【2016年改訂版】世界一周を終えてからバックパッカー装備を『さらに』とことん追求してみる
あけましておめでとうございます!
世界一周の旅から帰国して一年が経ちました。
まだまだ日本社会には慣れていませんし、まだまだなんとなく旅に行けるような気がしてならない今日このごろ。
そんなこんなで毎日旅のことばっかり考えています。
そこで今回はバックパッカーの装備・ガジェットを再考してみました。
2015年初めに書いた上記リンクの記事はけっこう好評いただいているんですが、一年もしない内にすっかり置いて行かれた感も否めないです。
道具の進化って早いですからね。
ということで、すでに旅に行きたい衝動を抑えつつ、もし自分がまた世界一周の旅に行くとしたら現段階でどんな装備を持っていくかを考えてみました!
バックパック
[モンベル] mont-bell アルパインパック60 1223325 OGBR (OGBR)
- 出版社/メーカー: mont-bell(モンベル)
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バックパックの本場はやはり海外、グレゴリーやミレーなど不動のメーカーが鎬を削っている。
でもおすすめはメイド・イン・ジャパンなモンベルの60L。
理由はコストパフォマンスの良さ。
投げられ、路上にたたきつけられ、椅子にもなっちゃうのがバックパッカーのバックパック。
僕はMACPACカスケード 75FLという3万円もするお高いバックパックを持って行った。これは重いし高いけど、頑強で水にも強い。
でも今は汚れに汚れ、倉庫に眠っている。
やはりバックパックは旅の一番の相棒であり、一番の汚れ役でもある。
無理して高いものを買わなくとも、しっかりとした耐久性のあるものなら安くても問題ない。
そこでモンベルだ。世界でもお墨付きの安全性に加え、この安さ。
これで浮いた予算分を他の装備に回すこともできる。
ちなみにこれより安い非登山用のバックパックはおすすめしない。あくまでも登山用として認知されているメーカーのものでなくてはならない。
なぜなら安物のなんちゃって登山バックパックや海外で買ったパチモノバックパックを持っていた人の殆どが、何かしらの被害にあっていたからだ。
海外の荷物の扱いはそれはそれは乱暴だし、バックパック自体も重い荷物を入れられゆさゆさ揺られる毎日。そんな中では安物はすぐにボロが出てしまい、ハーネスやポケットがちぎれたり、穴が空いてしまう。
それに登山用バックパックは、荷重を分散し歩きやすい構造になっている。登山用バックパックだと疲労度や快適性も考慮されているので、安物とは全然違うものだと思ったほうが良い。
ウルトラライトという概念を知っているだろうか?
もはや主流になりつつある、装備を最低限軽くして楽しくハイキングや登山をしようという考えだ。
ウルトラライトの考えはバックパッカーにも当てはまる。あれもこれもと荷物を増やすと、肝心の旅がしんどく窮屈になってしまう。
ウルトラライト製品は極限まで荷物を軽くするために、最新の技術や大量生産しづらい構造になっているので値段が張る。
だが、長期のトレイルを歩いたりする旅(サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼など)の人にはおすすめだ。
「山と道」では50L近いバックパックの重さが1kgにも達しない(モンベル60Lは1.8kg)
その分、耐重量が11kgとあまり物を入れることが出来ないが、ウルトラライトなバックパッカーというスタイルもどうだろうか?
