最初に買う雲台はビデオ雲台にすべし・・・特に子供を撮るお父さんカメラマンは!
tabing.hatenablog.com初めて買った雲台は、『SIRUI 自由雲台 K-30X』というやつでした。
自由雲台は、名前の通り自由に角度を変えられて、しかも軽量コンパクトな優れものです。
散々悩んだ挙げ句購入しましたが、結局ビデオ雲台買っちゃった・・・
ビデオ雲台とは、上下の滑らかな動きと360°クルリンパできる雲台。
主に動画用で、こんな映像が撮れちゃいます。
こんな感じで、上下左右にヌルヌルっとカメラを向けることができるんです。
MUNIEQ(ミュニーク) Tetra Dripでアウトドアコーヒー
他にもこの動画のように、がっつり固定して物撮りもできます。
ということで、初めに買う雲台ってビデオ雲台で良いと思いました。
特に僕のような小さい子供を撮るお父さんカメラマンは。
なぜなら、子供って動きますよね。めちゃくちゃ。
止まってと言っても動きます。それを追うなら、手持ちで追いかけ回すしかありません。
だから自由雲台や3WAY雲台は、カメラを固定して完璧な構図を求めるものですから、家族写真とか七五三写真とかでしか使えません。
それに子供が大きくなってくると、結局動画撮りたくなっちゃうんですよね。
歩けないくらいのときは、写真で十分です。動かないし、泣いたり笑ってるだけで可愛いですからね。
でも歩き始めて、そのうちソファでピョンピョンし始める頃になれば、親の性として動画で成長過程を追いたくなります。
これはもう仕方ないですね。だって動き回るし、動きのバリエーションが増えることが成長なんですから。
ということで、動画を撮ります。
最近の一眼レフカメラなら、家庭で見るくらいなら十分な動画撮影能力があるので当然そのまま使いますよね。
でも手持ちだとブレまくります。
しかも一眼レフカメラで動体を追うということは、ピント合わせが難しい。
それで「GoPro」とか買う羽目になるんですが、僕のように老後のために2000万円貯めるなんてふざけんなよ今頃言うなや趣味に使わせろやと叫ぶ非国民であれば、アクションカメラは高くて手が出ません。
そんなお父さんにはビデオ雲台を始めに買っておくのに越したことはありません。
ビデオ雲台であれば、お硬い家族写真も賄えるし、動画もどんと来いです。
自由雲台や3WAY雲台では、滑らかな動画撮影はかなり困難な作業です。
ビデオ雲台は、一石二鳥アイテムなんです。
なんせガッツリ固定の家族写真って、あんまり撮る機会無いですからね。
ならビデオ雲台を買って、レベリングも追加して微調整できるようにしたほうが、トータルの出費を考えるとコスパ良いです。
自由雲台の良いところは、とにかく軽量コンパクトなところです。
僕のように登山でも三脚を使うような沼人間には、ありがたい存在。
ですが「Leofoto BV-10」のようなしっかり耐荷重もあるのに文庫本より小さいビデオ雲台もあるんですよね。
重さも多少重いくらい、正直これだけでよかった気もします。
結論として、『子供を撮る機会が多いお父さんカメラマンは、ビデオ雲台で一石二鳥したほうがトータルコストが安く嫁さんに怒られない』のです。
嫁さんからすると、自由雲台だろうがビデオ雲台だろうがGITZOだろうがSachtlerだろうがLeicaだろうがHasselbladだろうが関係ないのです。
なので『登山のようなアクセスの悪い地、若しくは車からだいぶ歩くような地で撮影するような輩以外は、ビデオ雲台で大抵事足りる』のであり、『それでも欲しければ他の雲台を買えば良いが、正直言って君は沼にハマっているだけだ』と私なら言うでしょう。
沼の住人として、全国の沼にハマりかけなお父さん方への忠告でした。
お父さんたち、「子供を撮るためだから」という言い訳で財布の紐がゆるくなってませんか?
