世界一周旅行を終えて、いろんなことをランキングしてみた!
世界一周を終えて1ヶ月。
帰国直後、冬の日本の洗礼を受け風邪をひいてしまったが、そのあとはいつも通りの寝正月。
やっぱりコタツに入ってボーっとするのが日本の冬の正しい過ごし方だ。
正月なので帰郷している友人たちと会った。
久しぶりに友人たちと話すと、もう三十路前ということで、あのふざけた野郎どもがなんだか真面目になってきている。
僕もそろそろ働かないとなあと思う。
だれか仕事くれ!
そんな中ですでに旅が懐かしい今日このごろ。僕達の旅で起きたあんなことやこんなこと。それをランキング形式で発表してみよう。
このランキングをみて少しでも気になった人!それは旅の始まりです!!
世界美味かったものランキング
1位、ブエノスアイレス「ミラソル」のステーキ(アルゼンチン)
文句なしの断トツ1位はブエノスアイレスにある「ミラソル」で食べたステーキだ。
現地の外交官やセレブがわざわざ訪れるという名店で、そのステーキを食べるともうほかの肉は食べられなくなる・・・なんて噂を聞いた僕らは、ミラソルのドアをドキドキしながら開いた。
ドレスコードがあるにも関わらず、僕らの格好といったら『登山服』だ。
なんか今にでも山に登って行きそうな風体で現れた僕達をボーイが迎える。
スペシャルステーキはなんと700gの巨大な肉塊。しかもこれで3000円だ。肉が主食な肉好きアルゼンチン人は世界中に肉を輸出しているが、最高級のものは自分たちだけで味わう。なのでこのステーキは世界一といっても過言ではない。
ロールケーキみたいな極太肉塊に100均で売ってそうな弱々しいナイフを突き立てる。
ティラミスみたいに切れていく肉、吹き出る肉汁、そっと顔を出す赤身。
味については・・・書ききれないのでリンクを見てね(笑)
ブエノスアイレスで世界最高の肉を3000円で食べる - tabing 世界一周
2位、スペインのレストランで食べたMENU
MENUとは日替わりランチのこと。発音はメヌー。
前菜→メイン→デザートの順で繰り出されるハーモニー。
さらにさらにワインが1本ついてくる(2名で)
これでだいたい1200~1500円くらい。
さすがワインどころスペイン。太っ腹すぎる!
日本ならワイン1杯でもそれくらいするからね。
メインは肉料理で牛、豚、鳥から選ぶことが多い。だからこの3単語だけはスペイン語を覚えておこう。
マドリードで絶妙な白ワインソースがかけられたチキンを食べたとき、あまりに美味すぎて声が出なかったのは良い思い出。
これにまたワインが合うんだなあ。
ワインと合う料理なんて日本じゃあ考えたこともないから、まさに未知との遭遇。ワインって料理もかなり重要なのだ。
まあ、帰ったらチリワインかな。
3位、クスコの屋台で見つけたアンティクーチョ(ペルー)
アンティクーチョとは牛の心臓である。
この巨大な心臓が4つも連なっている豪快な串焼きこそが、南米で僕を虜にさせた食べ物。
まず一番上にあるジャガイモ丸々1個で若干満腹気味なところから、怒涛の勢いで襲い掛かってくる心臓!心臓!心臓!心臓!
まさに心臓のジェットストリームアタックである。
世界で呑んだくれた名酒ランキング
1位、ビールの聖地プルゼニの工場直送ビール(チェコ)
今我々が思い浮かべるビールは何色だろうか?
