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「ULTIMATE DIRECTION SJ RACE VEST 2.0」と「mont-bell クロスランナーパック15」を比較レビュー

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トレイルランニングザックって種類が多すぎて選ぶのが大変ですよね。

かくいう僕も、気付けば同じサイズ感のザックを2つも買ってしまうというトレランギア沼に陥っています。

今回は『ULTIMATE DIRECTION SJ RACE VEST 2.0』と『モンベル クロスランナーパック15』を比較レビューしてみます。

 

 

 

 

ULTIMATE DIRECTION SJ RACE VEST 2.0

ハイドレーションパックを生み出すなどトレランザックの革命児「ULTIMATE DIRECTION」のシグネチャーモデル。

シグネチャーモデルとは、伝説的トレイルランナーと共に開発したトレランザックで、世界規模の大会でも通用するプロ仕様ながら初心者でも扱いやすいと高評価レビューされています。

この「ULTIMATE DIRECTION SJ RACE VEST 2.0」は、SJ=スコット・ジュレクのこだわりによって誕生したモデルです。

そう、あのスコット・ジュレク!『BORN TO RUN』に登場しているあのスコット・ジュレク!

彼の著作やライフスタイルに憧れてトレイルランニングを始めた人も多いでしょう。

 

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僕もそのうちの一人ですけど。

まあトレランザックのストーリーはこの辺にしておいて、製品レビューしてみます。

 

 

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サイズ=H:30cm × W:23cm × D:6cm
適用胴囲=SM:58~84cm、MD:79~99cm、 LG:91~112cm
容量=7リットル
重量=付属ボトル容量:0.6リットル×2 、 ボトルを除く重量:310g
素材=ヘックスメッシュ、パワーストレッチメッシュ、シルナイロン66

参考定価:21,060円

 

ご覧の通り、めちゃくちゃポケットがあります。

どれもスコット・ジュレクこだわりのかゆいところに手が届く設定になっています。

 

 

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ショルダーハーネスにあるボトルポケットは付属の0.6Lボトルが入ります。

ゴムでしっかり閉められるので、500mlペットボトルや行動食を入れても飛び出すことはないです。

ポケットは筒状に補強されておりしっかりした作り。けっこうここがポイントで、トレランザックのボトルポケットはナイロン系素材で補強されていないことが多く、安定感がないものが多いです。

ポケットが柔らかすぎると、下りを勢いよく走っているときなんかに縦揺れでボトルがかなり動くのがけっこうストレスですが、SJ RACE VEST 2.0はそれが無いですね。

 

あと見えづらいですが、ボトルポケット両サイドに小さなポケットが付いています。

ジェルや小物入れに使えます。

 

 

 

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ショルダーハーネスには他にもポケットがこんなにたくさん!

行動食やゴミを入れたり、スマホや地図を入れたりも可能。

特に脇下にあるジッパー付きポケットはかなり便利。

トレイルランニング中はかなり激しい動きなので、ジッパー付きポケットがあれば落とし物もせずに安心して走れます。

5インチのスマホも入るので、行動中に写真を撮ったり、GPS地図を確認しやすいのも助かります。

 

 

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購入理由の一位は、チェストストラップにあるT-Hookでサイズ調整ができること

ストラップ両サイドにあるレール上で固定位置を動かせるので、自分に最適なフィット感を得ることが出来ます。

公式サイトでは下部のストラップを肋骨下側に合わせるとジャストフィットになると書いてありますが、個人的に荷物の量やトレイルによってその都度調整したいので非常に助かりますね。

けっこう他のトレランザックは、ザック自体のサイズが合っていても、肝心のチェストストラップが合わないなんてことがあります。特に海外メーカーだと、日本人の体格に合っていないことも。

トレランザックは走ってみないとフィット感がわかりにくいものが多いですが、T-Hookのサイズ調整機能があれば後悔は少ないと思います。

 

 

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背面はメイン収納、装備を締め付けて固定するバンジーコードがあります。

コードやベルクロ等のサイズ調整も簡単にできます。

まあなんといってもデザインですね。

派手さはないですが、カッコいいの一言。

 

 

