中国山地の秘境奥匹見峡で50mの大滝を長時間露光で撮ってきた
長時間露光撮影練習がてら、秘境の滝を見に行きました。
島根県益田市匹見町という中国山地真っ只中の奥の方にあります『奥匹見峡』の落差50mの大竜頭です。
ただでさえアクセスの悪い中国山地の中でも奥まったところにありますが、沢登りや紅葉狩りなんかで有名です。
詳しい道中の移動や風景は動画にしてみましたので、よろしければご覧ください。
奥匹見峡は滝だらけ
ちなみにツキノワグマがわんさかいますのでご注意を。
こんな滝がわんさかあります。
長時間露光目的で写真撮影に来るのは初めてでしたが、予想通りNDフィルターが必要なことを身にしみました。
天気が曇りで薄暗い渓谷なのでなんとかなると思いましたが、F16でも1秒開けてれませんね。
でもけっこうファサーってなりますね。
このファサーってのを撮りたかったんで。
こんな道を三脚担いで登ります。
道中、沢渡りや梯子なんかもあるので、十分な登山装備がおすすめです。
あと熊鈴も。
巨石ゴロゴロ
むせ返る自然
典型的な中国山地の渓谷です。
急峻な渓谷、巨石ゴロゴロ、そして誰もいない・・・
平日なのでホモ・サピエンスは僕だけでした。
最深部『大竜頭』
駐車場から800m、40分で最深部の大竜頭の三の滝までやってきました。
でかいなあ
50mの高さから流れ落ちる滝、涼しいです。
ファサー
ファッシャアー
長時間露光は拡大してみると意外にブレています。
この写真はレリーズで撮影しました。記念撮影で使うあれですね。
やっぱりリモコンレリーズが欲しくなるわけだ。
ファサー感が足りないと中途半端になります。
以上、長時間露光撮影記でした。
長時間露光してみて感想
それでは長時間露光をしてみて得た初心者の知見を書き連ねてみます。
三脚と雲台は必須
まあ当たり前ですが、というか三脚と雲台を買ったので長時間露光に繰り出したわけです。
長時間露光はやってみるとかなりブレにシビアなので、そカメラとレンズの重量に合った三脚+雲台が必要です。
ちなみに縦構図以外の写真はビデオ雲台で撮りました。
もちろん前述の動画撮影もビデオ雲台です。
NDフィルターはやはり必要
暗がりの渓谷なのでなんとかなると思いましたが、曇天にもかかわらずF16で1秒開けられないくらい明るいもんです。
やはりNDフィルターは必携です。
NDフィルターはレンズに取り付けることで、被写体を暗くすることができます。
カメラのサングラスみたいなものです。
これがあれば、明るい日中でもファサー感ある写真が撮れます。
けっこう高いなあ。
リモートレリーズも欲しい
こんなやつ。
シャッターボタンを押すと、三脚と雲台でがっちりホールドしていても微妙に揺れてしまいます。
長時間露光だとこのブレが顕著に出てしまいます。
リモートレリーズがあれば、シャッターボタンを押さずに済むので揺れは心配いりません。
まとめ『長時間露光は楽しい』
もはや一眼レフカメラがiPhoneに勝てる唯一の分野ではないでしょうか?
写真とは目の前の景色を正確に映し出すものと捉えていましたが、長時間露光は全く違って本来ありえない景色を写真として表現することができます。
この感覚は非常に面白くて、撮ってみなくてはわからない感じもたまらんですね。
早起きできたら星空も撮ってみたいなあ~
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