マチュピチュ入場券とクスコの近所でピクニック

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朝から快晴なのはクスコに来てから初めてのことだ。

朝食を食べ、今日はマチュピチュの入場券購入&友人とピクニックに。

クスコは本当に居心地がよい。世界トップクラスの観光地マチュピチュの起点であり、近隣にも遺跡や大自然があり、スタバからローカルフードの店まであり、大きなスーパーや市場もある。

カサデルインカは景色が最高で自炊もできるので、一日1500円もあれば滞在できる。

 

 

マチュピチュ入場券を個人で買うには文化庁へ行かなければならない。

文化庁はカサデルインカから歩いて20分くらい。日産の店舗の直ぐ側。

行ってみると長蛇の列で、これでもオフシーズンかと見紛うばかりだ。長蛇の列の原因は受付の絶対数が足りていないのにもかかわらず、予約と支払いが別だからだ。

一度予約の列に並び、日にちと入場券の種類を選ぶ。我々はワイナピチュではなくマチュピチュ山の方を選択したので140ソル。

ワイナピチュは非常に混雑するそうなので、人見知りが激しい人口密度の薄い田舎出身者にはマチュピチュ山のほうが良いと踏んだ。

 

 

パスポートを見せて予約が終わると、支払い列に並ぶ。

この面倒臭さはまさにマチュピチュという大観光地の面倒臭さそのものだ。

これほどへんてこな手続きを何度もさせてさらに莫大な金も取るのだから、さぞかしさぞかし素晴らしいところなのだろう。きっとそうだ。そうに違いない。いや、そうあるべきだ。

こうやって複雑かつ大枚を叩かせることで、マチュピチュへの期待をMAXまで高めさせようとするペルーの国家的陰謀なのかどうかは知らないが、もう期待しすぎたせいでクラクラする。

障害が多ければ多いほど高ければ高いほど燃え上がるロミオとジュリエットのような情熱をマチュピチュにぶつけてみよう。

 

 

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友人と嫁さんと3人でピクニックへ。

市場でいろんな果物とビールを買い、ピサック行きバスターミナルに向かう。

バスはクスコの町をゆっくり駆け上り、見晴らしの良い遺跡群にたどり着く。

よさ気な場所で下ろしてもらい、野原でピクニックという名の酒盛りに。

富士山の頂上と同じ高さから見るアンデスの山々と畑とリャマ。缶ビールと果物だけの質素な酒盛りだが、贅沢な景色が酔いを早める。いや、高所だからか?

本日は快晴。さらに高所のため乾燥しているので、遠望よろしく遥か遠くの雪山まで見える。

 

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すぐ下では羊とリャマを放牧しているおばさんが峠道を走る車をぼーっと見ていた。

何とも贅沢な時間の使い方だ。贅沢すぎて眠くなる。

日本ではまず見られない景色がバスで30分くらいで見られる。クスコは良い所だ。

 

町に降りて買い食い。食って食って食いまくる。

なぜなら明日泊まるマチュピチュ村の物価が布袋寅泰並に高いらしく、とどめのビーマイベイビーに税金までつけこまれるらしい。これでは僕のプライドも財布もズタズタ。本当にホンキートンキークレイジーな話である。

なので食パンやらなんやらをバックに詰め込んで持って行くのだ。マチュピチュでえらい金を使ってしまったので、人間こういう時はどこかで釣り合いを取ろうとする。振れ幅を押し込め、恒常性を保つには食パンが大活躍なのは言うまでもない。

 

 

カサデルインカで荷物を預かってもらい、明朝からマチュピチュだ。