クレジットカード&デビットカード
JCBも使いやすくなったが、やはりVISAかMASTERで他銀行のカード2枚持ちが基本。
銀行は定番だがやはり大手が良い。
24時間サポートなど、対応がしっかりしていないと海外では死活問題だからだ。
何度も書いたが、海外のATMはいい加減で詐欺も多い。
読み取り機能が悪くて使えなかったり、そもそも中にお金が無かったりはかわいいもので、機械の故障でカードが吸い込まれたまま出なくなったり、詐欺師が改造してカード情報を盗み取るなんてことも。
海外でカードが使えなくなった場合、現金が下ろせない。
もし言葉が通じないようなド田舎(最近はけっこうな田舎にもATMはあるができれば大都市で多めに下ろしておこう)でこんなことが起これば・・・そんなことを考えただけでも恐い。
ちなみにマイルなどを謳ったカードも多いが、おそらく大抵のバックパッカーはLCCを利用するので全く関係ない。大抵のLCCはマイルサービスは行っていないからだ。
このカードは年会費10800円もする。
「こんな高いもんいらんわ!」と思うが、このカードはプライオリティ・パスが付いている。
これさえあれば、空港でファーストクラスなどに乗る客がお過ごしになるラウンジという聖域に入れるという。
僕らは空港の隅っこで寝っ転がって飛行機を待っていたので、あの明るくて暖かそうでWIFI飛んでそうなラウンジが憧れであった。
場所によってはバーやシャワーまであるとか。
次行くときは、これで行こうかなあ~なんて思っている。
※それほど空港の待ち時間は辛いのだ。
パソコン&タブレット
現代の旅はインターネットが無いと成り立たない。
ネットバンクの口座管理、ホテルや航空券の予約、家族との連絡や旅先の情報収集、これが全部ネット上で行われる。
特に貧乏なバックパッカーなら、インターネットを利用するしか無いのが実情だ。
例えば格安航空会社(LCC)は、すべてインターネット上で手続きをしなくてはならない。だからこそ人件費を抑えて安く飛行機を飛ばせるのだ。
インターネットで情報収集しながら旅をすれば、安全で格安に過ごせる時代になった。
インターネットは重要だというのはわかっていただけたかと思うが、ではパソコンは絶対にいるかとなると話は違う。
今はスマートフォンやタブレット端末が高性能になっているからだ。
上記の話は、すべてスマートフォンがあれば事足りる。
じゃあなぜパソコンを持っていくのか?
これは前回も書いたが、写真がメインの旅ならやはりパソコンが便利だからだ。
一眼レフなどを持って旅をするスタイルだと、写真一枚のデータが大きいので、やはりパソコンがないと困る。タブレットやスマートフォン経由でも出来ないこともない。でもとても時間が掛かるし面倒だ。
クラウド上で記録すれば良いと思うかもしれないが、オンライン上でデータを保存するのは高速度の回線が常に一定のレベルで流れ続けていないと途中で中断されたりものすごく時間がかかったりする。ちなみにボリビアの安ホテルで一枚8mb程度の写真データをアップロードすると、一枚5分位かかる。
そこで次に旅する時に僕が持っていくのは2in1タイプのパソコンにすると思う。
これはパソコンとしてもタブレット端末としても使える今売れ筋のパソコンだ。
これならパソコンとして写真の管理や文章を書く時に使用し、タブレット端末としてネットサーフィンや読書ができる。
前回の旅で僕はパソコンとタブレット端末を1台ずつ持って行ったが、とにかく嵩張るし、充電器などの付属品で鞄の中がごちゃごちゃになってかなりのストレスだった。
※TransBookは容量が少ないので、HDDやSDカード等の外部記憶ツールがあると良い。
結論として、
・一眼レフデジタルカメラ等を持っていく「写真」がメインの旅ならパソコンがあるとかなり便利。
・写真はスマートフォンで十分と思うならパソコンは不要。
・とにかく荷物を減らしたいのなら、パソコンは除外すべき。
カメラ
デジタルカメラの進化はものすごく速い。
一年前の商品がすぐに数段追い越されてしまうようなことがある。
この一年も、かなり進化した。ちなみにカメラは進化しすぎて色んな機能がつきまくるというガラパゴス化により、値段もぐんぐん上がっている。
旅カメラ界の新興勢力「SONY α7兄弟」
現在、最強の旅カメラはこのα7RⅡだろう。
プロレベルのフルサイズ機なのに、大きさがミラーレス一眼並みという「いっつ・じゃぱにーず・まじっく」
某映画で「日本人は何でも小さくしちまいやがる!」とマッチョなアメリカ人俳優が言っていたが、その極みである。
ちなみにお値段36万円、値段も最強!はい却下!
これは僕がただ欲しいだけでした。
本題に戻ろう。
これは上の最強旅カメラの弟分(出たのはこっちが早い)、世界初のフルサイズ機なのにミラーレスというありえない矛盾をぶっ壊したカメラ。
値段はボディだけで12万円くらいだが、普通に綺麗な写真を撮りたいというレベルなら十分過ぎるスペックだ。(有効約2430万画素の35mmフルサイズ)
それなのにボディの重さは474g。こりゃ敵わん!
