上を向いてシャッター通りを歩こう①
田舎の商店街ってどこもこんな感じだろう。
郊外にショッピングモールが一つ出来ただけで、地域のお客さんを根こそぎ刈り取られてしまう。
都会の人間はそれで「風情が~」とか「ファスト風土化」とかいうけど、あんたらユニクロもスタバもTSUTAYAも無い生活想像できるのか?
お互い無い物ねだり、だけど声が大きくてお金を持っている方が何でも決めつけてしまう。
そんな都会で田舎の問題をいくら議論したところで、シャッター通りは今日もそこにあるのだ。
時代の必然という運命論に置いてけぼりにされた我が町。
これが愛すべき我が故郷。
昔は土曜夜市に浴衣を着た家族連れで賑わっていた商店街。
今は静寂だけが流れ行く。
それでも人々の普通の生活は変わらずに行われている。
朝起きて、仕事して、帰って飯食って風呂入って、そして寝る。
そのかぎり町は生きている。
誰が何と言おうと、数字が何を言おうと、それは事実。