期限切れフィルムでストリートスナップ〜LeicaM3とRicohGR〜


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まずはこちらの動画を見ていただきたい。

LeicaM3とRicohGRというストリートスナップの名機の共演、というか饗宴。

僕はこのブログでも写真を披露してきたが、本来?はスナップシューターなのだと思う。

世界旅行から帰って(殺人的な)ルーチンワーカーになり、わずかに貯めた対価でスナップの名機のこの2台を手にした・・・瞬間にコロナ禍。

まあそれは置いといて、今回は出雲大社でストリートスナップしてきた話。

 

f:id:tetsujin96:20210625082909j:plain今回のフィルムは『期限切れフィルム』だ。

このフィルムは、亡き祖父の家から発掘してきためちゃくちゃ古いフィルム。
・ネオパンSS(2013年)
・フジカラー スーパー400(2000年)

カメラ狂だったじいちゃんなので、亡くなってから随分経つが色々なものが発掘される。そのたびにばあちゃんはキレている。
スーパー400の方はかなり劣化しており、現像してみると写真はひどいありさまだった。

しかし、スキャンデータを調整して何とか見るに耐えうる写真にしてみた。

 

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詳しくは動画にて。

キャンプでアウトドアコーヒーの楽しみ方

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キャンプで淹れるコーヒーは言わずもがな最高ですね。

今回はアウトドアコーヒーの楽しみ方について書いてみます。

 

 

キャンプでアウトドアコーヒーの楽しみ方


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実際のキャンプでコーヒーを淹れた時の動画を撮りました。

動画の内容に沿って、コーヒーの淹れ方や道具の使い方を書いていきます。

 

①お湯を沸かす

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今回はシングルバーナー「PRIMUS IP-2243」で湯を沸かします。

焚き火でもできますが、朝はガスやガソリンなどのバーナーを使う方が手軽で良いですね。

ガスカートリッジなので火力も安定していますし、初心者でも簡単に扱えます。

 

ケトルはハンドドリップしやすいもの、注ぎ口から湯量を調整しながら細く落とせるタイプが良いです。

定番の「trangia ケトル 0.9L」は、注ぎやすいのでおすすめです。あと安い。

 

②コーヒー豆を挽く

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インスタントや市販のコーヒー粉を使うのも良いですが、コーヒーはやはり挽きたてが一番。

香りが全く違います。

E-PRANCE 手挽きコーヒーミル」は手挽きのため時間がかかりますが、その時間もコーヒーの美味しさを引き立ててくれます。

今回は一人分なので、14gの豆を中挽きにします。コーヒーの淹れ方によって豆を挽く細かさが変わってくるので、挽き方が調整ができるコーヒーミルが良いでしょう。

 

③ドリッパーをセッティング

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コーヒードリッパーとは、コーヒーを淹れるためのフィルターをセットする道具です。

淹れ方にはたくさん種類があり、特にペーパードリップは各社様々です。

今回は定番の、ハリオのV60用ペーパーフィルターを使います。

円錐状の一つ穴タイプで、世界中で利用されています。

 

コーヒードリッパーは、「MUNIEQ(ミュニーク) Tetra Drip 02S」です。

これは登山やキャンプ用の超軽量コーヒードリッパー。ステンレススチール製の3枚のパーツを組み立てて使います。

ペーパーをドリッパーに置いて、湯煎すればセッティング完了です。

 

④湯を注ぐ

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ハンドドリップのやり方は色々な考えがありますが、ポイントは豆の特性に合わせることだと思います。

今回の豆は「加藤珈琲店 ゴールデンブレンド」というコスパ最強のコーヒー豆です。

ブレンドなので、苦すぎず酸味も強くない飲みやすい味。

ですので、ゆっくり時間をかけて3回に分けて注ぎます。

苦味が好きであれば、豆を細かく挽いて時間をかけて淹れる。

酸味や香りの良い豆であれば、中挽きでさっと淹れるのが良いと思います。

 

僕の場合、豆(中挽き14g)で220mlの湯を注ぎます。

まず50mlをゆっくり中心に注ぎ、30秒ほど蒸らしたあと残りの湯を2回に分けて注ぎます。

コーヒーを美味しく淹れるポイントは、コーヒースケールで豆や湯の量、そして時間を計測しながら行うことです。

適当に淹れるのではなく、きちんと計測することで、自分に最適な味を再現することができます。

コーヒースケールはこちらも定番の「HARIO(ハリオ) V60 ドリップスケール」。プロも使っているシンプルなスケールです。

 

ちなみにマグカップは、ビンテージのファイヤーキング。

お気に入りのマグカップで飲む朝のコーヒーは・・・格別です!

