『SHOTEN LM-LSL M』でSIGMAfpにライカレンズを付けてみた、しかもヘリコイド付き!
『SHOTEN LM-LSL M』Review and Helicoid focusing
焦点工房マウントアダプター「SHOTEN LM-LSL M」を購入しました。
ライカSL/TL 、パナソニックS1R/S1、シグマfp などのLマウントカメラに、ライカM(マウント)レンズが装着できます。
しかも繰り出し幅5mmのヘリコイドを利用することで、最短撮影距離を大幅に短縮しライカMレンズで夢の「寄り」撮影が可能になります。
あの寄れないライカMレンズで割と近接撮影までできてしまうわけです。
ヘリコイド付きは少々値が張りますが、これぞSIGMAfpの醍醐味じゃないですかと言わんばかりに手に取ったわけです。
実際の使い方などのレビューは動画の方が見やすいと思いますので、youtubeにアップしてみました。
ここでは作例を中心に掲載してみます。
『SHOTEN LM-LSL M』とSIGMAfp
相変わらずちょっと怪しいパッケージ。
素材は真鍮とアルミで高級感ありますが、100gくらいあるので見た目よりも重め。
fpのボディとはさほど違和感ありません。
フランジバックの関係で薄めなので、ヘリコイドも悪目立ちしませんね。
沈胴ズミクロンとの相性はかなり良いですね。
fpはライカレンズもすんなり着こなせている感じがします。
ヘリコイドを利用すると最短撮影距離はどのくらい変わるのか?
ズミクロン50mm(1st)の最短撮影距離は1m。
レンジファインダーカメラ用レンズの宿命ですが、まあ寄れません。
テーブルフォトもしんどいくらい。
写真は最短撮影距離でカブトムシを撮ってみました。
では、ヘリコイドを使ってみると・・・
寄れる!
実際に測ったわけではないですが、50cm近くまで寄れますね。
50mmレンズならマクロっぽくなります。
ズミルックス35mmなら・・・
ドン!
葉脈まできっちり写ってますね。
ライカレンズで「寄り」写真作例
ここからはヘリコイドで寄ってみた写真を載せていきます。
うまく調整すれば前ボケも良い感じに。
F1.4の寄り写真のピント合わせは、かなり難しい。
この騒がしいボケもたまりません。
水族館にて、クラゲさん
これぞライカレンズ
ということで、寄れないライカレンズで寄った写真でした。
これ、本家ライカだとできませんからね。
こういう使い方、まさに拡張性という点においてSIGMAfpは最強かなと思います。
正直なところ、デジタルカメラを使ってライカレンズで写真を撮りたいだけであればSIGMAfpで十分だと思います。
ライブビューを使えばピント合わせも簡単ですし、大きさはフルサイズセンサー機ながらライカMより小さい。
僕のような貧乏サラリーマンの場合、ライカレンズに少ない軍資金を全振りしたいので、カメラはfpでも十分かなと思います。
ライカのオールドレンズで動画も撮れますしね。
ですがもちろんデジタルのライカMも欲しいですよ。
レンジファインダーカメラの撮影の楽しさは、ライカM3で熟知しておりますので。
あ~石油王落ちてないかな。
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