巡礼37,38日 Ribadiso de Baixo~O Pedrouzo~Gozo
6月27日
Ribadiso de Baixo~O Pedrouzo 22km 6時間
さあ、もうあとほんのちょっと。
と、思ったら挫けそうになるのが人の常。
気を引き締めていこう!
霧のガリシア
Arzuaの町。
スーパーマーケットを見つけた。久しぶりだ。
朝食はドーナツとオレンジジュース。
税金の関係でコカコーラなどのジュースがめちゃくちゃ高いスペイン。
でも100%フルーツジュースは1L1€しない。
ガリシア州に入ってから、カウントダウン碑が1kmおきくらいで置いてある。
DASH村みたいなところばかり・・・
残り100kmで巡礼者が2倍以上増えた気がする。
巡礼者が増えるということは、自転車巡礼者も増える。
狭いガタガタ山道を爆走していく自転車軍団がけっこう危険だったりする。
Najeraで知らないおじさんがくれた数珠。
もらってすぐに肝心要の十字架部分が折れてしまったけども、大事に閉まっていた。
ひさしぶりに折れた部分を取り出すと色がぜんぜん違う。
この日焼け具合。松崎しげるも巡礼したら健康的にこんがりいけますよ。
飲んでいった巡礼者の名前入りビール。
おじいちゃんの長話につかまった巡礼者。
O Pedrouzoは巡礼路からちょっと離れた所にアルベルゲがある。
道がわかりにくくて、少し引き返す羽目に。
アルベルゲはやっぱり10€。
探せば安いのもあるかな?
ここでハンティング屋を発見。
ギラギラしたものがたくさん売っている。
そしてついに念願のOPINELのナイフを買ってしまった!!(10€)
物欲が湧かないように徹底的な英才教育を受けさせられてきたため、ほとんど物欲がない僕。しかし、買ってしまったOPINEL。
OPINELはフランスのナイフメーカー。
フランスのタフガイが持っていて、その恐るべき切れ味にガツンとやられてしまった。なんせその後も、切れ味を魅せつける度にOPINEL自慢を何度も何度も聞かされていたからだ。
でも、やっと念願のOPINELを買って最初の獲物がスイカとは・・・・
もうスペインの旅も終わりに近づいてきた。
日本に帰ったらまず食卓では拝めないハムにチーズにワインをとにかく味わいまくる。今のうちに・・・
6月28日
O Pedrouzo~Gozo 15km
ついにあと20km。
今日はサンティアゴ・デ・コンポステーラから5km手前の街Gozoに泊まる。
そして明日の朝、最後のサンティアゴ・デ・コンポステーラへと向かうのだ。
と思っていたが・・・
最後の最後にしてガリシアの自然を満喫な大雨。
出るのを躊躇させるくらいの雨だ。
ずぶぬれの巡礼。
それにしても人が一気に増えた。
渋滞が起こるくらいだ。
最盛期の7~9月はアルベルゲに泊まれないくらい人があふれるらしい。
雨の時はひたすらハイペースで歩くにかぎる。
Gozoに辿り着いた。
15kmを3時間ちょい。
僕達もやっと人並み以上の早さで歩けるようになった。
大集団をかき分けて・・・
ここが噂の400人収容巨大アルベルゲ。
Gozoに前泊して、明くる日の朝サンティアゴ・デ・コンポステーラへ向けて立つ、というのがセオリーだという。
なぜなら巡礼事務所が開くのが9時、そこで証明書をもらい、12時からあるミサに向かうという流れ。
僕らもそうしようとしていたんだけども・・・
みんな素通り。
なぜだ?早く着きすぎたのはあるけど、誰も止まりもしない。
Gozoに前泊するのが決まりかと思っていたのに・・・
残り5km・・・
1時間じゃないか・・・
目の前にゴールがあるのに・・・
いっちまえ!!!!
※あとで聞いたら我慢できずに行ってしまう人が多いとのこと
神よ。サンティアゴ・デ・コンポステーラよ。僕たちは我慢ができませんでした。
もうきれいサッパリ終わってしまおう。
「待つなんて巡礼じゃないぜ!」
ということで結局我慢できずにサンティアゴ・デ・コンポステーラまで行ってしまうことに。
巡礼で教えられたこと・・・『楽しく生きなきゃ』