ライカM3+ズミクロン 50mm f2沈胴 作例『子ども編』
あんなこんなで購入したライカM3+ズミクロン 50mm f2沈胴の作例をアップしていきましょう!
まずはレンジファインダーカメラの特性を試すにはもってこいの「子どもの写真」です。
フィルムは『FUJIFILM カラーネガフイルム FUJICOLOR C200』を使用しました。
とにかくズミクロンの凄さがわかる一枚はコレ。
立体感が尋常じゃなく、思わず声が出ました。
初代ズミクロンはシャープさがすこぶる良好と聞きましたが、まさにそのとおりという感じ。
このフィルムの特性である程よいコントラストと色合い、わずかに感じる粒子感、これがフィルムカメラで撮った昭和っぽさも醸し出してますね。
天気は曇天~たまに晴れ間という感じ。
曇天時に見下ろすように撮るとコントラストが強めに出ました。
露出計が無いM3での撮影なので、スマホの露出計アプリを使用。
フィルムでの撮影でお馴染みの「ラチチュードの広い」ってやつのおかげでそこまで酷い露出狂いの失敗写真はありませんでした。
逆光だともろに白飛びします。
デジタルカメラの白飛びより空気感があるような感じがしますが、これは多分ライカ病の症状なので気にしないでください。
しかし立体感がものすごい!
ブランコの鎖の感じがたまらんですね。
散歩ついでに枯れたヒマワリを撮影。
今までの写真すべては、『Nikon フィルムデジタイズアダプター ES-2』でのデータ化作業によるものです。
詳細はこちら↑
ヒマワリの写真は、GIMPで彩度0にしてモノクロ写真に編集しました。
デジタルデータ化後、GIMPなどの写真編集ソフトを利用すればカラーネガフィルムでモノクロもできちゃうというちょっとお得な情報でした。
子どもVSライカM3
子どもを撮るというのはなかなか至難の業なのは、全国のパパさんママさんカメラマンには共通の悩み。
なんせじっとしてませんし、カメラを向けたら走り寄ってきたり、わざとそっぽ向いたり。
レンジファインダーカメラの利点は、ファインダー外を見ながら撮影できることですが、子供の撮影にはこれがかなり便利です。
レンズ越しの画角しか見ることのできない一眼レフカメラと違い、レンジファインダーカメラは画角の外も確認しながら撮影できるため、子供の激しい動きにも対応しやすいです。
またミラーショックもないので、取り回しが楽ですね。
しかしM3は最短撮影距離1mという弱点があります。
1m以上離れての撮影は、50mmレンズだとけっこう大変でした。
急に近寄られると対応できなくなりますし、あまり離れてしまうとピント合わせで苦労します。
1m前後の近接撮影になると、中腰で前後に小刻みに移動する羽目になるのでコサックダンスしてるみたいになります。
しかも開放気味で撮ると、ピンぼけ写真がちょいちょい・・・
まあこの辺は練習ですね。
ともかく子ども撮影では、レンジファインダーカメラの特徴が炸裂しました。
「ファインダー外の動きを見ながら、撮影ポイントにピントを合わせて待つ」なんて芸当は、レンジファインダーカメラならではです。
まあ一眼レフカメラでも、最近は標準装備であるライブビューで撮影すれば同じなんですけどね。
紹介した写真はデジタルデータ化によるものなので、実際にカラーネガフィルムから印刷するものとは色合い等が少し変わるかもしれませんが、ズミクロンの立体感の描写には驚きました。
またフィルムの粒子感が、温かみのある描写を生んでいると思います。
デジタルカメラでは表現できない、そして数値化できない、「フィルムっぽい感じ」ってのがよくわかったような気がします。
「Kodak ポートラ400」とか使ってみたいなあ~
ピーカン照りの出雲大社でも撮影してきました。
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