初心者がキャンプ道具を一式揃えたらいくらかかったか?~安くキャンプ道具を買うテクニックを紹介!
今年は我が家のキャンプ元年!
全くのゼロからすべてのキャンプ道具をほぼ新品でかき集めた。
しかし我が家は超ド田舎。スノーピーク製品ですら高速道路で1時間半走らないと手に入らない僻地にいるので、ほぼすべてネットで注文した。
ということで、実物は拝めないのですべてネットの情報のみで選んだのであった。
総費用〇〇万円に迫ったフルファミリーキャンプ装備を一気にドドッとレビューと共に紹介し、道具選びのコツやおすすめ製品を全国のキャンプ志望ファミリーに捧げてみたい。ああ、カネがない。
※レビューを書いた道具はリンクを貼っていますので、詳細はそちらで確認ください。
あと最後に道具一式揃えた経験から学んだ「安くキャンプ道具を買うテクニック」も書いています+動画も追加しました!
※目次でジャンプできます
- テント『UJack(ユージャック) テント Desert450』
- タープ『ユニフレーム REVOタープ』
- ペグ『ソリッドスチール アイロンペグ&エリッゼステーク』
- 焚き火台『ユニフレーム ファイアグリル』
- ダッチオーブン『TSBBQ ライトステンレス ダッチオーブン』
- バーナー『SOTO GRID』
- テーブル『尾上製作所 マルチファイアテーブル』
- ケトル『EAGLE PRODUCTS Campfire Kettle1.5L』
- ランタン『LUMENA2』
- その他
- 安くキャンプ道具を買うには
- まとめ『総額は・・・』
- 【追記】キャンプめちゃ楽しいぞ動画
テント『UJack(ユージャック) テント Desert450』
誰も知らない謎テント「UJack(ユージャック) Desert」
一応国産メーカーなのだが、とにかく情報が無さ過ぎて、少年漫画に出てくるやばい国代表みたいな謎のベール感があった。今まで我が家以外で使っているのを見たことがない。
が、とにかく我が家の利用方法に完璧にドンピシャ過ぎたので購入した。
詳細はこちらに書いたが、4回ほど利用してみた結果、意外に良いテントだということがわかってホッとした。
巨大なテントだが、慣れてくれば30分で設営可能。というか、この巨体クラスだと一番設営しやすいんじゃないだろうかと思っている。
大きさは300でも良かったかなと若干後悔はある。
なんせ実物は想像以上の存在感のため、周りのキャンパーに驚かれる。これがネット注文の弊害かなあ。
しかし荷物を入れまくっても十分すぎるスペースは、大は小を兼ねる作戦にもってこいなので、友人や家族をたくさん呼んでも無問題な頼り甲斐はある。
でも4人家族くらいなら300で十分だと思う(笑)
タープ『ユニフレーム REVOタープ』
2万円というお値段で、4mサイズでポールと張り網まで全部ついてきて、さらにあのユニフレーム製品ということで買った「ユニフレーム REVOタープ」。
正直、ポールや張り網が別売りだとサイズの確認とかが面倒だったので、フルセットかつユニフレームというブランド名で買ったため、そんなに深く考えていなかった。
が、この左右非対称のデザイン。
空間認知力皆無の文系人間には「張った時の完成図が想像できない」という問題にぶち当たった。
真四角だったり長方形なレクタタープと違って自由度は高いのだが、自由奔放すぎて僕の脳内の粗悪な3Dスキャン機能ではいつも予定よりズレてしまう。
張りやすいのでそこは満足しているのだが、本来このタープのメリットである自由なセッティングというのがうまく扱えていないのは残念。
あまり空間認知力の自信がない人は、レクタタープが良いかもしれない。
あ、もちろん製品自体は良いです。
内幕は光を反射する素材なので、LEDライトでも十分明るいですし、付属のペグ以外はしっかりしているので問題ありません。
ペグ『ソリッドスチール アイロンペグ&エリッゼステーク』
左が「BLUE COVE ソリッド スチール ペグ 20cm 」16本
右が「エリッゼステーク 28cm」8本
どんなキャンプ本や雑誌を見ても、「ペグは良い物を買え」と書いてあった。
強風で引っこ抜けたらテントやタープが倒れてしまうし、最悪の場合は飛んでいったペグが人や物に当たる事故まで起きるとか。
ということだが、もちろん最強といわれるスノーピーク様に手が出るわけでもないので、スノーピーク様の品質にほぼ近いのに値段は安いというこれらのペグにした。
ワンポールテントなのでペグがたくさんいるため多めに買ったのだが、今のところ不調なく、そして紛失なく使えている。
それにしても、鍛造ペグは強い!
