最後の旅は『東京』②

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東京は異次元で出来ている。

僕の田舎で見る平面な景色はここにはない。

東京を歩いていると目が回ってくる。大地がひっくり返って四方八方迫ってくるようだ。

映画や小説で田舎者がビルを見上げて口を開けているという描写があるが、あれはビルの高さに驚いているんじゃなくて、自分が立っている場所が突然わからなくなってしまうからだ・・・と思う。

 

 

 

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セメントのコントラストとハリボテみたいな木。

そしてヘリコプター。

東京へは年に一度は訪れる。ミーハー野郎だと思わないで欲しい。

都会の人間が山や田舎のマイナスイオンで癒やされるように、僕にとってコンクリート・ジャングルから発するスモッグこそ非日常の癒やしなのだから。

 

 

 

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スマホGPSを駆使して何とか歩いている僕の前で佇む小学生

 

 

 

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人混みに疲れて路地に逃げても誰かに見られている

 

 

 

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カッコイイと冷たさが交じり合っている

 

 

 

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ビルとビルの間に突如開けるくすんだ空

 

 

 

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気づけば横断歩道ばかり撮っているのは何故でしょう?

 

 

 

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巨大なビルが繁華街と歓楽街の隙間を埋めていく

 

 

 

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地下鉄の乾いた風が目に染みる

 

 

 

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あまちゃんファンなので・・・

 

 

 

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これだけの規模の都市なのにゴミがほとんど落ちていない。

ゴミはどこに消えたのか?

 

 

 

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空洞の白鳥はビルの畔の巣に漂う

 

 

 

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桜が小さく開き始めていた。

まだ続きます。