25km地点で足が死んでしまう初心者ランナーがナイキ厚底シューズを履いてみたら・・・
タイトル通りなんですが、ペースを遅くしても25km地点で足が激痛と共に停止してしまう初心者ランナーです。
一応ハーフマラソンは2時間くらいで走れるのですが、まだまだフルマラソン完走できるほどの足ができていないようです。
それならただただ精進あるのみなんですが、最近流行りのナイキ厚底シューズを買えば何とかなっちゃうんじゃないかという淡い期待を込めて買ってしまいました『ズーム ペガサス 35』!
これを気に、初心者脱却を図ってランニングシューズの選び方も勉強してみたので、レビューと共にまとめてみます。
ランニングシューズの選び方
初心者はランニングシューズなんて一足あれば良いと思いがちですが、実は違います。
シューズはそれぞれ得意分野があり、環境やランニングの距離に合わせて使用するのが望ましいです。
初心者は大きく分けて2種類のランニングシューズがあれば、幸せになれます。
①レース用
軽量、ソールが薄い、高反発
②トレーニング用
高いクッション性、安定性が高い
レース用シューズは、スピード重視なので軽量高反発というのがベターでしたが、最近はナイキの『ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニット』のような厚底タイプが注目されています。
また短距離の練習などでも使います。
トレーニング用は、スピードよりも体に負担をかけないようなシューズです。
LSDやジョグペースでのロング走の練習に使います。
初心者はトレーニング用シューズから使い始め、慣れてきたらレース用シューズを選ぶのをおすすめします。
ランニングシューズの寿命
一般的にランニングシューズの寿命は、700km~1000kmと言われています。
が、利用頻度や路面状況によって靴裏のソールの減りやダメージが変わってくるので一概には言えません。
ソールがすり減ると、滑りやすくなるのはもちろん、足に変な負荷がかかることで故障やフォームの崩れを引き起こします。
GPSウォッチの『GARMIN fenix5』を利用していれば、様々なデータを収集できます。
ランニングシューズを登録していれば、今までどれくらいの距離を走ったかがわかります。
名前までつけれるので愛着が湧きますね。
GPSウォッチについての記事はこちら↑
僕の初代ランニングシューズはゲーリーこと『アシックス GEL-KAYANO』です。
どうでも良いですが名前の由来はゲルカヤノと掛けてスポンジボブに出てくるゲーリーから取りました。
こちらもアシックスのトレーニング用シューズです。
GARMINの記録より、458km走っています。
ソールは多少すり減っていますが、まだヘタリはありません。
しかしこちらのシューズでは25km過ぎで足が痛くなってしまいます。
ゲルカヤノはホールド感が高いモデルなので、坂道ダッシュや短距離の練習用にして、長距離はクッション性がより高いペガサス35を買ってみたのが今回の話になります。
要するにナイキの厚底シューズがただ欲しかっただけです。
ペガサス35レビュー
[ナイキ] メンズ ランニングシューズ ズーム ペガサス 35 ムーンパーティクル/ブラッケンドブルー 942851 200 28.0cm
- 出版社/メーカー: ナイキ
- メディア: Shoes
- この商品を含むブログを見る
ナイキのペガサスといえば歴史あるモデルで、35というのは35代目という意味です。
やはり最近のナイキ躍進の原動力といえばこの厚底クッション!
ゲルカヤノと比べると一目瞭然な厚底具合ですね。
ソールはゴツゴツしてませんがけっこうグリップ効きます。
最初はアスファルトで引きずるとガリガリいうレベルです。
ヒールカップは脱ぎやすく、またアキレス腱と接触しないようなデザインになっています。
一見すっぽ抜けそうですが、(サイズがきちんと合っていれば)問題なかったです。
かかと部分がご覧の通り尖っています。
28cmで280gと厚底クッションの割には軽量です。
試走してみて、まずクッション性よりも反発力の高さを感じました。
厚底クッションと爪先部分が反り上がっていることもあり、フォアフットで走ると前へ前へ飛んでいく感じです。
いや、飛ばされている感じ?
その分、傾斜のある坂道は足が出づらく感じました。
それでは、長距離ランニング(30km)の結果は・・・
初心者ランナーがナイキ厚底シューズを履いてみたら・・・
30kmの道のりをゲルカヤノで走ったところ、25kmまでは軽快でしたがそこから足が止まります。
足の筋力不足はもちろんですが、ハンガーノック気味でもあります。
長距離走に慣れていない初心者がまず陥る典型的な症状でしょう。
もちろんニコニコペース近くで走りました。
『ランニングする前に読む本 最短で結果を出す科学的トレーニング』で予習済みです。
そして『BORN TO RUN』に感化された僕がナイキのしかもペガサスを買うとは思ってもいませんでした。
そして天候や気候、体調もだいたい同じ日にペガサス35を履いて同じコースを走ってみたところ・・・・
25km過ぎで足が玉砕!
