大山登山写真前編『夏山登山コース~夕暮れの大山』
前回記事で書いたとおり、この猛暑の中、中国地方が誇る秀峰『大山』に行ってまいりました。
今回も中国山地を縄張りにしているセミプロ写真家である幼馴染と一緒の登山と相成ります。
酷暑の中の夏山登山道
登山口にはモンベルがあるので、忘れ物があってもだいたいは大丈夫そう。
成層火山である大山は長い月日と雨風雪のため崩落が進んでいる。
想像以上に脆く崩れているため、北アルプスなどの荒々しい岩山とは違った風景を見ることができる。
で、成層火山なのでほぼ直登である。
成層火山というのは富士山みたいな形の山になる。
大山は700mの登山口から頂上1729mまで一気に駆け上がることに・・・
「GARMIN fenix5」で計測したデータがこちら。
標高も低いため序盤が樹林帯、しかもほぼ木段となるので、運動不足の人間が真夏に登ると上のような悲惨な心拍数になります(笑)
8合目付近になると、鬱陶しい樹林帯を抜け、やや涼しくなりました。
この日は南風だったので、8合目までほぼ無風。
気温30度前後の過酷な登山となりました。
頂上付近はすべて木段。ダイセンキャラボクに覆われています。
かつて登山者による環境破壊で裸地化していたそうですが、現在は保護活動により、美しい緑の景色が戻りつつあります。
頂上避難小屋に到着。
日本海や宍道湖が一望。平日であったため、完全貸切の頂上。
頂上からは剣ヶ峰が覗けます。
昔は縦走できたそうですが、崩落の危険があるため現在は歩けません。
いつものモノクロ。
夕暮れの大山
夕暮れ時、日本海側が薄く霞んで良い感じです。
影大山
ピンク色に映える剣ヶ峰
この日はこのまま頂上避難小屋にて就寝。
なんと夜はこの標高でホタルを見ることができます。日本海の夜景越しにヒメボタルがダイセンキャラボクの中でチカチカと光っているのはなかなか見られないのではないかと。
撮影装備・技術ともに不足しているため写真はなし。いつかは撮りたいものです。
・・・と前編はここまで。
後編はご来光です!
装備について
猛暑の登山となりましたが、絶景が見れてやはり登山は良いなあといういつもの感想に。
小屋泊装備ということで、食料や水、食器、ガスストーブ、レインジャケット(ウインドブレーカー)、シュラフ、ツェルトという装備で重量10kg近く。
下界が34度ともなると、頂上でも半袖で平気でした。
とにかく暑すぎたため、発汗による排熱機能も追いつかず体温が急上昇。そのため心拍数も限界付近をウロチョロ。かなりハードでした。
暑さ対策として、「finetrack スキンメッシュT 」のような装備もこれから必要かなあと思いました。あと体力をつけないと。
さすがに稜線上で風が出るとウインドブレーカーは必要。ですが避難小屋の中はシュラフを使わなくても十分な気温でした。
雨さえ無ければ、装備はかなり減らせそうです。
しかし、ここ大山は水場が一切ありません。なので、真夏ともなれば小屋泊=4Lは欲しいところかなと思います。
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