旅ブログは資産になる
世界一周の旅から帰国して一年になりました。
社会復帰は大変でしたが、ようやく落ち着けた感じがします。
実は我が「tabing」では、旅ブログのくせに今年は国内旅行すらいけなかったので旅の記事はありませんでした。
これが日本社会の悲しいところですけど。
なので更新もほとんどせず、たまに気が向いた時に旅とは関係のない記事をアップしていました。
ですが当ブログはただいま現在月間14000ユーザー、26000ページビュー、そして毎月5000円前後のお小遣いまでプレゼントしてくれる存在となっています。
まあお小遣いは副次的なものですが、今回言いたいのは旅ブログは「資産」になるということ。
なぜ旅ブログを宣伝するのかというと、昨今純粋な旅ブログがほとんど壊滅状態なので僕の日常の楽しみが少ないのを憂いているからでもあります。
今から旅に出る人、これから旅に出たいと思っている人に、旅ブログをする楽しさを感じていただきましょう!
ということで、これから旅ブログをしてみようという人に、旅ブログがどのようなものかというのを自分のブログ分析を通して披露してみます。
自分の旅ブログを分析してみる
「旅ブログってそもそもアクセスあるの?」という疑問をよく聞きます。
たしかにせっかくだから沢山の人に見てもらいたいというのは誰しも本音でしょう。
旅ブログとはどんなものか?というのを当ブログで検証分析してみましょう。
直近1ヶ月
この画像は現在の状況です。
旅ブログにしては頑張っている方だと思います。
グーグル先生にもけっこう拾ってもらってます。
全期間(2013年12月~)
しかしここまで来るには長い道のりが必要でした。
始めたのは2013年12月なので、ちょうど2年の月日が経ちました。
アクセスアップはとにかく続けること
旅ブログというのはそもそも検索総数が少ないジャンルであり、いわゆるバズる頻度も少ないです。
なので「とにかく100記事もしくは6ヶ月続ける」というよく言われるアクセスアップの王道通りの経過をたどりました。
ちなみに他ジャンルブログと違って、旅ブログは記事に書くことが腐るほどあるので、ネタに困ることはありません。
それに僕は写真と記憶のバックアップとしてブログを始めていたので、アクセスが伸びないから途中で挫折するということはありませんでした。
検索流入がほとんど
検索流入が80%を占めるので、はてなブックマークやSNS経由はほとんどありません。
人気検索ワードは、
1位「世界一周 装備」
世界一周旅行を計画、または下調べをしている人の検索でしょうか?
装備の他にも、持ち物、持っていくもの、なども多いです。
世界一周の装備は僕もかなり悩んだので、お役に立てることができたら幸いです。
2位「インド 治安」
僅差で2位だったのが、さすがのインド!
この記事はインド出国後に「これを絶対書かねば!」と神の啓示でも受けたかのごとく徹夜して打ち込んだ涙なしでは見られない思い出深いものです。
でもインド・・・また行きたいんだよなあ。
3位「モロッコ シャウエン」
3位はなぜかモロッコのシャウエン。
青すぎる町として有名なシャウエンですが、かなり検索が多いようです。
一番最初にアクセスをドカッと稼いだのがこの記事でした(上図参照)
恐らくですが、テレビで取り上げられたんじゃないでしょうか?日本にいなかったのでわかりかねますが、たまにものすごい検索流入があるときは、旅番組なんかでその地が特集されていたなんてことが多いです。
他にも「世界一周 カメラ」や「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼」などはグーグル先生に気に入ってもらえているようです。
旅のライフハック系記事が人気
人気記事上位10位まではモロッコのシャウエン以外すべて旅のテクニックや情報をまとめたライフハック系記事でした。
世界一周旅行ブログだと、旅の日常を楽しみに見てくれる方よりも、圧倒的に世界一周予定もしくは調査段階の方が多いようです。
ここで旅ブログマニアでもある僕が勝手に旅ブログをカテゴリー分けすると、
①ライフハック系旅ブログ
最近多い旅のテクニックや素晴らしさなんかを高画質な写真とともにお送りしている情報系ブログ。タビラボのようなサイトが代表的です。
意識高い系っぽいサイトも多いですが、旅をしている人や旅をしてみたい人にはとても助かるありがたい存在です。
②写真系旅ブログ
文章よりも写真や動画を中心に据えたブログ。
見ているだけで現実逃避できる社会人にはありがたい存在です。
最近はGoPro等、手軽に4K動画を撮影できるツールも増えているので、今後も期待大です。
③日記風旅ブログ
王道旅ブログでしたが、最近はライフハック系旅ブログに押され気味。
当ブログも一応ここにカテゴリされたくて頑張って書いてました。
旅のくだらない日常やアクシデント、世界の異文化体験や恥ずかしい失敗談などをゆったり書き連ねたブログ。
個性が強烈に出るので、気に入ったブログを見つけると毎日の更新が楽しみになります。
が、最近はかなり減少してしまいました。
ライフハック系の大手旅サイトが人気なので、それに似たような旅ブログが増えたように思います。
アフィリエイト収入は?