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メイン収納は上、横からアクセス可能でどこに入れていてもすばやく取り出しやすいです。上からだけだと、重なっていたり底の方にある装備が取り出しにくかったりするので、この辺は良く考えているなあという印象。

背面部はパワーメッシュ素材になっており、通気性良く全然蒸れません。しかも柔軟性あるメッシュなので、強度もしっかりあります。

ハイドレーションは嫌いなのでレビューなしです。

 


Ultimate Direction: Scott Jurek Ultra Vest 2.0

とにかく多機能なので、動画を見た方がわかりやすいです。

スコット・ジュレク御本人の解説も御覧ください。

 

 

 

mont-bell クロスランナーパック15

みんな大好きコスパ世界最強mont-bellのトレランザック。

素材=本体:30デニール・バリスティック®ナイロン・リップストップ、背面:3Dメッシュ
重量=340g
容量=15L(高さ46×幅33×奥行き14cm)

 

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ショルダーハーネス部のボトルポケットはジッパー付きになっており、ボトル以外の物を入れる時は写真のように薄い状態になります。

ポケットの中に小さいポケットがある2層構造になっています。

 

 

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ボトル(0.6L)を入れるとこんな感じに。

ゴム性のボトルストッパーが付いているので、ボトル上部を写真のように締め付ければ飛び出しにくいです。

しかし支柱がなく柔らかいのでけっこう揺れます。ボトル専用ではないので、ボトルの形状によっては入りにくく、取り出しにくい場合も。

水分補給はハイドレーションかソフトフラスクという人、もしくはショルダーハーネス部に重いものを入れたくない人は良いと思います。

 

 

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サイドポケットは袋状になっています。

サッと取り出しやすい形状で、揺れにくくなっています。

ジッパーなどしっかり入り口を止める形状ではないので、落とし物には注意。

 

 

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背面はバンジーコード付きです。

下部のコンプレッションコードで荷物の揺れを抑えるよう調整も可能。

 

 

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メイン収納はさすが15Lの大容量。

ジッパー付きポケットもあります。

 

 

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背面にはハイドレーションパックが入ります。

ハイドレーションパックは引っ掛けるタイプですね。

こちらも背面はメッシュ生地なので通気性は良いです。

 

 

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再背部にもジッパー付きポケットあり。

メイン収納は3層に分かれています。用途や使用頻度に合わせてパッキングが可能です。

 

 

 

「SJ RACE VEST 2.0」と「クロスランナーパック15」を比較レビュー

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それでは両製品を比較レビューしてみます。

容量が違うので、「mont-bell クロスランナーパック15→7L」モデルとして比較します。

モンベル クロスランナーパック 7」も試着したことがあるので、製品比較ということでご覧ください。

 

 

揺れにくさ

トレランザックは、どんなに使い勝手が良くても、どんなにフィット感があっても、どんなにかっこよくても、ぶらんぶらん揺れてしまっては話になりません。

 

揺れにくさでいうと、「ULTIMATE DIRECTION SJ RACE VEST 2.0」の圧勝です。

収納を前面や脇下部に分け、メイン収納を平たくし背中上部に配置しているので、本当に揺れません。

さらにチェストストラップにあるT-Hookでサイズ調整すれば、ジャストフィットになるので前面の揺れも気になりません。

またハーネスなどに支柱があるので安定性が高いです。支柱を入れると重くなりますが、登山用バックパックがフレーム入りなことでも分かる通り、安定性や荷物重量の分散が効率的になります。

 

「mont-bell クロスランナーパック」はナイロン系の素材で支柱が殆ど無いので、荷物が多いと左右の揺れを感じます。

メイン収納が深いので、パッキングをうまく行わなければかなり揺れます。

全体的にナイロン系生地とメッシュのハーネスなので、安定性は弱いです。その分、ザック容量の割に軽量です。

 

 

パッキング

揺れにくさと対象的に、こちらは「mont-bell クロスランナーパック」が良いです。

3層に分かれたメイン収納は用途別に使え、伸縮性もあるので見た目以上に入ります。

メイン収納は揺れやすいですが、登山パッキング同様、重い物を上・背面にパッキングすれば安定性は増します。

ハイドレーションパックを利用するのであれば、ショルダーハーネスのポケットはジッパー付き2層構造なので使い勝手が良いです。

 