ちなみにこちらも兄弟分のα7Sもおすすめだ。
1220万画素と画素数は落ちるが、常用ISO100~102400、拡張50~409600という化物スペック。
簡単に説明すると、真っ暗なところでシャッターが切れないだとか、ブレまくって何だかわからない写真しか撮れないという悩みが消え失せる。
要するに夜景でもバッチリ使えるカメラなのだ。
特にウユニ塩湖に行く人にはおすすめだ・・・というか誰かこれ持って行って写真撮ってくれませんかね?
夜のウユニ塩湖は本当に真っ暗で、綺麗な写真を取るのはかなり難しい。
三脚なしで頑張った僕の力作だが、たぶんα7Sがあればこれどころじゃない写真が撮れるだろう。
アウトドア派には「OM-D E-M1」
OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M1 12-40mm F2.8 レンズキット ブラック 防塵 防滴 OM-D E-M1 12-40mmF2.8LKIT
- 出版社/メーカー: オリンパス
- 発売日: 2013/10/19
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前回でもおすすめしたオリンパスのフラッグシップ機(ボディ10万円前後)
ミラーレス一眼なのでコンパクトだが、防滴防塵で多少の悪天候でも平気なタフさを持つ。
カメラ雑誌を見ると、アウトドア系の写真家がサブとして持っている事が多く、評価も高い。
そして何よりオリンパスのレンズは安い!
単焦点レンズなら1万ちょいでも買える。
廉価版はOM-D E-M10でレンズも入れて6万円前後。
4K動画も撮れる「GH4」
Panasonic ミラーレス一眼 ルミックス GH4 ボディ ブラック DMC-GH4-K
- 出版社/メーカー: パナソニック
- 発売日: 2014/04/24
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こちらはパナソニックのミラーレス一眼だが、4K動画が撮れる(ボディ10万円前後)。
今思えば、旅先の写真も良いが、思い出は動画を見返したほうが強い。
ちなみにオリンパスとパナソニックは規格が同じなので、同じレンズが使えるのだ。
スナップショットなら「GR」
RICOH デジタルカメラ GR APS-CサイズCMOSセンサー ローパスフィルタレス 175740
- 出版社/メーカー: リコー
- 発売日: 2013/05/24
- メディア: Camera
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言わずと知れたスナップショット最強カメラ(75000円前後)
コンパクトデジタルカメラとしてはかなり高いが、APS-Cサイズで出来は言うまでもない。
スナップショットを得意としているプロがよく使っている。
ありきたりな観光写真より、町中の生活がある景色が好きならGRはおすすめだ。
なぜなら一眼レフカメラを構えると、身構えられたり、怒られたりするからだ。特にイスラム圏では女性を撮ると厄介なことになるケースも有る。僕も風景を撮っていたのに、勘違いしたイスラム教徒の女性に怒られたことがある。
紹介したおすすめ旅カメラはあくまでも、『写真がメインの旅』をしている人向け。
記念撮影程度で良いなら迷わずスマートフォンをおすすめする。
カメラとパソコンが無いだけで、荷物はかなり減らせるし、充電器まみれになることもない。
ちなみにカメラは日本で買うのが一番安い。爆買いに来るのはそういう一面もある。
新しい旅の主流「GoPro」
【国内正規品】 GoPro ウェアラブルカメラ HERO4 シルバーエディション アドベンチャー CHDHY-401-JP
- 出版社/メーカー: ゴープロ
- 発売日: 2014/10/18
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世界一周の旅の中で、へんてこな棒を持っている人達をよく見た。
日本に来ている観光客たちもへんてこな棒を持っている。
その棒の先には、たいていこのGoProがあった。
日本人はあからさまな自撮り、しかも動画となるとなかなか恥ずかしさがあるものだが、特に欧米人は仲間内でフッーフッーはしゃいでいるのを動画で記録したいようだ。
たしかに動画のほうが情報量が多い。
先程も書いたが、動画のほうが見返した時の楽しさも強かったりする。
GoProは4K動画を手軽に撮れるだけでなく、小さくて頑丈というまさに旅の記憶のバックアップ機としては最高だと言っても良い。
最近は旅先の動画をYouTubeとかにアップロードして、お小遣い稼ぎをしている人も多いと聞く。
きっと一生の思い出になるはずなので、動画も捨てがたい。
・・・と言いたいところだが、4K動画となるとかなりのデータ量になってしまう。写真だって最近は一枚一枚が大きなデータとなっている。
データのバックアップについては後ほど。
服装
これは前回記事と変わらず、ユニクロの王座はちょっとやそっとでは動かない。
インナーやTシャツなんかはユニクロで十分過ぎる。
(ビー・ブイ・ディ)B.V.D. 吸湿発熱 保温 防寒 Vネック長袖Tシャツ WARM TOUCH中厚(M,L,LL) GR058PS GR058PS BE ベージュ M
- 出版社/メーカー: B.V.D.