雨で少しぬかるんだ土にぶち込んだが、全く問題なかったのには驚いたと同時に、やっぱりペグは良い物じゃないと危ないなと感じた。
一つ難点をいえば、ペグ収納ケースはツールボックスのようなしっかりしたものを買ったほうが効率が良い。
付属の布袋だとジャラジャラして形が変わってしまい持ち運びづらい。
しかも地面に置いて作業するので、土などの汚れがついて困ってしまった。
かといってペグ専用のツールボックスはどのメーカーも異常に高いので、安い工具箱が一番適している。
これなら持ち運びしやすいし、鍵がついているので小さな子供さんがいる家庭でも安全です。水で洗えばすぐきれいになるのもポイント。
焚き火台『ユニフレーム ファイアグリル』
キャンプに欠かせない道具といえば焚き火台。
我が家は不動の人気「ユニフレーム ファイアグリル」にはじめから決めていた。
なんせ10年使えるタフさと、その割に7000円というコスパ。
実際使ってみたところ、簡単な作りに見えて、非常に考えられた設計で使いやすかった。
焚き火台には便利な付属品が多く、あるとないとでは全然楽しさが違ってくる。
ダッチオーブンが乗せられる頑丈な「ヘビーロストル」や炭の火起こしがほっとくだけで出来ちゃう「キャプテンスタッグ 折りたたみ火起し器」などの使い方はリンクを参照ください↑
ダッチオーブン『TSBBQ ライトステンレス ダッチオーブン』
焚き火台が来れば次はダッチオーブン。
面倒臭さがりな我が家は、手入れが簡単なステンレスダッチオーブンにした。
「TSBBQ ライトステンレス ダッチオーブン」は、世界初のアルミとステンレスの3層構造で軽量化と熱効率を高めた最新のダッチオーブン。
しかも自宅のIHでも使えてしまう。
スノーピークでもおなじみの燕三条市のブランドであり純国産品!
それでいて値段は他のステンレスダッチオーブンより安いので、非常にコスパが良い。
最近は自宅での鍋料理でも活躍中。
バーナー『SOTO GRID』
ツーバーナーはいろいろ考えて「SOTO レギュレーター2バーナー GRID」にした。
珍しい薄型のツーバーナーでテーブルの上でも使える。
そしてコスパ最強のカセットガス仕様。だがカセットガスの弱点をSOTOの技術力で克服しているのが最大の魅力。
薄型なので、荷物にもならないし、カセットガスで経済的。
トータルのコスパで見れば、自宅でも使えるし(自己責任)良い製品だと思う。
テーブル『尾上製作所 マルチファイアテーブル』
ファイアグリルに合わせたテーブルは「尾上製作所(ONOE) マルチファイアテーブル 」
4つのテーブルを自由に組み合わせることで、色々な用途に合わせて利用できる。
焚き火だけではなく、コーヒーを淹れる時や、ちょっとした物置き場にしたり、子供を火に近づけない防護柵にもなる優れもの。
不整地だと若干グラつくが、これ一台あればかなり広い範囲をカバーできる。
少々、デザインに難があるが、まあ値段を考えれば仕方がないかな。
ケトル『EAGLE PRODUCTS Campfire Kettle1.5L』
ケトルは『EAGLE PRODUCTS Campfire Kettle/1.5L』
あんまり見かけないメーカーだが、北欧らしいデザインに惚れちゃった感じ。
キャンプケトルでは珍しい底が平らなデザインだが、オールステンレスで底面が銅製という考えられた作り。
よくあるノッポのケトルより熱効率が良く、すぐお湯が湧くのでお湯割りが進みます(笑)
同じ北欧生まれの『trangia ケトル 0.9L』と並べているだけでも良いですねえ。
そのまま焚き火の中に放り込んでも問題なしの頑丈な作りなので、ご覧の通り真っ黒になっているが、これもまた良し。
ランタン『LUMENA2』
写真ではわかりにくいけど、小さいのに猛烈な光を浴びせているのは『LUMENA2 (ルーメナー2) LED ランタン』
とにかくこのLUMENA2はコスパが最強ということ。
ランタンはガソリンやガスや灯油など燃料は数あれど、このLUMENA2は充電式。たった1回のフル充電で最大約100時間の継続使用が可能。
そしてフル充電の電気代は約1円!
しかも明るさは1500ルーメンで重さは280g、さらにさらに充電器としても使えるという化物スペック!