「ULTIMATE DIRECTION SJ RACE VEST 2.0」は平たい形状で伸縮性に乏しいので、パッキングし辛いです。前面の収納をうまく使いこなす必要があります。その分、取り出しやすいのでザックをいちいち降ろさなくて済む便利さはあります。

 

用途でいうと「ULTIMATE DIRECTION SJ RACE VEST 2.0」は、レース向け・ザックを降ろさすにトレイルランニングに集中したい人向け。

「mont-bell クロスランナーパック」は、装備が多い人に向いています。

レインジャケットやツェルトなどの天候や気温対策装備、エマージェンシーキットなどの安全装備を多めに持っていく人はこちらが良いでしょう。

長距離、天候が変わりやすい季節・地域、クライミングなどの他アクティビィティを併用する人などなど装備が多くなる傾向の人向けです。

山頂でカップラーメンやコーヒーを堪能するための軽量ストーブセットなどトレイルランニング+αを楽しむ人にもおすすめです。

 

 

フィット感

結局のところ「ULTIMATE DIRECTION SJ RACE VEST 2.0」を買い足したわけなんですけど、それはこのフィット感が理由です。

「mont-bell クロスランナーパック」もある程度調整できますが、やはりしっくりこない感じがありました。

トレイルランニングのように激しく揺れるスポーツなので、ザックのフィット感がかなり重要です。

僕はかなり華奢な割に身長が高いので大体サイズが合いにくい特殊なタイプなのですが、「mont-bell クロスランナーパック」だとチェストストラップの位置が気になりました。

「ULTIMATE DIRECTION SJ RACE VEST 2.0」はフィットしやすい構造もありますが、チェストストラップの調整可能なところは本当にすごいです。

15kmほど山を駆けずりましたが、ほとんど気になりませんでした。

 

 

デザイン

mont-bellにそれを求めたらアカン!

 

 

気になる点

「ULTIMATE DIRECTION SJ RACE VEST 2.0」はやはり値段。

定価21,600円!mont-bellなら50Lクラスのテント泊用バックパック買えますからね。

クロスランナーパックは15Lでも9,300円+税なのですが、この価格差以上の(あくまでも)機能的な価値があるかは微妙です。

なので価格面からみても玄人向きなトレランザックだといえます。

 

「mont-bell クロスランナーパック15」は全体的にナイロン系の生地で覆われているので、カサカサ、シャカシャカと擦れ音がけっこうします。

まだ転倒などもないのでわかりませんが、耐久性も若干不安です。30デニール・バリスティックナイロンとはいえ、ナイロン袋っぽくもあるので枝に引っかかったりしたらちょっと怖いですね。

でもおかげで丸洗いできます。ジッパーなどが汗で腐食しないように、使い終わったら水をバシャーっとかけるだけなのでメンテナンスは楽ちんです。

 

 

それぞれに適した利用方法

・トレイルランニングレースに出場したい人

・走行中にザックを下ろしたりするのが手間なくらい走り回る人

・フィット感や安定性を求める人

とにかく『走り』に特化したモデルで、走行中の些細なストレスまで配慮したさすがスコット・ジュレクの名が付くトレランザックです。

揺れがなく、腕回しがしやすいので、マラソンの練習用にも最適です。

 

 

・トレイルランニング初心者

・トレイルランニング+αを楽しみたい人

・登山やハイキングにも使いたい人

mont-bellらしいコスパ最高の汎用性が高いトレランザックです。

トレイルランニング初心者でも求めやすい価格で、標準以上の機能があります。

登山経験が少ない人は自ずと装備も増えると思うので、収納力がありパッキングで詰め込みやすいのは良いでしょう。また天候が怪しいときなど、普段より荷物が増えそうなときにもおすすめです。

15Lサイズであれば軽量ストーブとクッカーなども十分入るので、山を楽しむトレイルランニングでも使えますし、日帰り登山やハイキングでも軽量のため使い勝手が良いです。

 

僕はこの2つのトレランザックを用途で使い分ける予定です。

「ULTIMATE DIRECTION SJ RACE VEST 2.0」は慣れたトレイルやタイムを測る時に利用し、「mont-bell クロスランナーパック15」は日帰り登山や友人とトレイルランニングする時にコーヒーセットを持っていく時に使います。

そもそも登山などの自然の中で行うアクティビティは、用途別に特化した装備を使い分けするので、この2つのトレランザックがあれば大抵はカバーできると思います。

 

 

 

まとめ

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そんなこんなで結局散財!

