【燕三条製】TSBBQライトステンレス・ダッチオーブンを焚き火台で使ってみたのでレビュー
ダッチオーブンといえば、LODGE(ロッジ) ダッチオーブンなどで有名な真っ黒いあれを想像しますが、最近は手入れが簡単なステンレスダッチオーブンが人気です。
スキレットで鋳鉄製品の手入れの面倒臭さが身にしみたので、ステンレスダッチオーブンを買うと決めていましたが、いかんせん高い!
ステンレスダッチオーブンは、シーズニングや油を塗るなどの手入れがいらず、洗剤でゴシゴシ洗えるので非常に楽ですが、最大のデメリットは値段が高いこと。
TSBBQライトステンレス・ダッチオーブン
「TSBBQ」とは燕三条BBQという意味。
スノーピークの本社があることでも有名な金属加工会社がひしめく町、燕三条。
高品質で頑丈なのに安い!という、まさに日本らしい製品を生み出す今熱いブランドです。
本体材質は世界初のステンレス三層鋼。
ステンレスとアルミの三層鋼にすることで軽量化されており、10インチ鍋で重量4.18kg (本体:1.8kg、蓋:2.18kg ツル:0.2kg)とめちゃくちゃ軽いです。
同サイズの鋳鉄製より30%、オールステンレス製より20%も軽いということなので、キャンプ道具としては最適です。
さらにアルミを利用していることにより、ステンレスダッチオーブンの弱点であった熱伝導率の悪さもクリアしています。これなら軽量化しても、しっかり熱が上がるので問題なし。
もちろん、ステンレスダッチオーブンの最大の利点である手入れし安さはそのまま。使い終わったら、洗剤でジャブジャブ洗って乾かすだけ。シーズニングはいりません。
ということで、シーズニングなどの儀式が好きなキャンパーには全くおすすめできません。
その他のサイズ
本体厚さ:底3.5mm、フタ厚さ:底4mm
本体内径:約255mm、深さ(本体内面より):約155mm
高さ(蓋付き):約150mm 容量:約5.4L
鏡面仕上げなので、この輝き!
ブランドロゴは、燕三条市をモチーフにしたデザイン。
ツルは取り外し可能。
このように斜めに取り付けます。
買った理由の2番目として、IHでも使えるというところ!
家庭利用も考えてのツルが外せる設定。
自宅でも鍋や玄米炊きなんかに使っています。これなら嫁さんにも言い訳できるかな?
焚き火台で使ってみた
それでは実戦!
「ユニフレーム ファイアグリル」で使ってみます。
ここで重要なのは、写真にある「ヘビーロストル」。
普通の網だとダッチオーブンの重みに負けてしまうので、強靭なロストルがあると便利です。
晩秋ということで、身体が温まるハヤシライスを作ります。
オリーブオイルを引きます。普段、家庭で使うくらいの量で大丈夫です。
鏡面仕上げなので、火が写り込んで良い感じ。
ダッチオーブンといえば、写真のように蓋に焼き炭を置いて、上と下から熱を加えることができます。
煮込み料理では、これがかなり効いてきます。
「ユニフレーム ファイアグリル」は広いので、横でニトスキを使って野菜炒めができます。ダッチオーブンのサイズは10インチくらいが使いやすいと思います。
完成!
20分ほどで野菜が溶けてしまいましたが、味は濃厚で格別!
特に豚肉がトロトロになっていました。
ダッチオーブンすっげえ!となった一日。
ステンレスダッチオーブンの良いところは、余った料理をそのまま入れておけるところ。
鋳鉄製ダッチオーブンだと、鉄臭くなったり、錆の原因になるのでできません。
明くる日、朝ごはんで温め直して食べることができます。
そんなにキャンプ料理に凝らない面倒臭さがり家族には最適です。
ちなみに片付けは、自宅に帰って台所で普通に洗剤で洗っただけできれいになりました。
今回は焚き火台『ユニフレーム UNIFLAME ファイアグリル』を使って料理をしました。焚き火台の詳細はこちらのリンクに書いています↑
まとめ「良い/悪いところ」
【良いところ】
とにかく軽い、楽ちん、家庭でも使えるという使い勝手の良さは最高。
軽量なので、女性でも持ち運びができますし、料理もしやすいです。もちろん、ステンレス製なので、割れる危険性も低く、移動も気を使わず済みます。
掃除も簡単で、汚れや焦げ付きもすぐ落ちます。
あとIHで使えるので、冬場の鍋なんかは最高です。
【悪いところ】
やはりステンレスダッチオーブンとしては安いですが、それでも2万円近くします。
我が家の場合、自宅でも使う鍋としても購入したことと、楽天の買い物リレーで貯めたポイントが有ったので購入に至りました。
あとキャンプらしさは、鋳鉄製ダッチオーブンに比べて薄いです。鋳鉄製ダッチオーブンであれば、シーズニングなどの手入れを行い使い込むうちに風格が出てきますが、ステンレス製なのでそれはあまりないです。
数回使ってみたところ、煤汚れなどで若干茶色くなる部分がありますが、ブラックポットのようなかっこよさはありません。
総評として、軽量で手軽で自宅でも(特にIHの家庭)使えるところが最大の長所だと思います。その長所を値段と比べて安いと見るか高いと見るかが選ぶポイントでしょうか。
SOTOのステンレスダッチオーブンと違いは、軽量さと熱伝導率の良さ、そして少々安いところなので、こだわりがなければこちらの商品の方がコスパは良いと思います。
ダッチオーブンは一生モノ、こだわって選びたいですね。
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