結局、全く同じでした(ToT)
道具に頼る時点で終わっているというよくある話であり、世のランニング初心者の人誅になったのです。
初心者ランナーの皆様!初心者なんだからランニングシューズを変えても結果は同じです。
要するに走れ!とにかく走れ!足を鍛えろ!そしてそのあとシューズを選べ!
以上!
まとめ
わかりきった結果でしたが、別にペガサス35が悪いわけではないので悪しからず。
結局、足ができていないと走れないのは当たり前でした。
そもそも現代人は、フルマラソンどころか一日10kmも走るようなすら生活してません。
「筋トレなんてしない」とプロがいうのを鵜呑みにして筋トレしなくて故障するのと同じです。
プロは足ができあがっているのです。足ができるとは、筋力はもちろん、耐衝撃性やエネルギーの貯蔵量など、目で確認できたり数値化しやすいこと以外の作用が大きいです。
なので初心者はただ精進あるのみなんですね。
普段、忙しさにかまけてあまり走る時間が取れないので、短距離の練習(坂道ダッシュなど)やスピンバイクで代用していましたが、足を作る過程においては走行距離を伸ばすことが一番の近道のようです。
暖かくなってきたし、これから頑張ってフルマラソン完走できるくらいの脚力をつけるよう頑張ろう!
おすすめリンク
厚底シューズも良いけど、ベアフットランはマインドフルネスとして最高です。
足を鍛えるにはもってこい。
トレランなら20km走っても平気な謎の我が足。アスファルト嫌いなのね。
第4回 ひろしま恐羅漢トレイル「ミドルコース」試走
我がホームグラウンドである中国山地で、日本でも屈指の過酷なトレイルランニング大会があります。
エキスパートコースは65kmという距離と過酷なアップダウンで、西日本屈指の難易度です。
今回はミドルコース22kmを試走してみました。といっても大会に出るレベルではないので、本大会には出場しませんが。
ミドルコースはご覧の通り。
※中国山地は登山者が極端に少なく、トレイルも不明瞭で眺望も悪いため、人の多い大会でもない限りはしっかりとした安全装備で臨みましょう。
今回も多めの水分食料・レインジャケット・ツェルト・GPSと地図を持っていきました。獣も多く、ツキノワグマの過密生息地域なので鈴などの装備もわすれずに。
序盤(ヨビヤ峠周回)
スタートが恐羅漢スノーパークになっていますが、駐車場等の関係もあり、今回は恐羅漢エコロジーキャンプ場から走り始めました。
なので試走コースは、序盤と終盤に距離がプラスされていますのでご注意ください。
4月中旬ですが、すごい良い天気。この辺は豪雪地帯なので、4月でも降雪があることも。
スタートからはロードを一気に下ります。
スタート地点が標高900m→700mまで怒涛の下りです。
高山地域なので今頃桜が満開です。
ミドルコースは、ヨビヤ峠を走ります。
このトレイルは人気コースではないので、情報が殆ど無いです。
横川トンネル方向まで一気に下り、魚切滝を越えたところに・・・
登山口があります。
見落としがちなので、車で恐羅漢スノーパークまで登る時に見ておきましょう。
人気コースではないですが、わりと整備されていました。
しかもこの時期は落ち葉のおかげでふかふかロード。アカマツが多いので足に優しいですね。
赤テープが所々にありますが、沢や谷沿いは迷いやすいところもあるので、一人で行くときは注意です。
峠道なので道幅は細く、沢越えもあるのであまりスピードは出せません。
登山口から渋滞しそうなので、序盤のロードは飛ばしたほうが良いかもしれませんね。
小さい沢ですが、雨が降ったりしたら滑りそうですね。
ヨビヤ峠は120mくらい登って、また100m程下ります。
高度を上げるとブナが見えてきます。
西中国山地はブナの原生林で有名ですので、ぜひブナロードをお楽しみください。
九十九折の下りを降りると、牛小屋キャンプ場方向へ向かいます。
古い石垣。この辺は僻地で集落がないので、木地屋かたたら製鉄か平家の落人なんかの人たちが暮らしていたのか?