そう、黄金色だ。
そしてその黄金に輝くビールを始めて作ったのがここプルゼニなのだ。
ピルスナー・ウルクェルの工場の敷地内にあるレストラン。ここでまさに世界一のビールの生まれたてを味わうことができる。
僕らはこれを飲みたいがためにチェコに来たといっても過言ではない。
大ジョッキになみなみと注がれた黄金に輝くビールは、なぜか拝んでしまいそうだった。
味は言うまでもない。ああ、思い出すだけでも酔っ払ってきそうだ。
ビール狂の詩~チェコのビール聖地巡礼~ - tabing 世界一周
2位、スペインのワイン
またまたスペイン。
巡礼中、色んなヨーロッパの飲兵衛オヤジたちにしごかれたせいで、かなりのワイン好きにされてしまった。
まあ、彼らの口癖は「スペインのワインはうまいけど・・・俺ん所のが最高さ!」だったけど。
巡礼の道では、スペインで最も美味しいといわれるリオハワインの生産地リオハ州を通る。
ということで必然的にワイン三昧の日々になってしまうワケだ。
なんせワインが1本2ユーロからスーパーに並んでいる。
おかげで歯が青くなってしまったのは良い思い出。
3位、ラオスにはコレしか無い?ビアラオ(ラオス)
東南アジアにつけば真っ先に欲しくなるのはキンキンに冷えたビール。
ジトジトして蒸し暑い東南アジアでは朝からビールを飲んでもなんだか許してくれそうな気がする(誰が?)
そんな東南アジアでも一番うまいのはやっぱりラオスのビアラオだ。
なぜかというとラオス=ビアラオだからだ。素朴で田舎なラオスはコレだ!という観光地も少ないし、コレよ!っていうメーカーや商品もない。
でも良いのさ!ビアラオあるし!なんせ一本100円くらい。それでいて美味いもんね。
メコン川を眺めながらのんべんだらりとビアラオ飲むのがこの世で一番幸せなこと・・・かもしれない。
これが地球だ!世界大自然ランキング
1位、鏡張りのウユニ塩湖(ボリビア)
ウユニ塩湖はひとつの世界だった。
自然が創りだした奇跡にこうも感動するとは思わなかったからだ。
写真や動画では決して感じれない衝撃。
地球が作り上げた巨大なレンズの真ん中に佇むと、人間の小ささと自然の圧倒的な力と時への畏怖を感じる。それとちょびっと勇気が湧いてくる。
ここだけは実際に来てみた人でないとわからないと思った。どんなに技術が進歩しようとも。
2位、アンナプルナの青い空(ネパール)
かなり迷ったが2位はアンナプルナBCトレッキングで見た大自然。
アンナプルナまでは3日も歩いた。
その間、天気はずっと最悪。冷たい雨とぬかるんだ道。そんな中を歩きに歩いて4000mなるBCにやっとたどり着いた。
4日目、奇跡的に晴れた。いや、晴れすぎた。
ヒマラヤ山脈のど真ん中。8000m級の山々に囲まれた中をひたすら歩いた。寒さも高山病も全く気にならない。
透き通った青い空には白い山とカラフルなタルチョーがよく似合う。
ヒマラヤ・ブルーは僕が一番好きな色だ。
アンナプルナBCトレッキング 1日目 分け入っても分け入ってもヒマラヤ - tabing 世界一周
3位、風の大地パタゴニア(アルゼンチン・チリ)
南米大陸の最南部、人類が最後に辿り着いた地パタゴニア。
風の大地は荒涼たる風景が飽きること無く延々と続く。
その大地には美しい山と巨大な氷河がひっそりと佇んでいた。
世界一美しいといわれるフィッツロイ山、蒼き氷河の湖ロス・グラシアレス国立公園、風が舞うパイネ国立公園。
テントと食料を担いで必死に歩きまわったパタゴニアは、自然の厳しさとその中でしか見ることの出来ない美しさを教えてくれた。
フィッツロイ~セロ・トーレトレッキング 1日目 - tabing 世界一周
衝撃的だった遺跡ランキング
1位、霧の中のマチュピチュ(ペルー)
やはり遺跡はマチュピチュだ。
なんといっても『金がかかる!』
そっちかい!となるかもしれないがご安心を。
それだけ払っても見る価値は十分すぎるほどあるのです。
何故こんなジャングルの奥に?何故こんな山のてっぺんに?何故こんなに巨大なものを?何故?何故?何故?