スコット・ジュレクの名が付けば買わずにはおれないでしょう(T_T)

ずっと欲しかったんですけど、旧モデルバーゲンで安くなっていたのでポチりました。

ということでまた我が家にギアが仲間入り。嫁さんには「何が違うのかわからん」といわれました。「沼は細部に宿る」とだけ伝えておきました。

 

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トレイルランニングの記事がこちら。

大山くらいしか山がないと思われがちな中国山地ですが、トレイルランニングと意外に相性が良いです。

 

おすすめリンク 

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コスパ最高のトレイルランニングトレーニング「自重筋トレとスピンバイク」

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よくマラソン本なんかを読んでいると、『長距離走に筋トレはいらない』との声が並ぶ。

たしかに、長距離走は筋肉活動を如何に経済的かつ合理的に行うかにかかっている。ランニングエコノミーを極めることがマラソンなどの長距離走の基本だ。

すると必要以上の筋肉=重りになってしまう。身体が重ければその分身体を移動させるのにエネルギーを消費しなくてはならないからだ。

しかし、僕のような何もしていなくても体脂肪率10%くらいという驚異の鶏ガラ人間の場合、ちょっと話が違う。

20kmくらい走ると足が「もう限界ッス」と言ってくる。心肺機能的にはまだ行けるのだが、とにかく足が重く、そして動かなくなる。

はじめて20km以上走った時はハンガーノックになって泣いたっけ。

そしてトレイルランニングともなれば、ロードと違って過酷な上り下りが繰り返されるので筋肉勝負なスポーツでもある。

ということで、冬の間はとにかく筋トレをやっていた。なんせ鶏ガラ人間なので、冬は基本的に活動停止状態だから、屋外を走るなんて自殺行為に近い。

今回はトレイルランニング向けの筋トレとスピンバイクが良いということを書いてみる。

 

 

 

 

自重筋トレ

筋トレといっても、スポーツジムとかでバーベル使ってゴリゴリマッチョになろうというわけではない。

先程も書いたが、筋肉は必要以上にあると重りになってしまう。ボディービルダーの筋肉は、肥大化にパラメーター全振りしているので、ひどい人は頭をドライヤーで乾かすことができなくなるらしい。腕が重すぎて、長時間腕を上げておくことができなくなるからだ。

 

トレイルランニングに必要な筋肉とは、長時間走り続けることと、山道の上り下りである。

そうなると、下肢や腹筋の筋肉はもちろんだが、背筋も重要になる。背筋は、腕振りの推進力、身体を安定させ、着地の衝撃に耐える強い体幹には必要になる。

 

プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ

プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ

 

筋トレは『プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ』を参照。

もともと自重筋トレをしていたが、この本はさすが全米の猛者が集う刑務所内で発案されただけあり、割としっかりした内容。

自重筋トレとは、腕立て伏せのように自分の体重を負荷として使った筋トレのことを指す。

バーベルやマシンを使うと、体重以上の負荷がかかるため筋肥大に対しては効果的だが、トレイルランニングなどに使う筋肉とは全く別物になる。

自重筋トレは、自分の体重や関節のみ使用するため、最適な身体を作ることができる。

 

プリズナートレーニング』では、この自重筋トレの正しい姿勢と10段階に分けた難易度を丁寧に書いている。

まず筋トレは正しい姿勢で行うことが最重要で、効果やケガ防止にも関わる。反動を使ったり、楽な姿勢で行うと、結果的に意味がなかったり怪我してしまうからだ。

10段階の難易度とは、腕立て伏せでいうと、立ったまま壁に手をついて腕立て伏せの格好をするという簡単なものから始まり、普通の腕立て伏せ、最終的には片手腕立て伏せと段階を上げていく。

正しい姿勢で自分のレベルに合った難易度を行うことで、自分に最適の負荷でトレーニングができる。

負荷量に慣れてくれば、難易度レベルを上げたり、回数を増やして調整していく。

 