- 発売日: 2015/09/29
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寒い地域に向かう人はヒートテックがあると良い。
このBVDのWARM TOUCHはユニクロのヒートテックより暖かいと言われている。
ちなみにガチの登山をする人にヒートテックはお勧めできないので注意が必要だ。
レインジャケット
(モンベル)mont-bell ストームクルーザー ジャケット Men's 1128256 EGD エバーグリーン/ダーク L
- 出版社/メーカー: mont-bell(モンベル)
- 発売日: 2014/06/27
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コストパフォマンス最強のモンベルの商品の中でも、取り分け優秀なのがストームクルーザー。
まあこれさえあれば、普通の気象変化には十分耐えられる。
僕のようにトレッキングを行うのであれば、ぜひとも持って行きたい。
トレッキングなんてしないけどレインジャケットが欲しいという人は、サンダーパス ジャケットが廉価で良い。
傘でも良いと思うが、レインジャケットはあったほうが便利だと思う。
東南アジアのようなスコールだらけの地域では、傘は役に立たず、みんな雨合羽を着るか雨宿りをしてただ止むのを待つ(すぐ止む)
それに旅はきれいなところばかりではなく、砂埃や排気ガスまみれの方が圧倒的に多い。そんな時に登山用のジャケットがあれば、強度があり身体への負担も少なく、そして汚れも気にならない。
ちなみに僕たちは、レインジャケットを都会用の正装にしていた。
けっこうな都会に行くと、THEバックパッカーな格好が恥ずかしくなる時があるので、そんな時にも役に立った。
ダウンジャケット
(モンベル)mont-bell EXライト ダウンジャケット Men's 1101474 GM ガンメタル M
- 出版社/メーカー: mont-bell(モンベル)
- 発売日: 2014/09/19
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ダウンジャケットは寒い地域にいかないとしても、またトレッキングなどをしないとしても、一枚はあったほうが良い。
空港やバス内のエアコンが効きすぎて寒かったり、体調不良の時にブランケット代わりにも使える。
EXライトのように小さく収納できるタイプなら、荷物にもならない。
(モンベル)mont-bell U.L.サーマラップ ジャケット Men's 1101434 BK ブラック L
- 出版社/メーカー: mont-bell(モンベル)
- 発売日: 2013/10/02
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最近インサレーション ウェアなるものがキテいる。
登山はあらゆる状況に対応できるよう重ね着しているので、その中間着として利用されている。
フリースに近いのだが、こちらは嵩張らず保温性も高い。
しかもこのサーマラップジャケットは化繊なので、洗濯しやすい。
ダウンジャケットの弱点は濡れたら保温性が無くなるのと、洗濯しずらさだった。
長めのアクティビティやトレッキングともなると汚れも酷いので、洗濯もできて扱いやすい化繊のインサレーションウェアも使いやすいと思った。
・・・モンベルばっかりだけど、僕はモンベルの回し者ではない(^O^)
でもそれくらいモンベル商品の性能とコストパフォマンスは素晴らしいの一言。
旅の装備は、快適さや健康を守るものでもある。ここは信頼できるものを選びたい。
靴
気が遠くなるほどの距離を歩くバックパッカーな旅だと、靴も非常に重要。
おすすめは「履きなれた靴」だ。
足に合った靴でないと、ひどい靴ずれや疲労しやすいなどの問題が起こる。
ランニングシューズなどの運動しやすい靴であれば良いが、僕は登山靴をおすすめする。
がっしりした重登山用のものではなく、ハイキングや低山用のものが良い。
理由は「バックパックが重い」からだ。
普通のバックパッカーなら、おそらくバックパックの重さが10kg近くなってしまうと思う。ちなみに僕のバックパックは15kg近くあった。パソコンやカメラの重さもあったが、おみやげや食料なども入れるため、必然と重くなっていく。
普段、10kg以上の物を担いで歩くことがあるだろうか?