牛小屋という名の通り放牧地でもあったので、牛飼いさんの田や家があったのかも。
中国山地の暮らしは情報が少なく、民俗学的に面白い地域なのです。
牛小屋谷は巨大な岩が転がる絶景です。
近くには名蹟三段峡がありますが、急峻な谷を流れる激流が生み出した自然の芸術が素晴らしい景色を見せてくれます。
写真を撮りたくなる絶景だらけなので暫し撮影タイム。
と思って岩場に付くと、足元で蛇が日向ぼっこ中。
熊、イノシシ、蛇、スズメバチと危険生物の宝庫でもありますので要注意!
何箇所かハシゴがあります。
岩場やガレ場が多いので、あまりスピードが出せません。
この辺はゆっくり歩いて写真を撮るのも良いでしょう。これぞ中国山地という景色なので。
このような小さい滝がいくつもあります。
今度、釣りにでも来ようかな。
巨大な一枚岩を流れる川。
牛小屋キャンプサイトに近づくと、ダムがあります。
ここからは道がひらけて走りやすくなります。
ここまで緩やかな沢沿いを200m程度登ってきたことになります。
キャンプサイトへ入ろうとしたら、いきなり電流デスマッチ!
仕方なく脇道から電線を越えました。さすがに本番は通過できると思います(笑)
キャンプサイト内はアスファルト舗装されていますが、けっこうキツイ上り道です。
本コースはここからスノーパークまで向かいます。
恐羅漢エコロジーキャンプ場で休憩。
本番はスノーパークでエイドステーションがあります。今回は自販機のジュースと待っていた高カロリー菓子パン。
大会ではなく普段のトレランでは、駐車場の車をエイドステーション代わりにできそうです。が、初めてのコースは食料等多めに持っていくことをおすすめします。
中盤(夏焼峠~恐羅漢山)
本番ではスノーパークまでスキーコースを下り、また登ってくるようです。
スキーコースを走ってよいのかわからず、今回はこのまま恐羅漢山登山口から登っていきます。
本番ではこの辺りで8.5kmです。僕の試走コース(恐羅漢エコロジーキャンプ場からのスタート)では10kmになります。
スキー場の激坂登りは名物らしいですね。
ここから恐羅漢山を目指すこともできます。
夏焼峠(なつやきのきびれ)まではセラピーロードともいわれているくらいなので、最高の森林浴が楽しめます・・・が、この日は4月中旬にもかかわらず20度近い気温。糞暑い。
夏焼峠(なつやきのきびれ)からは砥石郷山へも行けます。
かなりの急登で、エキスパートコースでは最後に待ち受けているというドSぶり!!!
かといってこちらもけっこうな急登。
恐羅漢エコロジーキャンプ場から200mくらい一気に上がります。
右手に台所原までの分岐が現れます。
狭い道を下ったあとは、久しぶりの高速道路(林道)になります。
この辺りは眺望もよく、気持ちの良いトレイルです。
がけ崩れあり。
開けたところを抜けると分岐を左に。
中ノ甲林道に繋がります。
台所原に到着。
ここからマニア向けの西中国山地最深部まで行けるようですが、相当な読図能力必須です。
台所原は僕が中国山地で一番好きなところ。
ブナの原生林に近い状態が保たれており、非常に美しい世界が広がっています。
ブナの巨木を中心とした植生が保たれており、人間の手があまり入っていません。
江戸時代まではこんな景色が西中国山地に溢れていたようですが、今やごく一部の地域にしか存在しません。
新緑の季節や紅葉の季節にはそりゃもう最高の景色が広がります。
この辺りは野鳥が多く、風の音と鳥の鳴き声で溢れています。
こんな感じで、日本でも有数の美しいトレイルではないでしょうか?
ということで暫し撮影散策。ここで暮らしたいなあ。
新緑時期に一眼レフを担いで撮った写真です。
と言っておりますが、ここはミドルコース最強の登りが待ち受けています。
恐羅漢山山頂まで一気に350m登らなくてはなりません。
すでに後半戦で足もだいぶ疲労しているので、めちゃくちゃキツイです。
後半は道も狭く、木の根が階段のようになっていたりと、かなり足にきます。
なんとか山頂直下の分岐まで来ました。
コースタイムが60分です。距離2km程度で350mの登りですからね。
恐羅漢山三角点!
中国山地にしては珍しく、山頂からの景色は眺望がよく最高です!
3時間ぶりに人間に会いました。
晴天の土曜日でもこんな感じなのです。恐羅漢山夏焼峠往復コース以外はほとんど人がおらず、熊のほうが多いような環境です。
天候も変化しやすいので、単独の場合はくれぐれも安全装備で。
終盤(旧羅漢山~水越峠~ゴール)
旧羅漢山までは大会規約で歩行区間となっております。
混雑するからか?ぬかるみが多いからか?