自重筋トレで特に重要なのは、背筋と下肢の筋トレだ。

特に実践しているのは、「逆立ち腕立て伏せ」「ブリッジ」「スクワット」だ。

スクワットは筋トレの基本の基本なので行っている人も多いだろうが、逆立ち腕立て伏せとブリッジはあまり馴染みがないだろう。

逆立ち腕立て伏せは、背筋を鍛える。器具や公園に鉄棒がある人は、懸垂が望ましい。

そして特に重要なのはブリッジだ。レスラーがよくやるあれね。

ブリッジは脊柱起立筋群を鍛える。背骨を支える筋肉で、体幹を安定させる重要な筋肉なのだが、意外に無視されやすい。

この本を読むまで、僕は胸筋や腕の筋肉ばかり鍛えていた。なぜなら見た目で効果がすぐわかるし、何しろカッコいい。

だが登山やトレイルランニングを長時間すると体が持たなかった。

結局、大切なのは体幹と下肢の筋肉だ。特に体幹は重要だとわかっていながら、見た目の変化に乏しく、筋トレ自体も地味なものが多いので敬遠していた。

が、この冬は徹底して体幹を鍛えたところ、山の上りのタイムが上がり、疲労度も減った。

 

よくマラソン選手は筋トレしないという記事を見るが、あれはすでに身体ができあがっているから言えるのだ。しかも月500kmとか走る環境があるからこそ、筋トレをしなくても身体ができあがっている。

最近では、マラソンの神野大地選手のレイヤートレーニングが話題となったように、長距離走でも筋肉が必要だという意見も聞かれるようになった。

僕のようなヒョロガリの場合、まず身体をしっかり鍛えなければ、長距離走りきる体力がないのは当たり前だ。

しかし今までの筋トレは、目的に合っていなかった。トレイルランニングは体幹と下肢筋力が重要なのだ。

ということで、「逆立ち腕立て伏せ」「ブリッジ」「スクワット」の3点セットを軸に筋トレしていくことにした。

 

 

 

筋トレの頻度と栄養摂取

筋トレの頻度は週2,3回がベストのようだ。

超回復が必要なので、中2日くらい空けたほうが良い。

筋トレとは「負荷により筋繊維が切れたあと、再度くっつくときにより太くなる」ことなので、負荷を与えすぎると回復する間がなく、逆に萎んでしまう。

なので、1~2日休むことが重要で、この期間に筋繊維が太くなることを超回復という。

 

仕事から帰って子供を見ながら、しかも夜食までの間にしかトレーニング時間が取れないので、20分~30分しかできない。

だが物の本によると、20分前後の筋トレがベストのようだ。

筋トレとは筋肉に負荷を掛けることであり、「長時間できちゃう=負荷が足りていない」ことを指す

例えば腕立て伏せでいうと、7回くらいがギリギリできるくらいの負荷が良い。要するに最適な負荷量は個人でぜんぜん違うのだ。

僕はアンイーブン・プッシュアップ→アブローラー→ブリッジ→フルスクワット→逆立ち腕立て伏せを2セットやっている。

これでだいたい20分位。

できるだけ休憩は入れないほうが良い。休憩時間(インターバル)が1分くらいだと、成長ホルモンが出やすいらしい。

 

 

ホエイプロテイン (チョコミルク, 3kg)

ホエイプロテイン (チョコミルク, 3kg)

 

そして運動後はホエイプロテイン。

運動直後30分のゴールデンタイムに、タンパク質を摂取することで、筋肥大と筋肉疲労の軽減が狙える。

おすすめはボディウィングの『ホエイプロテイン チョコミルク 3kg』が格安かつ体に優しい。

しかしレビューにもあるように味は最悪だ。無添加だからね。ちなみに僕は水で飲めます。味覚障害だといわれていますね。

 

一度のプロテインは30gくらいが良い。摂取量が多すぎると、体に悪いことはないが、すべて吸収できないため脂肪になったり排泄されてしまう。

目安は体重1kg=タンパク質1gなので、60kgの人は一日で60gのタンパク質が欲しい。

さらにアスリートレベルの運動をしているのであれば、体重1kg=タンパク質2gなので120gとなる。

日本は肉や乳製品が高いので、これだけのタンパク質をプロテイン以外で摂取するのは経済的に難しい。プロテインは無添加であれば要するにただのタンパク質なので、安心して飲むことができる。

