブロック先が危険地帯というのも少なくない。こういう国は公衆トイレがなくて困る。なぜないかというとそこが犯罪の温床になるからだという。

 

日本はどうか?

レストランでトイレに行く時にスマホやカバンをテーブルに置いて行く人がいる。傘は外に置く。車は家の前に路駐。スーパーマーケットはマイバックを持って入れる。電車では棚に荷物を置いて居眠り。自転車の籠に買い物袋を入れる。ミニスカートの若い女の子が夜道をウロウロする・・・こんなことが平然と行えているのが、実は日本の治安の良さを物語っているのだ。

 

 

 

働き過ぎ

これは東アジアの国々にもいえることだが、とにかく日本人は働く。
祝日は世界でもトップクラスの多さだが、相変わらず有給消化率は先進国でも最低クラス。サービス残業やブラック企業が横行し、過労死なんて言葉がある。
そんな労働状況をヨーロッパ人に語ると「クレイジー!」を連呼される。

 

なんせ彼らは1ヶ月有給バカンスなんて当たり前。子供が風邪をひいたら飛んで帰るし、定時にはピシャっとサヨナラだ。彼らの話を聞くと羨ましくて泣きたくなる時がある。
「じゃあ日本人は何のために生きているんだい?」
これが彼らによく聞かれる疑問だ。彼らは家族を養い自分が楽しく生きるために働く。彼らから見たら日本人は働くために働いているようなものらしい。宗教観の違いなどもあるが、彼らには納得がいかないようだ。なのでしきりに自営業を勧められた。「そんなところで奴隷にされるより絶対そっちが良いだろう」と。ここもヨーロッパの人たちらしい。

 

そんな彼らだが今そのツケが来ている。それは「移民問題」だ。
彼らは優雅なバカンスやライフスタイルを維持するために、汚くてきつい仕事は移民に任せっきりだった。今その移民たちがものすごい数に膨れ上がり、財政や治安の問題に繋がっている。
現在のヨーロッパの世論では、自分たちの楽しい生活や国の経済のために酷使してきた移民たちに「帰れ!」と言い放つような論調が強くなっている。それはヨーロッパの人たちと触れ合う中で肌身で感じた。優しそうなドイツのお姉さんも、ナイスガイなフランス人も、気の良いオーストリア人のおじさんも口をそろえて「奴らを追い出せ!」だったからだ。


特に移民問題がひどいといわれている国の一つであるオーストリアに行った時の話だ。ウィーンにある地下鉄の車内を見渡すととても驚くことがあった。乗客の半数が移民だったからだ。そこはスカーフをかぶった女性や黒人の若者が普通に座っていた。急にこの場面を見させられたとしたら、絶対にオーストリアだとわからないだろう。

 

ヨーロッパの移民問題は予想以上に深刻だった。
日本とヨーロッパは両極端に位置しているが、どちらも大きな労働問題を抱えているようだ。

 

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インフラがすごい

世界では電車やバスが時間通りに来ることは至極稀である。
ラオスでは1時間も遅れたバスにやっとこさ乗りこむと、今度は大雨で道が流されて2時間立ち往生。こんなことはしょっちゅうだ。

 

その国のインフラを測るのにもってこいなのがアイスクリームと自動販売機であると思う。
まずアイスクリーム。これがそこら辺で売っているかがポイントだ。なぜならアイスクリームは冷やさないとすぐ溶ける。ということは途切れること無く電気が流れ続けていないといけない。これだけでも難しいという国は多い。
そして先程も出てきた自動販売機だ。世界ではそもそも自動販売機を設置するインフラすら持たない国が大半だ。自動販売機を維持するには電気もそうだが、その配達にかかるコストも計算しなければ商売にならない。それに治安も良くなければ危なっかしくて置けたものじゃない。なので自動販売機があるならば、かなり豊かな国であると推し量れる。

 

そんなインフラを身体で体感できるのはバスだ。

夜行バスで快適な睡眠を取れる国はそう多くはない。
スリランカでは車内で人間がノミのようにピョンピョン跳ね回るほど激しく揺れる。道はもちろん土でそこら中が穴だらけだ。インドやラオスでは大雨が降れば道が通れなくなってしまうことも多々ある。

 