ということで僕も歩きました。ただ疲労困憊だったからですが。
さあここからは名物の怒涛の下りです!
水越峠まで300m以上を転がるように下ります。
途中ロープが設置されている通り、かなりの急坂なので非常に危険です。
水越峠まで降りれば、あとは高速道路(林道)です。
距離2kmを一気に駆け下ります。ゴロゴロ道ですが、最後の駆け引きが見られるところですね。
そしてスノーパークまでは最後の激坂。
ここへ来てロードの激坂・・・死にます。
僕は恐羅漢エコロジーキャンプ場までですので、距離2kmで150m上がります。
最後は歩きました。山菜採りの老夫婦の横を、ゲッソリした顔で・・・
試走コースゴールの恐羅漢エコロジーキャンプ場では巨大なぞうさんが出迎え。
だあ~疲れた。
まとめ
少しコースが違いますが、なんとか4時間台でゴール。
制限時間が6時間半なので、完走はできそうで良かったです。
試走した感想は、
・ヨビヤ峠~田代は道狭く沢越えあるため渋滞しそう
・牛小屋谷は岩場、ハシゴ、沢越えありスピード出せない
・エイドステーション後の夏焼峠~台所原までは比較的走りやすく、林道もあるので勝負どころ
・台所原からの登りはめっちゃキツイ
・恐羅漢山からの下りはかなり急なので追い抜きは厳しいかも
・水越峠からの林道は飛ばせる、最後の登りロードのために余力を残して
また大会ではなく、トレランや登山でこのコースを走る場合は、
・夏焼峠~恐羅漢山~水越峠以外はほぼ人と合わない
・獣多数(今回もイノシシ、キジ、蛇に遭遇)
・沢以外の水場なし
ということで、装備はしっかりしましょう。
以上、恐羅漢トレイル試走でした。中国山地はトレイルランニングに最適な地域です。
良ければ下記のリンク先も御覧ください。
おすすめトレラン記事
三瓶山一周トレイルランニング~通行止め区間あり~
島根県を代表する名山『三瓶山』を走ってきました。
三瓶山は火山としては赤ちゃんくらい若く、最後の噴火はわずか4000年前。
カルデラの中に主峰の男三瓶山 (1126m) 、女三瓶山 (957 m)、子三瓶山 (961 m)、孫三瓶山 (907 m)、太平山 (854 m)、日影山 (718 m) の6つの峰が室の内と呼ばれる直径約1.2 kmの爆裂火口を囲んで配列しています ※Wikipediaより
なので中国地方では珍しく、稜線上を縦走できる登山者にはありがたい山。
今回はそんな三瓶山一周トレイルランニングしました。
北の原の姫逃池コース登山口~男三瓶山~扇沢~子三瓶山~孫三瓶山~大平山~女三瓶山~名号コース登山口~姫逃池コース登山口までぐるっと一周。
距離はちょうど10km、獲得標高958m。
若い火山なのでガレ場が多く、崩落した崖のような危険箇所もありますが、男三瓶山頂上付近の笹とススキの原や要所にあるフカフカロードなど、トレイルランニングも楽しめます。
姫逃池コース登山口は三瓶自然館裏にあります。
最初から急な傾斜を一気に駆け上がります。
登山口が標高600m、そこから男三瓶山頂上の1126mまで2.3kmの道のり。
登山道は階段が多いので、けっこう足にきます。たまらんね。
見下ろすと結構な高低差。
4月ですがわずかに残雪あり。
さすが中国地方の山ですね。
姫逃池コースは頂上までほとんど眺望もないので、一気に駆け上がります。
心拍数がレッドゲージ超えですが、40分で頂上まで来れました。トレイルランニングと言いつつ、ほぼ歩きましたけど。
眺望が好みなら、西の原からのコースがおすすめです。
4月の最初の土曜日にもかかわらず、ほとんど人がいない・・・
若干ガスってますが、独立峰らしい素晴らしい眺め。
この辺は三瓶山の噴火によりできた地形なので、地質好きにはこの写真だけでもたまらないでしょう。
おそらく大抵の人は北側の日本海を眺めるでしょうが、僕はこっちが好きですな。外輪山も僅かに残っています。
三瓶山の噴火により流れ出た火砕流堆積物により、出雲平野が広がり、宍道湖にも影響を与えたんです。
神戸川の自然史←詳細はこちらのリンクで。国引き神話やヤマタノオロチ退治伝説は、自然現象だったんですな。
トレイルランニング時の行動食・栄養補給が非常に悩ましく、試行錯誤中です。
胃腸は強いほうで、食事直後に走り出しても全然平気。