 

プロテインは、筋トレなどの運動後に一回、就寝前に一回、30gずつ摂取している。

ベストは朝食時、運動後、就寝前の摂取。しかも就寝前は吸収の遅いソイプロテインやガゼインプロテインが良い。

しかし経済的理由から、多くて一日2回摂取にしている。

もちろん成長ホルモンとの兼ね合いもあるので、睡眠も大事。運動してちゃんと食って寝る、まさに幸せではあるまいか!

 

 

 

スピンバイクで心肺機能と筋トレ

そしてスピンバイクまで買ってしまった。

HAIGE スピンバイク HG-YX-5006』は2万円ちょいで口コミも良かったのでつい・・・嫁さんには大不評だが。

雨の日や寒い日、タブレットで映画を見ながらでも運動できる素晴らしいアイテム。

 

エアロバイクなどの電動マシンと違い、スピンバイクはタイヤ部分に摩擦をかけて負荷をつける。そのため、電動マシンによくある発熱のため長時間使用できないということもなく、作りも簡単なので修理やメンテナンスも楽ちん。

そのかわり、摩擦圧を掛ければかなりの負荷になる。

 

しかもタバタ式トレーニングを行えば、自宅が地獄になる。

タバタ式トレーニングとは、(20秒全力ワークアウト+10秒休憩) × 8= 240秒 = 4分というセットで行う。

たった4分だが、心肺機能が半端なく鍛えられると同時に、この世の地獄を見る。

 

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ご覧の通り、自宅で心拍160超えの地獄トレーニングができてしまう。

20秒全力漕ぎ、10秒消沈、そして20秒全力漕ぎ・・・で4分。

やってみるとこれが本当に辛いのだが、最大心拍数に近い160以上の負荷を与えれば心肺機能の最大値を増やすことになり、ランニングだけでなく日常生活もハッピーになれるのだ。

 

また摩擦圧を上げまくれば、激坂を漕いでいるような負荷量になる。

これで20分ほど漕げば、足がパンパンになる。自転車こぎの運動は、腸腰筋や大腿部の筋肉を鍛えられるので、トレイルランニングなどにも最適な運動だ。

タブレットで映画でも見ながらヒイヒイ鍛えられるので、スピンバイクはオススメ。

音もほとんどしないし、何しろ安い。組み立ても30分位でできた。

最大のデメリットは場所を取ること。あと重い。

 

 

 

まとめ

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トレイルランニングに人生を賭けているわけではないので、健康的な体つくりをメインに筋トレを行なっている。

だがトレイルランニングとは人間に適した運動であるため、トレイルランニングのための筋トレは人間の体の構造上最適だと思っている。

詳細はリンク記事を見てね!

そこで自重筋トレとスピンバイクは、費用もそこまでかからず、自宅でできるので、やりたいときにさっと出来る。

最近、マインドフルネスなんかも流行っているが、結局のところ運動が現代人には足りていない。

かといって忙しい現代人には時間がない。

そういった点でも、自重筋トレとスピンバイク、そしてたまの休みにトレイルランニングというのは、コスパ抜群のマインドフルネスだと思う

 

 

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出雲北山縦走トレイルランニング 大社ー弥山ー鼻高山をロード込み往復

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今年最初のトレイルランニングは、出雲大社の裏にある神々がおわす出雲北山の縦走!

標高500m前後ながらアップダウンが激しいというまさにトレラン向けの縦走路。

死ぬほど寒がりなので、冬の間はランニングすらほぼしなかったため、体力的に不安もありつつ挑戦してみた。

予想通り、激しいアップダウンで足の筋肉がやられてしまい、ほぼハイキング状態に。

冬の間は筋トレしっかりしていたのだが、やっぱり山で使う筋肉は違うらしい。

が、とても楽しいトレランだったので詳細を書いてみる。

 

 

 

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スタートはかの有名な出雲大社。

トレランと冬の間になまった足の無事を祈ります。

 

 

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境内は歩いていきましょうね。

 

 

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この出雲北山縦走コースは、基本的に東側の旅伏山登山口からスタートし、出雲大社がゴールという人がほとんど。

まあ北山を全山縦走するにはこのコースが良いだろう。ゴールが出雲大社なんて素敵じゃないか!