それ、沼ですよ。
小さい子供がいるファミリーキャンプで気をつけること【初心者向け】
我が家は3歳になる小さい子がいるます。
キャンプに行くのは好きなようで(遺伝?)、楽しんでくれるので良いんですが、キャンプは子連れで行くと気をつけなければならないことが多いです。
特にこれからファミリーキャンプを始めようとしている初心者キャンパーのパパさんママさんには不安が多いことと思います。
今回は小さな子供を連れてファミリーキャンプをする際に気をつけることを書いてみようと思います。
- 職員がいる設備がしっかりしたキャンプサイトを選ぶ
- オートサイトを選ぶ
- 天気予報と気温をしっかりチェック
- ファミリーキャンプに必要な道具
- 火の扱い
- 子供の服装、寝る時の工夫
- 夜間用のライトは大光量のLEDを持っていく
- キャンプは学習の場
- 実際のファミリーキャンプの雰囲気を動画で
- まとめ
職員がいる設備がしっかりしたキャンプサイトを選ぶ
まず大事なのは、お金がかかってもよいので設備がしっかりしたキャンプサイトを選びます。
ここは島根県大田市にあります三瓶山北の原キャンプ場ですが、綺麗に整備されているので子連れでも安心です。
オートサイト(テント持込サイト大:10×10m)で3,600円と、田舎のキャンプサイトとしては高級な部類ですが安心料だと思っています。
田舎は無料や1000円以下の格安サイトが多いんですが、トイレが汲み取りだったり、熊やマムシが出たりと不安材料が多いです。
三瓶山北の原キャンプ場は、オートサイトの場合、場所の指定は不可です。でもサイトへ入る前に、蜂の巣などの危険がないか、ゴミがないか、などなど係員がチェックしてから場所を開けてくれます。
ここでポイントですが、受付の職員に小さな子供がいることを伝えておいたほうが良いです。
今回も近くに若者の集団キャンパーがいたので、離れた場所にしてくれました。
あとトイレが近い場所なんかも相談に乗ってくれます。
オートサイトを選ぶ
オートサイトとは車が横付けできるサイトです。
料金は高めになりますが、車があるので荷物の出し入れが簡単ですし、何より車という安全な待避所が近くにあるのがポイントです。
山のキャンプサイトであれば、平地よりも天気の変化が大きく、急な土砂降りや台風のような風が吹くこともあります。
いくらテントやタープをしっかり設営したとしても、ファミリーキャンプ用のものであれば倒れてしまうこともあります。
そんなときは、車に避難すればひとまず安心です。
また熊が出たり、近隣のキャンパーがうるさくて寝られないなんてときも車があれば安全です。
あと夏のキャンプでは日差しが強いので、初めにタープやテントを設営する間、エアコンを付けて車の中で待たせておくこともできます。
小さな子供がいる場合は、車が近くにあることは必須条件だと思います。
天気予報と気温をしっかりチェック
先程も書きましたが、山の天気というのは平地とは全然違います。
夏の暑い日になれば、昼過ぎ~夕方に山の方を見ると高い入道雲があったりします。あれは地面が強い日差しで暖められることで発生した水蒸気が、山を伝って上へ上へ登っていく際に雲になるからです。
ということで、平地が晴れていても山の上は土砂降りなんてことも多々あります。
なので標高の高いキャンプサイトに向かう場合は、「山専門」の天気予報サイトを見ていったほうが良いです。
山の名前+天気予報で検索すれば出てきますが、上記リンクサイトがかなり正確だと思います。
あと気温も重要です。
標高が100m上がるごとに、気温は0.6℃下がります。
なので平地(海抜0m)と標高1000mでは、6℃も温度が違います。
これに加えて、朝晩の冷え込みや山の上は風が強い影響もあるので、平地よりもかなり寒くなります。
なので、標高の高いキャンプサイトに向かう場合は、気温も確認しておきましょう。
荷物の余裕があれば、毛布やダウンジャケットなどを不要だと思っても入れておくほうが良いです。
ファミリーキャンプに必要な道具
詳しくはこちらの記事に書いてあります。
今からキャンプ装備を集める人には、できるだけ安く買うためのポイントも書いてありますのでご参照ください。
火の扱い
キャンプで一番危険なのは、火の扱いでしょう。
我が家は焚き火台を使うんですが、子供の好奇心とは怖いもので間近で覗き込もうとすることが多々あります。
かといって危険だからと完全に隠してしまうのも、せっかくの好奇心や学ぶ機会がもったいないなとも思う次第で・・・
ということで、我が家ではまず「熱くて危険」ということを教えます。
親が手をかざして「熱い熱い」といえば、意外と分かるものです。