そんな人類の最も謎と何故と夢を抱いたマチュピチュ。
悠久の歴史の面影を感じる。
2位、密林のアンコールワット遺跡群(カンボジア)
僕にとって遺跡というものは「荒廃感」が大事だ。
もう現状が辛うじて残ってるくらいで、あとは木とか草やらがワラワラしてる・・・それこそ遺跡って感じがする。
今や世界遺産として名高い遺跡の中でも結構多いのが「最近まで忘れられてました」ってやつ。こんなバカでかくて荘厳なアンコールワットももちろん忘れられてました(汗)
なんかこういうの東南アジアに多いような気が・・・
3位、やっぱりピラミッドは外せない(エジプト)
「これぞ!遺跡」っていう教科書レベルのものはさすがの迫力である。
このデカさ、この威圧感、そしてラクダ親父のウザさ。これぞギザのピラミッドである。
反骨精神の権化である僕だが、なぜか遺跡は王道なものがやっぱりすごいと認めざるをえない。
人間が物体に感動するという条件には、「如何に作るのが面倒くさそうなものか」というイメージをダイレクトに与えるものでなければならないっつうのがあるのではないか。と、この旅で感じた。
ピラミッドなんか特にそうだ。小さな日干しレンガを重ねまくってあんなデッカイものを作っちゃうんだから、さぞかし沢山の人が長い年月をかけ面倒くさそうにもせず作ったのだろう。
そこにある時間と労働と技術に対する敬服というのがこれまさしく感動である。
世界お祭りランキング
1位、サハグンの牛追い祭り(スペイン)
スペインの田舎町で偶然出会った牛追い祭り。
なんせスペインはお祭り大国。365日、毎日どこかでお祭り騒ぎをしている国だ。
ビール片手に牛を待つ。町は割れんばかりのお祭り騒ぎ。
若者は酒とマリファナでクラクラしながら楽器を叩く。真っ赤になったおっさんが柵をよじ登ろうと四苦八苦。それを見て笑うママと子供。さすが情熱の国。
さっきまで人が歩いていた町の中を、歓声をくぐって男と牛が駆け巡る。
闘牛場では男と牛の度胸試し。涼しい顔して避けちまうのがクールなのさ!
そして一番感動したのは、本当に牛って走り出す前に足で蹴るんだってとこ。
巡礼20,21日 Ledigos~Sahagun~牛追い祭り - tabing 世界一周
2位、チチカカ湖の畔でフォルクローレ祭り(ペルー)
こちらも偶然出会ったお祭りだ。
なんせ旅人に祭りは突然やってくる。
富士山の頂上くらいの標高にあるチチカカ湖。
そんな澄み切った夜を大音響で掻き乱す。さあ祭りの始まりだ。
普段はおとなしいペルーの人たちが、見たことない笑顔で踊り狂う。
頭の中をグワングワンさせる音が鳴り響く中、悪魔の面をかぶった男たちが輪になって不気味に踊る。
ちなみにここではやたらきれいなお姉ちゃんと写真を一緒にってせがまれた。
珍しい東洋人はモテモテだ。あ、それだけだけどね。
チチカカ湖に咲くインディヘナ文化 プーノの祭り「カンデラリア」 - tabing 世界一周
3位、チェンマイのロイクラトン祭り(タイ)
ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」で一躍有名になったロイクラトン祭り。
漆黒の闇に打ち上げる無数のオレンジのコムローイの景色はまさに絶景・・・なのだが、まあこれが混む。
この祭りのブログ記事へコメントしてくださった方が『混むローイ』なんていう素晴らしいネーミングをプレゼントしてくれたんだけども、まさにその通り!!
行きも帰りも激混みで長いこと待ってたった15分位で終わっちゃう。
行列で身動き取れない中、見上げた空には小さなオレンジ色の灯りがポツポツと咲いている。
これこそ、この祭りが伝えたいことなのかもしれない。
チェンマイ・ローイクラトン祭り コムローイの空 - tabing 世界一周
世界は広い!ランキングはまだまだ続く!