ライカM3 ズミクロン50mm f2沈胴 作例 『森』

ライカM3とズミクロンで森を撮ってきました。

フィルムは『FUJIFILM カラーネガフイルム FUJICOLOR C200』を使っています。

 

 

 

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ライカのレンズって勝手にシティーボーイだと思ってましたけど、この木の躍動感には驚愕しました。

こういう驚きは現像してスキャンしてやっと発見できるというフィルムカメラの面倒臭い行程がかなり割増しているような気もしますが。

 

 

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天気かつ日陰からの撮影だと、シャープさが際立ちます。

 

 

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撮影する際の光の向きや強さを考えながら撮れば、レンズの実力がフル発揮できそう。

 

 

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ちなみに光との相性が悪いとこんな極端な感じに。

この日は晴れ時々曇り、強烈な日が差したり、急に暗くなったりと練習にはもってこいの日でした。

 

 

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逆光気味だと青が強くなる。

 

 

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先行する友人、暗がりだと露出計をしっかり見ないとアンダーになってしまいますね。

やっぱり脳内露出計はまだまだ精度が悪いようで。

 

 

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湖と風

 

 

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ボケのフィルム感が最高、これぞフィルムの良さ。

ハードなランニングコストが生んだボケ感。

 

 

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ススキ

 

 

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先程の友人が撮ったテーブルフォト。

窓からの日差しのおかげでやんわりした空気感。

 

 

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逆光をモロに浴びると色合いがぶっ飛びます。

晴れているのに不気味な感じが出てヒッチコック的には良いかもしれません。

 

 

今のところ、ズミクロンの描写は「ハマれば」すごいという感想です。

やはり60年前のレンズなので、逆光や極端な明暗差があると途端にボロが出ます。

露出はもちろんですが、光の角度や強さも念頭に置いて撮影に臨まないといけないようです。

まあボロを個性と思えばなんてことないですが、今どきフィルムカメラ、しかもライカを買う酔狂な人間には何でも良いのかもしれませんね。

デジタルカメラでは味わえないイレギュラーを酒の肴にできるくらいの酔狂な人間、お待ちしております。

 

 

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マクロレンズで昆虫を撮る

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ついでに買ったマクロレンズですが、撮りだしてみるとかなり面白いレンズでした。

 

tabing.hatenablog.com

ついでに買った理由はこちら↑

 

今回はマクロレンズといえばの『昆虫』です。

ド田舎在住なので、昆虫は玄関から1mでも難なく発見できるという好条件です。

マクロレンズの使用レビューを含めて、撮影写真を載せていきます。

カメラは「Nikon D750

レンズは「Nikon Ai AF Micro Nikkor 60mm f/2.8D

写真はすべてJPEG撮って出し、ブログ掲載用にリサイズしています。

 

 

 

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我が家で飼っていたカブトムシ。

10月まで生き抜くという長寿ぶりを発揮しました。

三脚などで固定しない限り手ブレがかなり発生します。特に昆虫は三脚などが使いづらいので、かなり開放気味で撮ることになります。

するとこの写真のように被写体が斜めにいる場合は、前後がボケてしまいます。

冒頭のバッタのように、真横から撮ればピントが全身バッチリ合わせやすいです。

 

 

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マクロレンズですが、60mmなのでそこまで寄れません。

やはり昆虫撮影ともなると90mm以上は欲しいところ。

この写真はNikonのDXクロップモードにして撮っています。

これはフルサイズ機ながら撮影範囲をAPS-Cサイズにすることで、焦点距離を1.5倍にすることができます。

画素数は落ちますが、レンズを変えずにさらに寄れるという感じです。

なので、この写真は90mmのマクロレンズ並に拡大された写真です。

 

onlinemanual.nikonimglib.com

 

 

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甲虫は光の向きをうまくすれば立体感が出て面白いですね。

 

 

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カマキリはとにかくマクロレンズ撮影向きの昆虫。

なんせレンズを近づけると動かなくなるので。絶賛威嚇されています。

 

 

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マクロレンズですが、引いて撮れば普通の単焦点レンズのように使えます。

画質は思ったより良かったですが、コントラストと色合いが少しきつめな印象です。

 

 

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最高級のカメラ目線

 

 

 

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横を向かれるとピント合わせが至難の業

 

 

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なかなか止まってくれないトンボですが、奇跡的に近づいて撮れました・・・がピント合わせに苦労してますね。

 

 

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昆虫ではないですが、昆虫の宿敵カエルくん。

モノクロ撮影したらオブジェ感がすごいですね。

コントラストがはっきり出るので、モノクロ撮影向きだと思いました。

 

 

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凛々しいオンブバッタ

 

 

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こちらはトノサマバッタ

 

 

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クルマバッタというらしい

 

 

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自宅から10mで発見した謎のT字蛾。

調べた結果、たぶんエゾギクトリバだと思います。

マクロレンズ視点で草むらを散策すると、こんな発見もあります。

ポケモンGOより面白い!

 

 

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幼虫の柔らかい質感

 

 

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小さい虫のピント合わせがかなり難しいのと、風が吹くと葉っぱが揺れて撮影できなくなります。

 

 

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気持ち悪さも写し出すマクロレンズ。

嫁さんに不人気だった写真。

 

 

 

以上、マクロレンズで昆虫撮影でした。

マクロレンズ視点で草むらを散策すると、思いがけない発見の数々で世界はまだ広いなあ~という感想。

マクロレンズで世界の広さを知るというのも面白いと、レンズ沼に浸りながら感慨深さを噛み締めていました。

マクロレンズって何かきっかけがないとなかなか購入優先順位の下の方にウロウロしていると思いますが、買ってみると意外な世界へ没入できるので草むらを這いつくばって撮影しても人目が気にならない勇者にはおすすめです。

 

他にもマクロレンズで撮影した写真

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ついでに買ったマクロレンズにハマる『水滴と植物編』

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フィルムカメラ購入に当たり、デジタルデータ化が必要となり、結局買ったマクロレンズ。

しかし想像以上にマクロレンズでの撮影が楽しかったので、色々試してみた。

今回は水滴と自然編。

カメラは「Nikon D750

レンズは「Nikon Ai AF Micro Nikkor 60mm f/2.8D

写真はすべてJPEG撮って出し、ブログ掲載用にリサイズしています。

 

 

 

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ピント合わせがシビア過ぎるが何とか撮った一枚。

やはり60mmではこれ以上寄るのが難しい。

 

 

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こういうミニチュアっぽくなる写真の方が個人的には好きです。

 

 

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ボケが眠たい感じになる。

 

 

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古いレンズなので、AFは期待しないほうが良い。

思いの外、発色が良かった。

 

 

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パソコンで見るとピントが合っていないということが大半。

 

 

 

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これ以上寄りたいのであれば、60mm以上をおすすめします。

 

 

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サボテン、鳥肌立ったっぽい写真。

 

 

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水滴撮影はやはり90mm以上が良さげ。

これでもDX撮影範囲にしている。

まあ60mmであれば普通単焦点としても使えるので汎用性があるので便利。

 

キャンプ道具のような物撮りであれば、60mmは最適。

なんせこの「Nikon Ai AF Micro Nikkor 60mm f/2.8D」は安いのでね。

 

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