そのあと実際に近くまで子供の手を近づけて、これは熱くて危険なんだぞということを理解させると、意外に言うことを聞いてくれました。
でも子供ですので、遊びに夢中になって火の方へ近づいていくこともあります。
なのでキャンプサイトのセッティングが重要になってきます。
ということで我が家のセッティング。
太陽が焚き火台です(笑)
そして図の黒色の長方形が、『尾上製作所(ONOE) マルチファイアテーブル』です。
これは4つのスチール製テーブル(83cm×17cm×27cm)をくっつけたり、単体で使えたりします。
これで焚き火台の周りを囲ってしまえば、対子供用バリケードになり、さらに調理道具などを置くこともできます。
子供を僕が見ておき、嫁さんがささっと調理します。
この布陣であれば、どこから回り込もうとしても親がいるので安心です。
またマルチファイアテーブルはスチール製なので、熱いダッチオーブンなんかもそのまま置けます。
なので子供から一番遠いテーブルに、ヤケドしそうな道具は置いておきます。
子供の服装、寝る時の工夫
先程も書いたとおり、夜間のキャンプサイトは冷え込みます。
子供は体温調節が豪快?なので、親としてはなかなか悩みどころ。
冷え込み対策用にダウンジャケットや厚手の靴下があると便利です。
かといって寒そうだからと厚着させたり、寝袋で寝させると大汗をかいて逆に風邪を引いてしまいそうにもなります。
なので、布団タイプのものがベストだと思います。敷物はエアーマットよりも敷布団、寝相が悪いと大変です。
ちなみに我が家は子供用に自宅で使っている敷布団と羽毛布団or毛布を持っていきます。かなり嵩張るので厄介ですが、小さな子供がいる場合は安心できます。
※写真は9月ですが山のサイトだったので夜間は15℃くらいになりました。寝相がすごくて銀マットに収まってませんが・・・
秋や冬の冷え込む時期は、我が家はファミリーキャンプを行いません。
日中は蚊や日焼け対策にも、基本的に長袖長ズボンで過ごします。
虫除けスプレーも利用しますが、あまり効果的ではないですね。
やはり虫対策は蚊取り線香が有効です。
夜間用のライトは大光量のLEDを持っていく
ガスランタンなんて趣があって良いですが、我が家はLEDライトです。
火を使わないので安全ですし、持ち運びしやすく、何よりもテント内でも使えます。
「LUMENA2」は大光量ながらスマホサイズなコンパクトLEDライト。
テント内でも使えるので、小さな子供がいても安心です。
また夜間トイレに行くときも持っていきます。
懐中電灯やヘッドライトも良いですが、夜のキャンプサイトはかなり暗いので転ばないか心配です。
「LUMENA2」であれば最大1500ルーメンの明るさですので、眩しいくらい地面を照らせます。
意外に手持ち用ライトは忘れがちですので、大光量のLEDライトを持っていくほうが良いでしょう。
キャンプは学習の場
無限にどんぐりを拾うわが子。
子供って虫やどんぐりや動物にすごい興味を持ちますよね?
これって人間本来の知的欲求らしいです。
このブログでは何度も言っていますが、人間は本来、狩猟採集生活に適応するために生まれてきたみたいです。
人類史で見た場合、今のような生活スタイルこそ異常なんですね。
話が逸れましたが、子供が虫や動物の名前をすぐに覚えることができたり、興味をもつことは、人間は生きていくために必須な記憶=情報処理なんです。
なんせ狩猟採集生活は自分が住む環境で、何が食べることができて、どの生物が危険か、危険な場所、おいしい木の実がなる木、食べられる植物、毒がある植物、果物が取れる時期、鮭が昇ってくる季節・・・といったように覚えなければならないことがたくさんあります。
なんせ文字での記録がありませんからね。Googleもないし。
現代と違って少しの過ちでも死が待っている生活です。このような情報を記憶できなければ死んでしまいます。
なので人間の脳は、動物や植物の種類や生態を覚えることに興味が沸くようになっています。それが現代でいう知的好奇心=欲求となっています。
ということで、子供の頃の友人でやたら昆虫に詳しい子とかいませんでしたか?
これは生き物に限らず、車や国の名前、ゲームのキャラクターなどやたら詳しい子供がいるのって本能なんですね。
そんなことでポケットモンスターって人類の子供にとってドンピシャなゲームなんですよ(笑)
漢字や数学の公式なんてさっぱり覚えれないのに、ポケモンなら151匹全部言えましたもんね。
ということで、昨今自然から離れて暮らしている「異常な現代人」に染まってしまう前に、子どもたちに自然で大いに学んでもらいましょう!