ガソリンランタンのような趣はないが、その数百分の一のランニングコスト、そしてスイッチひとつの手間いらずは楽ちんキャンプ派にはおすすめできる一品。
逆に言うと、火入れやメンテナンスなどの儀式や火の揺らぎ感などは一切ないため、玄人志向の人はつまらないだろう。
少々高いが、災害のときにもあると便利だと思うので、思い切って購入した。
その他
それでは、この辺で金銭感覚が麻痺してきたので怒涛の紹介!
ソロ焚き火台
小枝や落ち葉で焚き火ができる一人様用焚き火台。
2000円程度だが、意外に遊べる優れもの。
ニトスキとの相性抜群で、庭でも使える。
モーラーナイフ
男ならナイフ一本で何でもできないといけない!みたいな男になりたい今日このごろ。
ブッシュクラフトなどでも使える頑丈でお安い初心者ナイフ『モーラ・ナイフ』があれば、薪をバトニングで割ったりできる。
左のビクトリノックスと比べるまでもなく、頑強で刃も太いので、ガシガシ使える。
将来的には、ナイフ一本で寝床から焚き火台から食器やら何やら作れる男に私はなりたい!!!
ハンマー
ペグも大事だが、それを叩くハンマーももっと大事。
付属のしょぼいハンマーだと、テントやタープの設営が一向に進まないし、大変危険でもある。
といっても、スノーピーク様の高級ハンマーは買えるわけもないので、名もなき2000円位のハンマーを買った。
一応、真鍮ヘッド付きなので不自由なく使えている。
しかしスノーピークのハンマーは高いなあ。
いわゆるブルーシート
テントの下に引くグランドシートとして、「ユタカ シート #3000シルバー/ブラックシート 5.4×5.4」を追加購入。
一応、ユージャックのテントシートは防水仕様だが、汚れが気になったので買ってみた。
これがとにかくデカくて嵩張る。あまりのデカさに、テントに合わせて切ろうかと思っていたけど面倒臭すぎてそのまま織り込んでいる。
椅子
倉敷のアウトレットにあるコールマンで2脚セット7000円の椅子をゲットしたが、この「クイックキャンプ 二人がけ フォールディングベンチ」を追加した。
小さい子供がいると、このベンチタイプのほうが断然楽だ。これなら寝ることもできるし、親と一緒に座れるので食事の時は助かる。
普通の椅子タイプだと、軽いのではしゃいで倒しそうなのと、急に動き出して危険だからだ。特にうちの子はなぜか火を恐れない。
あとこれなら一台で、頑張れば3人座れるのでコスパが良いというのも・・・
この他にも購入したものは、
・plum forest アウトドア グローブ(焚き火用手袋)
・キャプテンスタッグ キャンプマット(寝る時に使う)
・コールマン ハンギングドライネット2(洗い物を乾かすときなどに使う)
・UZIPAL ランタン ハンガー ポール(タープのポールにランタンを付けるハンガー)
などなど
ダイソーなどの100円均一や、IKEA、ニトリで小物は買い揃えた。
その他の装備は、登山装備から流用できたのでだいぶましだったと思う。
以下の「コーヒーセット」と「登山装備」はキャンプでも共有できるのでおすすめできる。
コーヒーは挽きたてじゃないと駄目、ゼッタイ!
シュラフはモンベルのものがあるので快適。
安くキャンプ道具を買うには
この様な感じで数年に一度の爆買いをしたわけだが、ここで安くキャンプ道具を買うコツを伝授。
まず、キャンプ道具は中古品が高い!
