「SOTO レギュレーター2バーナー GRID」は軽量なのに火力・コスパ共に十分!
怒涛のキャンプ道具レビュー。
せっかく大金払ったのだから、隈無く調べ尽くしてみたい。
今回は『ソト(SOTO) レギュレーター2バーナーGRID』とキャンプ用2バーナーの選び方について。
キャンプに便利な2バーナーの選び方
屋外で調理する際には、いちいち炭や薪で火を起こしていたら大変な労力がかかってしまう。ちょっとした調理やお湯が欲しい時は、バーナーを利用するのが一般的。
バーナーは、2口あると「お湯を沸かしながら調理もできる」というように、家族が多ければより便利になる。
ということで、今回は2バーナーについて購入前に調べまくった情報をまとめてみる。
燃料のタイプ
バーナーは、様々な燃料を利用して火を起こしている。
この燃料によって、火力や手軽さやランニングコストが全然違ってくるので、自分にあった物を選びたいところ。
ホワイトガソリン
ガソリンタイプは火力が強く、ランニングコストがとにかく安い。
しかしガソリンの管理(使用後に抜き取らなければならない)や、ポンピングが必要など、かなり上級者向けだ。
そのためか、現在国内では『コールマン パワーハウスツーバーナー』しか販売されていない。
ランニングコストが安く、頑丈で火力も安定しているが、個人的に難易度が高いと思う。
燃焼時間2~6時間で約1.5Lほど使用するようだ。
1Lが1000円前後なので、やはりコスパは最強!
OD缶
アウトドアショップなどに売っているのがOD缶。
ガス缶の弱点である低温時の出力低下が起こりにくい。
が、とにかく値段が高く、ランニングコストが一番かかる。
携帯性の良さ、高出力でなければ困るという人以外はおすすめできない。
ちなみに本格的な登山用バーナーは、ほとんどがOD缶となっている。
CB缶
とにかくランニングコストが安いのと、一番手軽に利用できる。
メーカー専用CB缶が推奨されているが、コンビニでも売っているので出先でも購入可能。
CB缶をはめてスイッチひとつで簡単に利用できる。
だが、弱点もある。
まず火力が弱い。特に寒い時期は火が付かないこともある。
OD缶はプロパンやイソブタンのような寒さに強いガスが詰められているので、その分値段も張るが冬季でも利用できる。
CB缶は屋内ですき焼き鍋をしたりする時に使われているように、そこまでの火力や耐久性が求められていない。
しかし!
そこで国産メーカーSOTOさんがやってくれました。
このパワーガスはプロパンを混入しているので、OD缶のように寒さにも強いのだ。
普通のCB缶より高いが、3本で800~900円と安い。
さらにSOTOといえば、登山用ストーブでも人気のあるメーカー。
ということで、SOTOのCB缶用ツーバーナーを購入した。
「SOTO レギュレーター2バーナー GRID」レビュー
本体サイズ:幅47.3×奥行2.52×高さ14.5cm、重量:2.25kg
発熱量:2.9kW(2,500kcal/h)×2 ※気温25度無風状態で点火後から5分間の燃焼データより算出。
使用燃料:SOTO製品専用容器(ボンベ)(CB缶タイプ)
使用時間:約1.5時間(ST-760 1本使用時)(×2) ※気温25度無風状態で点火後から30分間の燃焼データより算出。
本体のみの場合、収納袋あり。
ハードケースは別売りとなっている。
本体サイズ:幅47.3×奥行2.52×高さ14.5cm、重量:2.25kg
とても軽量でスペースを取らない。
特にこの高さ14.5cmの薄型ボディは場所を取らず、テーブルの上でも簡単に利用できる。
基本的にツーバーナーともなると、かなり大きく、重さも5kg以上あることがほとんどなので、2,500kcal/hの火力をこの大きさで利用できるのはかなり使い勝手が良い。
ステンレス製なので、掃除も簡単だ。
裏面。CB缶が2本ここに入る。
CB缶装着後、丸いバルブを回してガスを出し、両サイドのレバーを軽く押し込むだけ。
そしてこの製品の一番の売りは、「マイクロレギュレーター」搭載ということ。
マイクロレギュレーターは、寒い時や連続使用でも火力が落ちにくく、常に安定したガス量をバーナーヘッドへ供給することが可能となっている。
登山ストーブでSOTOは非常に人気で、マイクロレギュレーター搭載モデルがかなり評判が良い。
特に寒い時期に威力を発揮するので、CB缶の弱点を克服しつつ、OD缶よりランニングコストが安くなるという素晴らしい商品ではないか!というのにやられて購入した次第。
それでは点火準備に入る。
まず付属の風防を付ける。
めっちゃかっこええやん!
裏面にCB缶を装着する。
左上の白いボタンのところにCB缶の切り込み部分を合わせて押し込み、右にひねるだけで簡単装着。
特に硬かったり、コツがいるわけではない。
少しはみ出る!!!
ここがせっかくの統一性あるデザインを逸脱してしまっている。
別売りのGRID テーブルを買えば、このはみ出た部分を活用できるようになる。
調味料などを置きたいなら良いかもしれない。
バルブをひねると、「シュー」っとガスの漏れる音がする。
その後、レバーを押すだけ。
点火!青い炎!
火力の調整も、バルブをひねるだけで非常に簡単。
弱火から強火の微調整もしやすい。
trangiaケトル 0.9Lを置いた所。
火力を上げれば、3分もかからずお湯になった。
火力3000kcal/h以上あればキャンプでの利用に全く問題ないということなので、2500kcal/hは少し火力は弱いが、その分寒さに強く薄型軽量となっている。
ケトルが直径15cm。
風防を外せば、大きな鍋も利用できる。
EAGLE Products campfire kettle 1.5L
ケトルで湯を沸かしながら、炒め物をしたが、嫁さん曰く自宅で料理するのと変わらないとのこと。
この組み合わせ、最高だなあ
収納袋に入れた所
ひとつ気になる所が。
写真では分かりづらいかもしれないが、少し持ち上げると本体が若干歪むくらいの強度。
簡単に凹んだりするわけではないが、気になる人はハードケースを買ったほうが安心かもしれない。
僕はとりあえず硬めのダンボールに入れているけど。
動画「SOTO GRIDでコーヒー淹れてみました」
動画撮影始めてみました。
GRIDの使い方もわかりますので、良かったら見てください。
まとめ
本体価格は25000円、ハードケースセットは30000円超えとツーバーナーの中ではかなり高め。
だがランニングコストやメンテナンスを考えるとCB缶タイプが圧倒的に利用しやすいし、このGRIDはCB缶の弱点である寒さにも強く、なおかつ非常にコンパクトなところは、長期的に見て一番使いやすくランニングコストが安いと思い購入した。
特にこの軽量で薄型のボディは、ローテーブルでも使いやすく、小さな子供がいる我が家の場合、安全性を鑑みても安心して利用できる。
ということで、トータル的なコストパフォマンスは最高なおすすめツーバーナーだ!と思うのであった。
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