我が家は図鑑を持っていきます。
小学館の図鑑はドラえもんのDVDもついているので、移動中も楽しめます。
うちの子は巨大ナナフシを体に這わせて遊んでいました。嫁さんは悲鳴を上げていましたが(笑)
こういった自然あそびもおいおいやっていきたいなあ。
森の生活図集 ?スズキサトルのブッシュクラフトスキルワークブック? (サクラBooks)
- 作者: スズキサトル
- 出版社/メーカー: 笠倉出版社
- 発売日: 2019/03/01
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といっても親が何もできないと話しにならないので、僕はこれで勉強中です。
実際のファミリーキャンプの雰囲気を動画で
とまあ色々書いてみましたが、初めてファミリーキャンプをするお父さんお母さんは心配が多いことだと思います。
ですがファミリーキャンプは最高の思い出になります。
そんなファミリーキャンプの雰囲気を少しでも伝われば良いなと思い、動画を撮ってみましたのでよろしければご覧ください。
ちなみに我が家はオシャレ感皆無のお手軽ファミリーキャンプです。
料理は鍋やフライパンに入れて煮たり焼くだけ、食器は紙皿で洗い物は殆どありません。
インスタばえしませんが、本来キャンプってそういうものだと思います。
まとめ
ということで、以上がファミリーキャンプで気をつける点です。
はじめての方は、設備がしっかりしている近場のキャンプサイトがおすすめです。
山のキャンプサイトは買い出しや緊急時に不便が多いので、町から近い場所が良いでしょう。
不安も多いかもしれませんが、ファミリーキャンプはきっと家族の楽しい思い出になります。
僕も子供の頃、親にキャンプに連れて行ってもらっていましたが、今でも強く記憶に残っています。都会への旅行よりも鮮明に覚えています。
今使っているクーラーボックスも、父からのお下がりですしね。
おすすめリンク
最初のテント、迷いますねえ。
キャンプギア集めが一番楽しかったりする(笑)
ハンモックがあれば子供も大喜びです!
文庫本より小さい「Leofoto ビデオ雲台BV-10」 のレビューと試し撮り動画
カメラ沼とは恐ろしいもので、沼にも親戚がいて三脚沼や雲台沼なんてのがあったみたい・・・
ということで、ビデオ雲台も買いました。
もうね、こうなったらヤケだよね。そんな気分でレビューと試し撮り動画をアップしました。
Leofoto(レオフォト)ビデオ雲台『BV-10』のスペック
「Leofoto BV-10」のスペックはご覧の通り。※公式サイトより
レオフォトとはコスパ最強といわれて話題の新興中国メーカー、。
レオフォトは有名メーカーのOEM生産をしており技術力はお墨付き、素材も日本メーカーの高品質な物を使っていながら有名メーカーの半額~3割安いプライスなので絶賛業界荒らし中です。
すでにレオフォトの「LS-323C カーボン三脚 レンジャーシリーズ」を持っているので、そちらで利用します。
自由雲台を買ったばかりなのにビデオ雲台に触手を伸ばしたのは、三脚の固定力に驚嘆した挙げ句なめらかな動画を撮る面白さを知ったからです。それだけです。
BV-10を触ってみよう
届いてびっくり、まあ小さい!
開封!
説明書は英語と中国語のみ。
まあ絵を見たら理解できる内容です。
航空機ライトアルミニウム合金製、精密CNC機械加工というよくわからないけどカッコ良さそうなスペックの通り、高級感あります。
シルバーのノブを回して、クイックリリースプレートの出し入れをします。
ダイヤルは上がチルト(上下の動き)の操作
下がパン(横の動き)の操作です。
動きについて少し硬いとのレビューが多いですが、グリスがなれてくると滑らかになるそうです。
クイックリリースプレートはこちら。
アルカスイス互換なので使い勝手が良いですね。
ハンドルは両側面に取付可能。
三脚取付ネジ::3/8インチ(太ネジ)
レベリングは付いていません。また買いそうだなあ・・・
夜中に撮ったので写真が暗いですが、これこそレオフォトセットです!
5万円でお釣りが来るのがチャイナパワー!
傾斜角 +90°←→ -75°
なめらか~な動き。
これがビデオ雲台の性能とやらか!
兎にも角にもコンパクトながら耐荷重8kgの化物スペックは本当にすごい!
僕のようにキャンプや登山で使うには1gでも軽いほうが良いので助かりますね。
重量:760g
高さ:91mm
長さ:388mm
幅:122mm
ベース径:60mm
ということで、文庫本より小さいです。
試し撮り動画
まだ使い方に慣れていませんが、素人でもこんな感じで撮れました。
やはり文章より、実際の動きを見てもらったほうがわかりやすいと思います。
まとめ
軽くて耐荷重があって安いという素晴らしいビデオ雲台。
僕のような初めてのビデオ雲台には最適だと思います。
さらに上のグレードのビデオ雲台を沼に呼ばれて購入したとしても、このコンパクトさであればアウトドア専用として使うと思います。
当分はこのビデオ雲台を駆使して、いろいろ動画を撮ってみたいと思います。
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