世はまさにフルサイズ時代!旅カメラにもついにフルサイズ一眼のビッグウエーブが!
そもそも旅カメラとは?
「旅カメラ」の定義とは、『世界一周旅行に持って行きたいカメラ』である。
これはただ良い写真が撮りたい!という思いだけでは決められない。
子供の運動会を撮りに行ったり、蒸気機関車を撮りに行ったり、流行りのパンケーキ屋でふっくらパンケーキを撮りに行ったり・・・カメラはその被写体に適したものがベストであるのは言うまでもない。
世界一周(海外旅行)となると、求められるものは「軽さ」「頑丈さ」であったり、盗難リスクも考えなくてはならない。
結局、世界一周を終えた僕の導き出した答えは「どんな写真が撮りたいか」で決めるというもっともらしい根も葉もない答だった。
数あるカメラとレンズの選択という永遠に解けない定理を前にして、旅人たちは悩み続けるのだ。
そんななか・・・
※以下は写真好き/写真がメインの旅をご予定の方に向けての記事になります。
世はまさにフルサイズ時代!
フルサイズ一眼レフがこの数年で雨後の筍のようにデビューしている。
フルサイズといえば、プロやブルジョア親父しか持ち得ない雲の上の存在であったが、フルサイズのNEW FACEたちは技術の進歩とともに、我々庶民のところまで降りてきてくださった!
「フルサイズ」とは何か?
カメラには「フルサイズ」とか「APS-C」とか「マイクロフォーサーズ」とか、わけがわからないくらい種類がある。
これは簡単に言うとセンサーの違いである。
デジタル一眼レフカメラ入門初心者講座/フルサイズとAPS-Cサイズ
このリンクにある通り、デジタルカメラはセンサーで景色を電子化することによって写真となる。
だからものすごく簡単に言うと、センサーが大きければ大きいほど解像度が良く、写真が綺麗に写るということだ。
◯◯◯◯万画素とかでは越えられない世界がそこにあるのだ。
最近では、フルサイズ以下のカメラでも十分すぎるほど美しい写真が撮れるが、やはりフルサイズのメリットは強い。
フルサイズのメリット
・解像度が良いので、「俺、プロじゃん!」って勘違いできる。
・室内・夜間に強く、ピントが合わなくてシャッター切れないなんて悲劇が少ない。
・ボケがねっとり美しい♪
フルサイズのデメリット
・むっちゃ価格が高い
・とにかくでかい
・バカみたいにレンズが高い
旅カメラとしてのフルサイズ
世界一周して旅カメラについて一番感じたのは、
『もっときれいに撮りたかった』である。
これはカメラを持つものの宿命でもあるが、世界一周というそう何度もできないことになると、後悔が付きまとう。
僕は写真が好きで、写真メインの旅でもあった。
OLYMPUSのOM-D E-M5は軽くて頑丈で非常に良いカメラ(壊れたけど)であり、よくやってくれたけれど、マイクロフォーサーズでは越えられない壁というものもあった。
夜景である。
ウユニ塩湖でもこの夜景を撮るのがかなり難しく、カメラを固定しても(技術の問題もあるが)かなり難しかった。
ISOなどをこねくり回したが、APS-Cやフルサイズのカメラを持っている人のような低ノイズの写真がかなり難しい。
あとは室内写真だ。
というか世界一周旅行だと、意外に夜景と室内の写真が多くなる。
祭りや現地でできた友人と飲みに行った時なんかはたいてい夜間。
日本は異常なくらい明るい国なので、海外の夜の街や室内の暗さは軽いカルチャーショックでもある。
せっかくの美しい景色なのに、すこし残念な気分になってしまう。
旅カメラは「夜景と室内をストレスなく綺麗に撮れるか」も考えて選ぼう!というのも頭の片隅に入れていただきたい。
旅カメラにもなれるフルサイズ一眼レフカメラ
だけれども、デメリットで述べたとおり、フルサイズやAPS-Cカメラはデカイ・高い・かさばるという旅カメラには少々選びづらいモノであった。
だが時代は進化している。
フルサイズのカメラが、もんのすごく小さくてお手頃になっているのである!