中古なのに定価の8割くらいの値段ばかり。ヤフオクやメルカリでもそんな感じだった。さらに送料も高いので、あまり中古品のメリットが薄い。
キャンプ道具一式購入ともなれば、数十点買い集めることになるので、一つ一つ中古品をオークションで落としていると膨大な労力と時間と送料がかかってしまう。
しかも個人的に火器や身に付けるもの、食器関連はどんな使い方やメンテナンスをしていたかわからないので怖くて使えないというのもある。
もちろんかなり古い不人気メーカーの物なんかは格安だが、そういうものは総じてコスパが悪かったり、気に入らなくて買い足しそうな気がしたのでやめた。
ということで、ネットで数日間調査した結果、キャンプ道具を一番安く買うのはセールとポイント狙いだ。
アウトドア用品専門店のサイトであれば、ポイントが付いたり、格安セールを頻繁に行っている。
ここからはオススメのサイトを紹介する。
一番オススメは、Amazonなどよりも楽天市場。
特に「お買い物マラソン」があるセール時期は、キャンプ道具を集めるようなまとめ買いには最高。各ショップで1000円以上の商品を10店舗以上買いまわるとポイント最大10倍となる。
1000円以上なので、コーヒー豆や歯磨き粉など普段の買い物と混ぜて10店舗以上回れば簡単に10倍のポイントを手にすることができる。
さらに楽天プレミアムカード や楽天カードを使い、楽天モバイルの会員ならポイントはプラスして跳ね上がる。
僕はこれで23000ポイントを手にした。楽天での買い物は13万円ほどだったので、けっこうな割合でポイントが貰える。
カードは無料で作れるが、作成時にポイントが貰えるので、まとめ買いする前に登録しておくとカード作成ポイント+カード利用ポイントでけっこうな節約になる。
もちろんセール期間なので、店舗独自のクーポンや割引があり、ほとんどが定価より安く買える。
楽天市場では、大手アウトドア用品店のヒマラヤやアシーズブリッジなども展開しているので商品探しも比較的行いやすい。
Amazonもタイムセールで(特にSOTO製品)安くなることがある。Amazonはいわゆる中華製パチモノ製品が豊富なので、ちょっと博打にはなるが格安製品はたくさんある。
全国展開しているスポーツゼビオのアウトドア専門店。
品揃えが多く、定期的にセールやクーポンキャンペーンが多い。
特にゼビオ特注モデルは、シーズンオフになると格安になるので狙い目。
レビューが充実、たまに爆安セールをする。ここの商品レビューはAmazonなどよりはるかに充実しており、レビューを参考するだけでも見る価値はある。
日本語対応のスペインにある世界最大級のアウトドアオンラインショップ。海外メーカーなら格安品がある。
海外サイトは送料や関税、手間や時間がかかるなどハードルが高い部分もあるが、海外メーカー製品は半額以下で買えたりするので、NORDISKやHillebergなどの製品が欲しい人は一度チェックすると良い。
アルペングループ、ウェア類は豊富で安い。
キャンプ用品では、オリジナルブランドが破格の値段で売られていることがある。
このサイトにかかわらず、大手アウトドア用品店のオリジナルブランドは製品の入れ替えの時期に異常な値下がりをするので、ブランドにこだわりがない人には一番オススメ。
以上のサイトでうまくポイントを集めたり、セール時期を狙えば、新品でも総合して20%引き以上で購入できる。
まとめ『総額は・・・』
テント5万、タープ2万、焚き火台7000円・・・と計算していくと、ざっとだが15万円くらいでフル装備を集めたことになる。
もちろん家庭にある物や、登山装備からの流用品もあるので、ファミリーキャンプ(3人)で20万円近くはかかるだろうか?
もちろん、僕の場合はランニングコストや耐久性をメインに考えているので、けっこう高い道具を買い集めている。
これは人それぞれで、「はじめは安物や初心者モデルを買い、キャンプに慣れたりハマってくれば上級モデルを買う人」もいるだろうし、「インスタばえするオシャレなキャンプ道具を買う人」もいるだろう。
こういう趣味の道具の話になると、やたら攻撃的になる人もいるが、僕は自分のカネで買うのだから好きにすれば良いと思う。
でもとにかく商品が多すぎるので選ぶのがだんだん苦痛になり、それでいて道具を揃えている過程が一番楽しかったりする(笑)
最後に一つ言えることは、「キャンプは楽しいぞ!」ということ。
家族や友人と過ごせる貴重な体験はプライスレスです。
それにホテルなどに宿泊する家族旅行と比べれば、宿泊費の殆どかからないキャンプは格安といって良いです。そう考えれば初期投資はかかりますが、10泊もすれば元が取れるんです。そうなれば、またあれを買って、そう!あれも欲しいな・・・と物欲無限地獄が始まります(笑)
キャンプは特に子供が喜びます。共働きで普段なかなか子供とゆっくり過ごす時間がないので、キャンプの時に見せるいろんな表情が発見の連続で楽しかったりします。うちの子はドングリをポケットいっぱいに詰めてまして、それを忘れていたので自宅で幼虫大量発生事件なんかも起きましたけど!みなさん、ドングリを持ち帰った時はしっかり煮沸しましょう!
【追記】キャンプめちゃ楽しいぞ動画
ここで紹介しているキャンプ道具も登場する動画を作ってみました!
3歳児を引き連れてのファミリーキャンプなので、オシャレ感なしのお手軽キャンプですが、子供も喜んでくれて最高のキャンプでした。
ファミリーキャンプの雰囲気だけでも伝わってくれれば幸いです。
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