負荷が重いと、それだけ足に掛かる負担も増大する。
普通のランニングシューズなどは靴のソールが柔らかい。これは走りやすくするため靴を軽くしているためだ。
だが荷物が重いとソールが柔らかい場合、足裏への負担がかなり強い。足への負担を軽くしようと無理な姿勢や歩き方をすると、今度は腰やふくらはぎに痛みが来る。
登山靴のソールは硬い。
そのせいで重くなってしまうが、足への負担はかなり軽減できる。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼のように歩きがメインの旅なら、尚更頑丈な靴が良い。
[キャラバン] CARAVAN トレッキングシューズ C1-02S 0010106 440 (ブラウン/27.0)
- 出版社/メーカー: Caravan
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登山やトレッキングがメインの旅なら、このようなハイカットでしっかりとしたソールのほうが良い。
ハイカットなら捻挫を防ぎ、石などの混入も防げる。
できたらGORE-TEXなどの防水と透過性があるものが良い。
[コロンビア] Columbia セイバーII YM5099 010 (Black, Chili/8)
- 出版社/メーカー: Columbia(コロンビア)
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荷物が重い場合は、これくらいの靴だと安心できる。
頑丈で疲れにくく、防水機能もある。
最近はトレイルランニングの靴も良いのが出ているので、おすすめできる。
たかが靴だがバックパッカーにはけっこう重要なアイテムだと思った。
僕はハイカットの軽登山靴で旅をしたが、重くて嵩張るけど足の怪我はなかったし濡れて嫌な思いはしなかった。
今度旅をするならトレイルランニングシューズで行ってみようと思う。
サブバッグ
これが意外に大事な装備だったりする。
サブバッグは主に観光や街歩きに使う。重いバックパックは宿において、楽しい町中への散歩にはサブバッグになる。
特にカメラや貴重品を持ち歩くときは、サブバッグがとても大切になる。
だがこのサブバッグ、盗人の標的でもある。
ひったくりや置き引き、ナイフで裂かれたりバイクにぶん取られるのもたいていはこのサブバッグ。
なので一番気をつけないといけない装備でもある。
[コールマン] Coleman クールワンショルダー CBS4211BK BK (ブラック)
- 出版社/メーカー: Coleman(コールマン)
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以前の記事で僕はこのバックを紹介した。
今でもメッセンジャーバッグタイプが一番良いと思っている。
これなら治安の悪い地域ではお腹の方に持ってこれるし、身体にきっちりと3点で固定できるのでアクティビティにも活用できる。
さらにファスナーがあれば南京錠をつけることが出来る。
ナイフで裂かれてしまえばオシマイだが、これならひったくりなどの窃盗犯罪には巻き込まれにくい。
あとメッセンジャーバッグなら広く薄い形状なので、狭い車内などでも場所を取らないという利点もある。
上記のメッセンジャーバッグなら、パソコン、タブレット端末、貴重品、カメラ、ガイドブックがなんとか収まる。
他にも小さなリュックやウエストポーチもサブバッグとして使われている。
とにかくトートバッグのようなものではなく、きっちりと身体の近くで固定できるものが良い。
さらにこれも重要だが、サブバッグは機内持ち込みできるくらいの大きさでなくてはならない。
大抵のバックパッカーはそこまで気を使ってはいないので、メッセンジャーバッグじゃないとダメというわけでは決して無い。
東南アジアなんかでは、民芸品みたいな綿のバックをプラプラさせている人が多い。
僕のようにビビリで、さらにカメラやパソコンを入れる必要がある場合は、メッセンジャーバッグがおすすめだ。
ちなみにバックパッカー用のサブバッグをよく妄想している。
メッセンジャーバッグタイプで厳重なファスナー付き。もちろん南京錠をつける。あと防水のホロが欲しい。3点固定方式で、調節しやすいものが良いな。素材は防刃防滴防塵でしかも軽い。GORE-TEXでも良いかな~。ダイヤル式チェーンロック機能もあって、GPSも付いていて、ソーラーパネルで充電もできて・・・
データのバックアップ
旅先での写真や動画は一度無くしてしまえば、いくら金を積もうと取り戻すことは出来ない。
僕が命の次に大切にしていたのは、お金や荷物ではなくこの写真や動画のデータだった。
僕が撮った写真は保存していたものだけで、14496枚。