でもマイカー単独で、しかもタクシーや公共交通機関を使う気がないので、今回は出雲大社から最高峰鼻高山まで行き、できればそのまま戻ってこようという企み。

出雲北山縦走路は、エスケープルートがたくさんあるので、きつくなったらそこで降りることも可能。

 

 

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松の参道に向かい、神祜殿がある東側の道を行く。

古風な道を準備体操しながら800mほど行くと・・・

 

 

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とても謙虚な標識がある。

 

 

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がっつり民家の中に突っ込むような細い道。

 

 

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鹿が降りては里を荒らすらしく、フェンスが設置されている。

 

 

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ここからたった2kmほどの距離で500m近くの急登が始まる。

久しぶりのトレランでこの急登!さっそく足がパンパンに。

 

 

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各合目ごとに標識あり、こんな優しい休憩場もある。

この各合目ごとの標識は、ありがたくもあるが「まだ4合目?」という登山哲学的な雑念を生む。

 

 

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要所要所に広がる景色は最高!

いわゆるインスタばえ写真を撮ってみました。これが山ガールなら良いのだが、すでにプルプルきているか弱い三十路男性の足。

 

 

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粘土質の土の道から標高を上げると柱状節理の岩場が出現。

出雲平野に突如出現するこの出雲北山は逆断層による隆起らしい。

大陸時代の地層もあるので、火山活動によりできた岩が露出している。

まあ、そんなにハードなクライミングではないのでご安心を。

 

 

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もうちょいで弥山山頂!

 

 

 

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弥山山頂からの景色!

いや~海が近いところの景色は格別。

空気が澄んでいれば山陰の名峰三瓶山も拝めます。

 

 

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この景色を見守る地蔵。

 

 

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山頂にはお堂があります。

 

 

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ここからは写真のようなトレイルに!

木々の合間を縫って走るのでちょっと怖い。

ここからはいくつもの峠とピークが繰り返されるドMコースになる。

急登でダメージを負った冬眠足には堪える。

ロープを使わないと危険なレベルの急勾配もあり。

 

 

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すでにハンガーノックしそうな予感なので、極楽山にておにぎりとポカリで糖質を摂取。

この辺はほとんど木々の中なので眺望は悪い。

眺望の良い弥山で早めに食べておくんだった。

 

 

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木を伐採作業中。

松枯れ被害がすごいらしく、出雲平野から見上げると茶色がかっている出雲北山。

 

 

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ハンガーノック&筋肉疲労対策で「ウイダー inバー プロテイン グラノーラ」を食べる。

やはり糖質とたんぱく質摂取が無駄なシャリバテ対策にはもってこい。

トレラン用のエネルギー補給製品はめちゃくちゃ高いので、消化は遅いが価格は優しいおにぎりやパンやチョコレートを持参する。

が、たんぱく質となると簡単に安く摂取することはなかなか難しい。

さすがにトレラン中にサラダチキンとか食えないしね。

ということで、毎度疲労がピークになる前にプロテインバーを食している。

150円くらい。おいしいので許す。

 

 

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いくつ峠を越えたか忘れたくらいアップダウンを繰り返す。

途中で崖っぽくなっている箇所もあり、スピード出し過ぎは要注意。

 

 

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スタートして6kmほどで万ヶ丸山(まんがまるやま)に到着。

この辺で疲労ピークに。3月にしては気温が高く、また久しぶりのハードな運動でヘロヘロ。

このいかつい木彫りの標識を前に、「なんて読むんだろう?」と数分間動けなくなる。

やばい、脳に糖分がいっていない!ということでパンとポカリを摂取。

ちょっとこの辺りで今回は引き返そうかなと右往左往するも、行けるところまで行ってみることに。

これって遭難フラグでありがちなセリフ。

 

 

 

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少し行くと遥堪峠で中国自然歩道と合流。

ここから下山も可能。かなり気持ちが揺らいだが、先程の栄養摂取も効いてきたのかまだまだ行ってみることに。

 

 

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この気持良さげなトレイルに惹かれ・・・

 

 

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道に迷った!