旅ブログあるあるとして、誰しもが一度は思う「アフィリエイトだけで旅できねえかなあ」という願望。まず無理です。
もちろん僕もそういう見え透いた魂胆で少々アフィリエイトをぶち込んではいますが、現在月に5000円前後の収入となっています。
5000円あれば、インドなら何とか暮らせるかもしれません(^O^)
内訳は9割がAmazonアソシエイトです。アドセンスは微量。
そこまで本気でサイト構成していないので。
ちなみに一番の稼ぎ頭は人気記事1位の持ち物リスト。
おそらく本気でブログ収入だけの旅を続けるというのは、かなり難易度が高いと思います。
アフィリエイトではやはりクレジットカードの契約のように一度で数万円近く稼げるものでないと、旅を継続し続ける収入にはならないと思います。
旅しながら仕事はできるか?
※ちょっと話はそれます。
むしろアフィリエイトだけではなく、ブログ自体をSNSサイトのようにたくさんの人の情報共有場所、もしくは旅の集合知として使っていくのが良いと思います。
そこから口コミサイトやアプリ化など旅のツールにしてしまうのが現代的な戦略でしょうか?
そういったサイトは海外ではかなり主流で、このリンクはヨーロッパのキャンプ場の口コミサイトです。けっこうニッチかと思いきや、ヨーロッパはキャンプ旅が主流でもあるので、かなり重宝されると思います。
もはやこのレベルになると起業に近いものがありますね。
やはり、この時代。旅して稼ぐノマドワーカーになるなら、こういったサイトを作れるようなプログラミング知識は必須かと思います。
サイトなどの運営以外では、実際に起業に向けた勉強や人脈作りという「仕事を作る旅」という視点もあります。
実際に語学学習の会社を立ち上げたバックパッカーや日本の文化を売り込む企業を作った大学生なんかの成功者?もいるようです。
この本はまさにそんな行動力ある人達が取材されています。
かなり「意識高い系」な人達です。
高学歴、コミュニケーション、人脈、感謝、なんて言葉が散りばめられています。
旅をしている時も、こういった野心的な若者に出会いました。
だいたいが超有名大学の学生でした。
最近の世界一周旅行ブーム?は絶景本から始まりましたが、そういった流れはこの意識高い系旅行に支流を作りました。
なのでこれからどんどんこういった野心的で行動力ある若者が世界で活躍してくれる日も近いのかもしれません。
またこういった起業等に興味のある学生たちを集めたシンポジウムみたいなものも、東京ではあるようです。さすがですねえ~
ですがやはり実際に旅をしながら収入を得るというのは、なかなか難しいのが現実です。
純粋に仕事で収入を得ながら旅を続けている人、というのは一人も会いませんでした。
一番手堅いのはシステムエンジニアなどのネット上で完結する仕事を、物価の安い国でのんびりすることだと思います。
帰国してからの旅ブログこそ資産
日記風旅ブログの一番良いところは、記録に残っているというところだと思います。
僕のようにほぼリアルタイムで書き連ねていると、記憶のバックアップというだけでなく、当時の感情までが鮮明に込められていることがわかります。
昔の記事にコメントが有ったりブックマークを付けてもらった時なんかにふと見なおしたりすると、とても楽しいんですね。自分が書いた記事なのに。
これは旅ブログならではだと思います。
データはエクスポートしてクラウドや記録媒体に保存しておけば、ほぼ永久に見直すことが出来ます。
旅が一生ものになるわけです。
これはすごいことだと思います。
旅という非日常だからこそ発した自分のあらゆる現象を、文字と写真だけで永遠に保存できるからです。
しかもブログサービスが終了しなければ、まだこれから旅に出ようとしている人たちと情報を共有することができます。
今でも過去の記事へ質問コメントが届くことがあります。
これが一番嬉しい瞬間です。
まとめ
旅ブログも捨てたもんじゃないと思ってもらえたでしょうか?
SNSが主流になっているせいか、最近旅ブログがめっきり少ないので、僕の日々の楽しみが大いに減少しています。
たしかにSNSだと自分の持つ狭いコミュニティから全世界という巨大なコミュニティまで、簡単に情報を共有することが出来ます。
それも写真とちょっとしたコメントだけで済みます。
しかし自分の感じたことを文章にするというのはとても素晴らしいことだと思います。
文章が苦手でも、見てくれる人に伝わらなくても、その時自分で書いた文章は、自分が見返した時にたくさんの情報が一気に噴き出すくらいすごいパワーを持っているのです。
そんなパワーを感じる(サラリーマンにとっては劇薬な)旅ブログを待っております。