日本で一番すごいと思うことは電車だ。

時間に1分遅れただけで謝るなんて常軌を逸している。インドでは電車がなかなか来ないので苛立って駅員に聞くと「ここで待っておけ。今すぐ来る」と言われる。1時間後に聞いても同じことを言われる。いつ来るかなんて誰もわからないのだ。
時刻通りに進みすぎる日本は誰もがカツカツと秒針のように生きている。しかしインドのような国では電車がいくら遅れようが文句も言わずにチャイをすすりながらホームで寝っ転がって待つのが当たり前だ。あまりにも完璧がまかり通っている日本では、電車が遅れても「まあ仕方ないね」といえるような余裕はない。

 

そして電車が時刻通りに来るという「当たり前」のことのためには、数え切れないくらいの目に見えない人間でできた歯車が正確に働いているということがわかる。それこそ日本の持つインフラの凄さでもある。

 

 

 

きれいすぎ

インドでは下を向いて歩く。牛の糞を踏まないためだ。
エジプトでは風の吹き溜まりがゴミ溜めと化し、東南アジアの屋台では蝿と一緒に食事をし、モロッコではやたらオシッコ臭い壁を避けて歩く。このように世界で何かをするにはやたら神経を使う。

 

日本はどうだろう。

町は落ち葉くらいしか落ちていない。駅のホームも公衆トイレもコンビニも何もかも美しい。もちろんそこには牛の糞はない。
住居の中も言うに及ばずピッカピカだ。特に水回りなんかTOTOさんに脱帽である。
世界では、ここであまり詳細を書きたくないようなひどいモノをいくつも見せられた。

 

町がきれいだということは金では買えない。中国やエジプトでは金持ちでも平気でゴミを投棄てつばを吐く。そういう公共心というのは一朝一夕でどうこうなるものではない。もしくはシンガポールのように莫大な罰金を化すしかないだろう。
だから日本人は海外に行っては腹を下し気管支を焼く。まあこれはその対価のようなものだから、甘んじて受けよう。

 

 

 

本心を言わない

「で、結局どうしたいの?」
これはまさに僕が言われたことだ。外国人と仲良くなった日本人なら一度は言われたことがあるに違いない。
特にヨーロッパ人に言われるが、彼らの白と黒の決め方は恐ろしいほど苛烈だ。グレーゾーンや中間はない。

 

彼らの「Yes」と日本人の「Yes」はだいぶ意味合いが違う。暗黙の了解は存在せず、空気の読み合いというまどろっこしさは絶無だ。
「東洋人のYesは当てにならない」とスウェーデンのパンクな姉ちゃんに言われた。彼女曰く、韓国人の友達もそんな感じなのでイライラするらしい。
逆に長い間このようなハッキリしたヨーロッパ系の人たちと一緒にいたあとに日本人と話すと、僕がイライラしたりする。空気の読み合いが非常に面倒くさい。最後の唐揚げが冷えきってしまうようなあの感覚がイライラするのだ。これは言語の違いもあると思う。英語で話すと思ってた以上にストレートな表現になることが多い。日本語にはニュアンスを含みやすい言葉が多いように思う。

 

世界を旅して、自分の意見をしっかり主張するということがとても大事なことだというのがよくわかった。世界では「言ったもの勝ち」が横行している。こちらが曖昧な返事をしていると勝手に決められてしまったり、無視されてしまう。

 

特にイスラム教の国は自己主張がかなり強かった。

イスラム教の国ではとにかく喧嘩が多い。日に見ないことがないくらいそこらで勃発している。ここでは順番を抜かしたり、強引に物を買わせたり値切ったりするのをよく見た。その都度喧嘩になるが、結局は主張を押し切った人が勝利する。やっていることがめちゃくちゃでも、勝ってしまえば周りは何も言わないのだ。日本的な「空気を読め」という集団の力はそこには存在しない。

 

なので海外旅行では「イエスとノー」をはっきりいうことが一番大切だ

曖昧さは弱さとつけ込む隙でしかない。
日本人が有給を取れない最大の理由は「周りのことを考えると休みが取りづらいから」らしいが、イスラムの喧騒を見て何だかすごく納得した。

 

 

 

さいごに

以上、「ここがヘンだよ日本人」でした。
世界を旅していると僕の中で日本の良いところと悪いところがじわじわと炙りだされていくようだった。
日本とはかなり異質な国であり、すごい国であり、ひどく疲れる国であるようだ。
でもでも、やっぱり日本の米と味噌汁が一番うまいんだなあ~
27カ国も周って国際人になったかとおもいきや、ますます濃い日本人になってしまった。

 

そして日本を飛び出して世界を見てみたい!と思った方はこちらをどうぞ!

目指せ脱社畜(^O^) 

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