やはり疲労と脳の糖質不足でボーッとしていたのか、鰐淵寺コースに行ってしまったらしい。1km以上オーバーラン。

まあ景色良いし走るに気持ち良い道だったのでよかろう。

 

 

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遥堪峠に戻ると鼻高山へのコースはすぐ目の前だった。

トレランしやすそうなフカフカ道を見ると突っ込んでしまうのは悲しい性。

今度から気をつけよう。

そして激しいアップダウンの先に天臥峰。そんな名前のくせに眺望なし。

 

 

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写真じゃ伝わりにくい激坂。

ロープを駆使して一気に降ると、壁のような激坂が待ち構える。

心をノゲイラばりにバキバキ折ってくる。

 

 

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最後の急登。もう四つ這いのような姿勢になりながら何とかよじ登る。

誰とも合わなくてよかった。

 

 

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やっとこさ鼻高山!

スタートしてから10km、3時間の長旅であった。

アップダウンが激し過ぎるので、ちょっと走っては歩いて登るの繰り返し。

トレイルランニングというよりは、インターバルトレーニングだったような気がする。

 

 

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眺望良し!

こう見るとだいぶ東へ走ったようだ。

 

 

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日本海も一望。十六島(うっぷるい)方面。

うっぷるいというキラキラネームは、アイヌ語や朝鮮語説など諸説あり。

 

 

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かわいい相棒たちよ!

もう来た道を引き返す余力はないので、このまま下って地獄のロードと行こうじゃないか。

そうだよ!ロードだよ。道路を走って出雲大社まで帰るよ!

 

 

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この傾斜、おわかりいただけるだろうか?

鼻高山山頂にある細い登山道を下ると、すぐにこのまっすぐ立てないくらいの激坂が待ち受ける。

地図をよく見ると、天王山キャンプ場まで下る正規ルートでないことが判明。

だって看板にそう書いてあったのに。要確認ですな。

この糞激坂を登り返すのも嫌なので、合流ポイントまでズリズリ降りていく。

 

 

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やっと合流。中寺跡というコースだったようだ。

薄暗くて踏み足無く、獣が掘り返した跡がたくさんあって、久しぶりに恐怖と孤独を感じたルートだった。

やっぱり現代社会の人口過密が嫌で山に入っても、全く人気どころか痕跡もなくなると死ぬほど不安になるのはなぜだろう?

 

 

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天王山キャンプ場までは竹やぶの暗い道を下っていけばすぐ着いた。

30分で一気に500m下ったことになる。

あ~下りは楽しいなあ。

そしてここから地獄のロード7kmが始まる。

あれだけのアップダウンを越えてきた足はもうガクガク。

平坦な道なのにほとんど走れず1km7分ペース。

しかもこれがやる気の失せる純朴な直線なんですわ。

全行程で一番きつかったのがこのロードだった。

 

 

 

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何とか帰り着いた出雲大社。

目の前に洒落たスタバがあって、観光客の若い女の子たちがキャピキャピしている前を地獄ロードでゲッソリした顔でフラフラ歩く。

 

冬の間、筋トレに勤しんだのだがそこまで効果を感じなかった。

トレランや長距離ランニングをすると、決まって足が動かなくなった。体力的にはまだ余裕があったので、物の本によればどうやら筋力不足らしい。

しかし、トレイルランニングという特殊な運動に使う筋肉は、自宅での筋トレだけではやはり足りなかった。

登山家や冒険家のトレーニングも、結局は登山という意見が多いのにも頷ける。

今年はいろんな山を走りたいなあ。

 

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出雲北山縦走路は、ご覧の通りトレランには最適。

標高は低いが、このアップダウンの激しさはあまり無いだろう。

そして驚くべきは僕の心拍数。ほぼ常時MAXやんけ!

鍛え直します。

 

 

おすすめリンク

tabing.hatenablog.com

ブログ内のデータはすべて『GARMIN fenix5』で取得しています。

GPSと心拍計があれば、トレラン中の細かなデータが収集できるのでオススメです。 

 

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今回の装備もこちら。

 

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やっぱり走るのは良いのという話