満喫!台湾!

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クラビからマレーシアのクアラルンプールまで下り、窮屈なエアアジアの航空機で降り立ったのは『台湾』

そう、この旅で一番仲良くなったあの台湾の夫婦に会いに行くためだ。

旅では沢山の人に出会った。そのたくさんの出会いの中でも彼らとの思い出が強く輝いている。

 

僕らは英語がさっぱりだ。

だから外国人とは友達にはなれないと思っていた。自己紹介などの簡単な会話はできるが、そこから先となると話すのに時間がかかってしまったりジェスチャーやら知ってる単語をごちゃ混ぜにしてなんとか伝えるという具合だったからだ。

 

でも彼らはそんな僕らの暗号のような英語をなんとか理解してくれた。よく映画やアニメである原始人みたいに聞こえたことだろうに。

 

そんな彼らが台湾に招待してくれた。彼らの家にホームステイ、そしてガイドまでしてくれた。

台湾は今までで一番気が楽なのほほんとした旅だった。

 

 

台湾の家庭料理

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ママが作ってくれた台湾料理。

本場の餃子は言うまでもなくおいしかった。

餃子は水餃子がポピュラーだ。中国に行った時もそうだったが、日本でお馴染みの焼き餃子が主流ではない。

 

 

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こちらはフルコース。台湾料理は煮物が多い。

僕の印象では沖縄料理に近いものが多かった。

豚足や豚の角煮がメイン。

 

 

 

台湾のお茶文化

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台湾はもちろんお茶文化。

とにかくお茶、お茶、お茶だ。

お茶の入れ方や楽しみ方は日本とは全然違っている。

 

日本では台所でお湯を急須に入れて持ってくるが、台湾ではお茶を皆の前で入れる。

特質すべきはお盆で、お湯をこぼしても良いような作りになっている。このお盆の上でお茶を淹れるというわけだ。簡易キッチンといったところかな。

 

 

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湯呑みを湯煎し茶葉を蒸らしたあと、聞香杯(写真上部)に茶を入れる。

聞香杯をひっくり返して湯呑みに入れ、このまま30秒待つ。

聞香杯は読んで字の如く、匂いを嗅ぐためにある。聞香杯を抜いたあと、鼻を近づけて茶のほのかな香りを楽しむ。

 

 

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台湾茶は香りを楽しむのも醍醐味だ。

味も良いが日本の茶よりは薄い。

匂いはとても深みがあり、けっこう病み付きになる。

 

 

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お茶の店に行くと試飲させてくれるのだが、その量が尋常ではない。飲み干した瞬間には次の茶が注がれている。

茶は種類がかなりあるので試飲は終わらない。結局2時間位飲み続けた。

高級なお茶は匂いが芳醇で透き通るような鼻通り。気づけばラリったようにくんくんしていた。

ちなみにネットで調べたところ、日本で買うより半額以下だ。

でも台北の観光地では3割くらい高いらしい。

 

 

 

 

台北観光

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まずは総統府。台湾のホワイトハウスだ。

ちなみに馬英九政権が選挙で大敗した直後であったため、馬総統のパネルがどこか悲しそうに見えた。

日本統治時代の建物なので、展示にも日本との関連の物が多い。

 

 

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中正紀念堂は蒋介石を祀っているところだ。

蒋介石とは、毛沢東との戦いに敗れ台湾に渡った国民党の総統だ。台湾人にとって蒋介石とは賛否両論ある人物であるが、良くも悪くも英雄であることは間違いない。

そのせいか、この中正紀念堂は時の政権によってしょっちゅう名前を変えられている。これぞ蒋介石という人物を一番現しているような気がする。

 

 

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若き日の蒋介石。

 

 

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当時の人にしては大柄だったようだ。

 

 

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中正紀念堂の名物といえば守衛交代の儀。

ロボットのように歩く逞しい守衛の行進は必見だ。

 

 

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蒋介石像の前で交代する。

友人曰く、彼らは台湾軍の中でも選抜されたエリートらしい。

180cm以上の身長かつ筋骨隆々というのがポイントだ。

ちなみにイケメンが多いです。

 

 

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台北101は500mを超す高層ビル。

台湾のシンボルであり、台北の街ならどこからでも見える。

 

 

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内部は高級店ばかりでお呼びではなかったけど。

 

 

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台北101内にある鼎泰豐(ディンタイフォン)という台湾料理レストラン。

なんとここはミシュランで1つ星をもらっている名店である。

しかも小籠包は5つで400円ほど。

そう、生まれて初めてミシュランガイドに載っている名店に入れるのだ。

 

 

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味は言うまでもない。

口に入れるとそのまま体がとろけていきそうだった。

油が上品すぎてたまらなかった。

日本にも支店があるが値段が2倍になるので台北に来たらぜひ行ってみてほしい。ただしかなり混んでいるので時間に注意。

 

 

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故宮博物館は中国歴代皇帝たちの名宝が70万点以上も所蔵されている世界でも冠たる博物館である。

でもなぜ台湾に中国の名宝がこんなにあるかというと、さきほどの蒋介石がポイントだ。

それは彼が毛沢東率いる共産党に追われ大陸から撤退するときにあらゆる宝物を持ち去ったからだ。

ここは写真撮影一切禁止なので画像はないが、本当に中国の長い歴史のすべてが収められているといっても過言ではない。

夏や殷の時代から清の時代まで、すべて網羅されている。

 

中でも有名なのは鉱石で作られたリアルな白菜と豚肉を模した作品だ。そう、中国4000年の名宝が揃うと言われる故宮博物館で一番有名なのが白菜と豚肉。う~ん中国っぽいなあ。

 

 

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故宮博物館で中国の歴史を目で堪能したならば、今度は舌で。ということで台湾名物『ナイトマーケット』

格安で台湾フードの食べ歩きができる。

 

 

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肉まんも感激の味!

 

 

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日本でも食べたことのある中華料理から、見たことのない不思議な料理まで延々と続く食の道。

 

 

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ここまで来たのならぜひ食べたいのはやっぱり臭豆腐だ。

臭豆腐屋はすぐにわかる。それは狭い路地で強烈な臭いを解き放っているからだ。

きつめの納豆で洗った野良犬のような香り。

でも味は味噌風味の豆腐という感じでおいしかった。

 

 

やっぱり現地の人にガイドしてもらうと楽だ。

移動もスイスイでうまいものも食べられて最高の一日だった。

台湾は治安も良いし日本語表記の店も多いので観光しやすい。しかも日本から飛行機でわずか2時間半ほどだ。

日本人が一番気軽に来れる国だと思う。

台湾、おすすめです!