前回のトレイルランニングでハンガーノック気味になったので、今回は栄養と塩分摂取を早めに取り入れます。
チョコを食べながら序盤の急登を乗り切り、男三瓶山頂上で梅干しおにぎり。
あ、基本的に馬鹿高いパワージェルなどは使いません。あれ体に悪そうだし。
頂上避難小屋より先の峠を越えると女三瓶山までの縦走路なのですが、2018年の地震により登山道が崩落してしまったので通行止め。
眺望の良い道だったので残念ですが、バリエーションルートを利用して三瓶山一周行うつもりですので、このまま扇沢まで下ります。
男三瓶山頂上はススキと笹に覆われています。
標高は低いのですが、日本海側気候のため大雪と強風によりこんな感じになってます。
短い距離ですが、なかなか体験できないトレイルになってます。
最高に気持ちが良いですね。
ここから一気に激下り。
今から向かう子三瓶山と孫三瓶山を望みます。
この激烈なアップダウン!ドM登山家ならよだれものですね。
女三瓶山も見えます。
カルデラの中にわずかに池があります。秋には紅葉でものすごくきれいになりますね。
このカルデラ内のパノラマ景色こそ、三瓶山の真髄です。
そのおかげ?で若い火山らしく水捌けが良すぎて水場がありません。
よって夏場は地獄と化します。個人的に三瓶山登山は春と秋をおすすめします。
扇沢まで降りました。
ここまでの区間はもはや崖でして、ロープが設置してあります。
浮石が多く、ヘルメットが欲しくなる場面がけっこうあります。
なので写真を取る暇がなかったという、まあそれくらい危険なので初心者にはオススメできません。
なんせそんな危険箇所で登ってくる人と降りる人が交差しますからね。
子三瓶山までもけっこうな急登です。
こちらも頂上付近はご覧の景色。風が吹くと気持ちが良いですね。
こんな道を走れるのが三瓶山トレイルランニングの良きところかな。
そんでもってまた急な下り後の上り。
この高度感!このあたりもガレ場になっているので、下に人がいるときは要注意です。
孫三瓶に取り付いてから振り返るとさっき降りてきた道が見えます。
かなりのアップダウンで足がヒィーヒィー言ってますね。
孫三瓶山頂上より、子三瓶山を望む。
男三瓶山との連なりが、ハードなトレイルを感じさせてくれるでしょう。
ここでプロテインバーと菓子パンを補給。
稜線上の区間が長いので、水分塩分補給はしっかり行いましょう。
今回はポカリスエット1Lを水と別に持ってきました。
ここから大平山までわりと走りやすいトレイルに。
久しぶりの高速道路なので、ついつい飛ばしたくなります。
男三瓶から子、孫三瓶までの稜線。
これ全部走ってきました。
大平山より女三瓶山を望む。
最後の急登です。
東の原からはロープウェイもあります。
女三瓶山よりカルデラの中を眺めます。
男三瓶山はさすが一家の大黒柱といった山容。
女三瓶山はアンテナだらけ。
このアンテナの裏を通って名号コースに合流します。
このアンテナの裏を通ると少し下ったところに、さらにNHKのアンテナがあるのが目印です。少し分かりづらい。
本来はここから男三瓶山に向かう稜線上の道がありましたが、地震の影響で通行止め。
名号コースは踏み跡も少なく、少し迷いやすいです。
ちなみに水場がない=沢もないので、熊はいません。
かなりの急坂を下ると、走りやすいトレイルに。
最後の最後で小気味よく走れます。
最後は直線上の林道に。そのまま姫逃池コース登山口まで繋がってます。
距離10.01 km、タイム2:45:36、気持ちよく走れました。
データを見るとかなりのアップダウンとそれに沿うような心拍数(笑)
まだまだ修行が足りませんな。
データ取得は『GARMIN fenix5』を利用しています。
三瓶山は噴火口をぐるりと回る縦走が可能です。
水場がなく、ガレ場やロープを使う危険箇所もあるのであまりスピードが出せませんが、なんといってもカルデラ内のパノラマ景色は最高ですね。
アップダウンもかなりあるので、トレーニングにもおすすめです。
今回は「ULTIMATE DIRECTION SJ RACE VEST 2.0」で行きましたが、水を大目に持ち運ぶとなると、他の装備もあるので7Lの容量ではパンパンでした。
夏場になるとハイドレーションパックなんかも考えなきゃいけないですね。
以上、三瓶山一周トレイルランニングでした。
おすすめリンク