これに動画も加わるので、1年で100GB近いデータを記憶させたということになる。
さらに4K動画なんかも加われば、すごいことになりそうだ。
しかもデータはバックアップだけではなく、ガイドブックや旅先の情報、音楽や本や映画など、日本から持ち出しのものもある。
先程も書いたが、クラウドなどのオンラインストレージは便利だがスイスイ使うにはそれなりのネットインフラが必要なので、先進国や都心部でないと難しいことが多々ある。
では僕が行っていたバックアップの方法を書いてみる。
バックアップ方法
【Amazon.co.jp限定】Transcend SDHCカード 16GB Class10 (無期限保証) TS16GSDHC10E (FFP)
- 出版社/メーカー: トランセンド・ジャパン
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僕はAmazonの安いSDカード(16GB~32GB)を4枚ほど持って行き、写真や動画をパソコンに保存する際についでにバックアップをしておいた。
そして日本にお土産や荷物を送る際に、バックアップデータが入ったSDカードを一緒に入れておいた。
無事に実家に届き、家族に自宅のパソコンかHDDに保存してもらえば、やっとこさバックアップは完璧になる。
そう、バックアップのバックアップのバックアップが必要なのだ。
このSDカード(HDD)にパソコンやタブレット経由で直接バックアップを行い、日本に送ってしまうという方法は、手軽で早く安定したバックアップが可能だが、その反面、荷物になる、配送料がかかる、盗難・紛失リスクがあるなどのデメリットもある。
なのでオンラインストレージにもバックアップしておいた。
少しでもネット回線が早い地域だと、観光している間にパソコンをつけっぱなしにしてアップロードさせたりもした。だがやはりアップロードは安定したインフラでないと、途中で切れていたり、ものすごく時間がかかったりと、けっこうストレスだった。
オンラインストレージはFlickrとGoogle。ちなみにクレジットカードや海外保険の情報など大事なデータはEvernoteに保存しておくと便利。
一生モノのデータなら4段構えくらいで丁度良い。
Transcend USB3.0/2.0 2.5インチ ポータブルHDD 耐衝撃 M3シリーズ 1TB 3年保証 TS1TSJ25M3
- 出版社/メーカー: トランセンド・ジャパン
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4K動画を撮ったり、映画や音楽をたくさん持っていくのならHDDがいる。
旅先であった人達もHDDを持っている人は多かった。
中には映画を100本以上入れている人や、プログラミングを勉強するために教科書を何冊も入れている人なんかもいた。
旅に持って行くなら絶対に耐衝撃は必須だ。
飛行機にのる際に預け荷物に入れようものなら・・・
変換プラグ
海外のコンセントの差し込みはバラバラ。
たまにどうやって挿せばよいのかわからない形状の物まである。
なので変換プラグは必須(変圧器は使う場面はなかった)
僕達が持って行ったのはこういうタイプ。
これにソケットをつけてパソコンやカメラの充電をしていた。
充電自体は問題ないのだが、一つ厄介なことが。
海外のホテルはえらいところに差し込み口があったりする。
床から1mくらい高かったり、ベッドの隙間の奥の方にあったり。
なので何個も充電すると、重みでポロッと落ちてしまうことがあった。
この商品のように長めの形状だと、特に重みに弱い。
MOCREO®新規安全旅行充電器 変換プラグマルチプラグコンセント二重保護充電器(新規ブラック)
- 出版社/メーカー: MOCREO(モクリオ)
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なのでこのようなしっかりと固定できるタイプが良いかもしれない。
この商品はUSBポートが2つも付いているので、僕達のように2人以上で旅をする場合は、コンセントの取り合いにならないで良いと思う。
あると便利なもの
予備バッテリー
サンワダイレクト モバイルバッテリー 大容量 16000mAh ノートパソコン スマートフォン iPad iPhone 対応 充電器 700-BTL011
- 出版社/メーカー: サンワダイレクト
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長時間の移動が必要な南米やインドなどでは、丸一日充電できないなんて事も多々ある(僕達の最長移動時間はアルゼンチンで36時間バスに揺られ続けた)
僕のように移動中暇つぶしで音楽や読書が必須の場合や、旅の情報をタブレットやスマートフォンで一元管理している場合は、予備電源が必須になる。
