中国山地のブナ林①
中国山地はブナの森。
日本アルプスなどには全く勝てっこない中国山地ですが、ブナの原生林に近い自然が残っている数少ない地域であります。
中国山地については別記事に書くとして、今回は中国山地のブナ林の写真をアップしてみます。
ブナ林は比較的明るく、生物・植物の多様性に富み、ゆっくり歩くだけでも癒やされます。
戦後の植林政策により、ブナなどの原生林はほとんど壊滅的な被害を受けており、日本の山々は人工的な杉林に覆われてしまいました。
中国山地は標高こそ1000m前後、森林限界もなく登山には少し・・・というかだいぶ人気のない地域でありますが、我々にはブナ林がある!と自信を持っておすすめできます。
日本海側の多雪地域におけるブナ林は、この写真のようにブナと笹に覆われています。風の通り抜ける音はなんとも言えない心地よさがあります。
でも熊が通り抜ける音かもしれません。
ブナやホオノキ、クロモジなどの植生が保たれています。
キツツキやアカショウビンなどの野鳥も見られます。
小鳥のさえずりが心地よいです。
ブナの独特な樹皮や重厚感ある幹は、ブナフェチにはたまらない美しさがあります。
ブナは自然のダムの役割があり、その影響は海にまで広がっています。
白飛び。
ブナの極相林は、あまりスギがありません。
美しい森ですが、そこは木々の熾烈な制空権の奪い合いの戦場です。
ということで、今回は中国山地のブナ林をおとなしくNHK調でお送りしました。
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