ニコンのひねり出した小さな戦士D610。
ボディで850gという小ささ、そして13万円前後というお値段。
マイクロフォーサーズの上位機と同程度の値段でフルサイズ。
D610 - 撮影サンプルはこちら
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 6Dボディ EOS6D
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2012/11/30
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一眼レフカメラシェア率一位のキャノンも負けてはいない。
内蔵フラッシュはないがボディで755gの驚きの軽さ、こちらも13万円ちょい!
最近流行りのGPSとWi-Fiを内蔵しているハイテクモデル。
EOS 6D|撮影サンプルはこちら
旅カメラ大本命!
ボディで416g、お値段11万円前後というSONYのミラーレス・フルサイズシリーズの元祖。
とにかく軽くて小さいので、持ち運びしやすすぎる快適さ。
α7 撮影サンプルはこちら
撮影サンプルを見ていただければわかるだろうが、この小ささでこの写真の威力!
すごい時代になったものだ。
ISOを上げても画質の劣化が少ないので、明るい単焦点レンズを付ければ暗いところでも活躍するだろう。
この大きさでフルサイズの画質が手に入る時代になった。
「せっかくの世界一周だから、妥協したくない!」という人におすすめだ。
もう少し上の写真を目指して
51点AFやチルト液晶を採用した2432万画素のフルサイズ一眼カメラであり、重さが840gとD610よりも僅かに軽い化物カメラ。
どっしり構えたプロ向けというよりは、フィールドワーク向けの軽快さとグリップの良さが光る、まさに旅フルサイズ!
HD動画も得意なので、旅先のあらゆる欲求に答えてくれそうだ。
お値段ボディだけで17,8万円くらい。
先ほど紹介したα7の上位機種。
フルサイズの3680万画素(総画素)ってどんな世界なんだろうね。
それでいて407gって。
旅カメラでネックなのは「重さ」だ。なんせ一日中歩きまわるなんてザラなので、カメラが重いというだけでげんなりしてしまうことが多い。
だから僕はマイクロフォーサーズのミラーレス一眼カメラにしたのだが、今度は画質がどうしても劣ってしまう・・・そう無い物ねだりなのだ!
その無い物ねだりに答えてくれる唯一のカメラがα7Rである。
ボディだけで17万円前後、純正レンズは小さいのでこれまたありがたい。
ちなみに夜間専用機α7 IIや旅カメラの帝王α7R IIなんて面白い兄弟がまだまだいる。
α7R IIのお値段だけで当分旅行できそうだけれども・・・
PENTAX デジタル一眼レフ K-1 ボディ 5軸5段手ぶれ補正 ローパスセレクター フルサイズフォーマット 19570
- 出版社/メーカー: リコー
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光学ローパスフィルターレス仕様の有効約3640万画素フルサイズCMOSセンサー搭載かつPENTAXらしい防滴防塵仕様!
ここまで来ると完全に素人にはオーバースペックだが、この無骨な感じがたまらない。
やっぱり防塵防滴仕様ってのは、旅先で気兼ねなく使えて便利だ。
アウトドアが主体の旅の人は、PENTAXのAPS-C一眼レフカメラもかなりおすすめ。
お値段25万円前後!
さいごに
なぜフルサイズなのか!
フルサイズ至上主義者とそれに反旗を翻す人々の終わりなき戦いが価格コムのクチコミ上で繰り広げられている。
でも行き着く先はフルサイズ、いつかはフルサイズ、なんだかんだでフルサイズと呼ばれる通り、やっぱりカメラ好きとしては一度は手にしたいフルサイズ!
そう、なぜ僕がこんな記事を書いたかというと、旅カメラを語りたいのはもちろんだが、ついにオラもフルサイズでびゅーすることになったんだがや!!!!
またそれは次回・・・