ノイズキャンセリングイヤホン
これも移動中だが、インドや東南アジアなんかのバスや列車はかなり五月蝿い。
ラオスで鶏と一緒に10時間バスに揺られたこともあった。
全く音が聞こえないのは防犯上あまり良くないが、ノイズキャンセリング機能のイヤホンがあれば良いなと思った。
できればBluetoothや防水機能も欲しいので、Amazonで探したら安くて良さ気なのがあった。旅先に持っていくので、安物で良いと思う。次行くときはこれかな。
※Bluetoothは電池の減りが早いので注意。
エア枕
LCCの座席や田舎のバスなんかは拷問に近い時がある。
スリランカの極狭バスは前の座席に膝を食い込ませながらの3時間半山道コースとかあった。
あと痔主さまは座布団必須!僕はケツの皮が薄いので、これまた拷問のような時が多々あった。
コーヒー
コーヒー好きな僕だが、旅先で欲しかったのが美味しい淹れたてコーヒー。
ヨーロッパなんかはカフェが多いが少し高いし、他の地域はネスカフェばっかり。
やっぱり淹れたてが飲みたい!という欲求がふつふつと湧いていた。好みのコーヒーの味があるし、そもそもコーヒーを淹れるのが好きだったりする。
海外の普通のスーパーで売っているのはインスタントばかり。たまに豆があってもあまりいただけないことが多い。
中南米などのコーヒーの有名産地だと良い豆が買えるんじゃないか!と思いきや、そういった国は出来の良い豆はほとんど輸出に回してしまうそうだ。
おすすめはコーヒー産地の外国人向け土産屋。ここには高品質のコーヒー豆が売られている。
そんなこんなでとにかく豆を手に入れたら、あとは淹れるだけ。
アウトドアでもコーヒーを!という人に人気な携帯コーヒーミル。
小さいからといって侮ってはならない日本が誇るセラミック技術。
これは何度も洗って使えるドリッパー。
軽すぎて無くしてしまうのが恐いくらいだ。
これは実際に旅に持っていたが、トレッキング中や宿で大活躍だった。
だがこのタイプのドリッパーは、注ぎ口が細いポッドがないとビッチャビチャになったりするのでけっこう大変だった。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 18-8ステンレス製パーコレーター3カップ M-1225
- 出版社/メーカー: キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
- 発売日: 2012/03/09
- メディア: スポーツ用品
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これはコーヒーをセットして火にかけるだけというパーコレーター。
パーコレーターといったらカウボーイなので、ワイルドな気分も味わえるかも。
ちょっと嵩張りそうだけど。
次回の旅に向けて狙っているのがこのエアロプレス。
空気圧でドリップするという最近流行りのアイテム。
ペーパーの補充が難点だが、これなら軽く荷物にもならない。
それにドヤ顔で淹れることができそうだ(^O^)
他にもハンディ型エスプレッソマシンなんてすごいものまで出てきた昨今、コーヒー好きにはありがたいなあ~
旅先、特に絶景のもとの淹れるコーヒーは、スタバだろうがブルーボトルだろうが目じゃない。
パタゴニアのフィッツロイを眺めながら飲んだコーヒーは、人生最高の味でした。
よく聞くけどあんまり必要ないと思うもの
有線のWIFIがあるところなんてほぼ見なかったけどな(ヨーロッパに多いらしい)
手荷物測るやつ
空港でチェックできるので、おみやげ等が増えても計算できると思う。
というか、最後の方になればバックパックを背負ったら何キロかわかる(本当です)
Apple製品
世界中の泥棒の憧れなので要注意。
まとめ
前回の記事から少し変更点や新しい考え方が加わった。
常に新商品の情報や店の商品を見ては「これは使えるな」と考えたりしている。
世界一周して丸一年働いたくせに、頭の中は未だに半分旅の途中だったりする。
旅の装備やデジタルガジェットに正解はない。
安ければ良いというわけではないし、高くても旅を有意義にするならば旅行資金を削ってでも持って行ったほうが良いと思う。
あと旅先で買えるか買えないかも考えたほうが良い。下着や歯ブラシなんかは世界中どこでも買えるが、カメラや変換プラグはどこでも買えるものではない。
「宝くじが当たったら」と「世界一周に持っていく装備」を考えるのが、現在の僕の至福な時間だということがおわかりいただけたであろう?
「他にもこんなすごいのがあるぞ!」とか「私はこれを持って行きました!」なんてありましたら、是非教えていください。
・・・宝くじ当たったらまた行くので。