 

 

コーヒーの淹れ方は、ペーパードリップ以外にもたくさんあります。

コーヒーのことを学びたいのであればこちらの本がおすすめです。

 

まとめ

動画を見ていただければわかると思いますが、早起きして小鳥のさえずりを聞きながらコーヒーを淹れる行為そのものが至福のひとときです。

時間を贅沢に使っている感覚がありますね。

他にもキャンプ動画を上げていますので、よろしければご覧ください。

 

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コロナ禍と写真

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noteにコロナ禍と写真について書いた。

まとめると、コロナ禍の移動制限により写真のテーマという名の分節が明確となり、その分節が利便性を生む反面、官僚機構的な束縛感を生んでいるというお話。

何事も体系的に分類し管理されることで人間の認知能力との相性も良くなり、ひいては人が集まり情報が情報を生んで巨大なシステムとなっていく。

現代はそれを資本主義経済が飲み込み、ひとつの生態系としてシェアという名のパイを勝ち取る。

 

写真とは大別すると完全な消費社会の体制側であるメディアの武器であり、反体制側のアートや趣味における表現媒体となっている。

この両輪は矛盾を抱えつつも歴史を育み、分節が新たな分節の胞子を撒き散らすことで『写真』は多角的かつ広大なテーマの無数のカテゴリが空間を占める宇宙になった。

そして現在、この利便性と商業主義の愛着関係による『写真』の分節化は、その極致を迎えた。

要するに必要がなくなったのである。することがなくなったのだ。

 

写真は分節を繰り返した結果、無数の模倣の屍と不要な機能の展示場となった。

写真が持つ本来の記録としての情報という意味=価値が、スマホの到来により完全に生活の一部となってしまい、『写真』ですらなくなってしまった。

それは写真ではなく、SNSなどの素材であり、記録ですらなくあって当然なものになった。その価値は手段でしかなく、材料なのだ。

利便性の極致とは、単なる素材なのだ。写真の持つ歴史的な価値は脱構築されてしまった。

だからこそ、「スマホで十分」なのである。

 

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中平卓馬が敵視していたのは、まさしくこのテーマの量産に対する商業主義であった。

カメラと写真が持つ価値を薄くスライスしてふやかしかさ増しすることにより、個としてのアイデンティティは消失してしまったのだ。

中平卓馬がプロヴォーグのアレブレボケの手法を即座に捨て去ったのは、アレブレボケが一分野の時代を象徴とするカテゴリに埋没させられたからだ。

この一見すると弁証法的止揚にも思える「進化・発展」こそが写真の死であると中平卓馬は見抜いていた。

しかし、経済成長万能主義のあの時代において、歴史とマネーの強い力により跳ね飛ばされた中平卓馬は撮影者のアイデンティティの喪失に陥る。

分節の逆行は、撮影行為の原点回帰であり、その極致は絶望的な撮影者の存在否定だったのだから。

故に中平卓馬は斃れたのである。

 

そう考えると、写真とはそもそも不自由なものだったのだ。

もちろん技能的な不自由さはあった。それは広告により改善されたように見えるが。

そうではなく、写真とは限界があるというテーゼなのであり、それを否定するかのごとく邁進してたどり着いた極致が陳腐化であったというのは非常に滑稽なお伽噺のようだ。

だがしかし、写真はだからこそ潰えることがないともいえる。

中平卓馬の希望はたしかにそこにあったはずだ。絶望の淵において濁流に身を晒しながらも中平卓馬が睨みつけていたのは、回収されてこなかった写真のアイデンティティだったのだ・・・と思う。