RICOH GR✕東京スナップ集
「RICOH GR」を買って東京でスナップして参りました。
やっとこさ、データを整理してまとめたのでお気に入りのスナップ写真をアップしてみます。
詳細はnoteの方にまとめていますので、良かったら見てやってください。もちろん無料です。
ちなみに最強のスナップ機=GRというのは本当でした。
11月末、信じられないくらい雨が降り続いた3日間。
せっかくの東京なのに・・・雨、そんな中でもGRでのスナップ撮影は最高のひと時でした。
渋谷スクランブル交差点にて。
28mmの広角レンズは「想像以上に寄らないといけないな」と思いましたが、実際スナップ撮影をしてみると抜群の間合いでした。
デジタルならこんな機会も逃しません。
最近、フィルムばっかりでしたのでデジタルの恩恵を感じる一枚。
夜も何とかいけました。
さすがAPS-C、このサイズで。
すべて撮って出しJPEGです。
エフェクトが凝っているので、撮って出し一発勝負=ズボラ人間にはもってこいのカメラ。
東京は駅構内に遊戯王カードが壁一面に並べられている稀有なところです。
田舎者の僕には到底理解できない価値観、をパシャリ。
渋谷スクランブル交差点、ここは本当に世界でも唯一の整然としたイカれた空間です。
ダンジョンと化した駅で迷っているときも、GRがあればあら不思議!
TOKYOですねえ~
渋谷パルコにて。
ということで、GRスナップin東京でした。
GRは最高のスナップ機ですね。
APS-C機が手のひらサイズ、AFも調整しやすく、起動も操作も早い。
とにかくシャッターチャンスを逃しません。
そしてこのシャッターチャンスってのは、ただシャッターを合わせるという意味ではなく、シャッターを切るまでの機会損失が大幅に防げるという意味です。
とにかく手軽で何気ない瞬間も撮れてしまうんですね。
普通の一眼レフカメラだと、やはり初動が遅れるし、あの大きさですから「まあいいか」と諦めてしまうことも多々あります。
決定的瞬間かもしれない瞬間を億劫という理由で逃してしまう・・・という機会損失がありません。
とにかく「まあ一応撮っておくか」ができるカメラなんですね。
でもこれくらいの余裕があるからこそ、最強のスナップ機と言われるんだなというのを実感しております。
ほとんど感覚的に利用できるので、単なる記録写真からブレッソン的な決定的瞬間まで、あらゆる瞬間を切り取ることが「容易い」カメラだといえます。
もちろん遠大な風景写真や広告写真ばりのポートレートは難しいですが、スナップ好きにはたまらないと言われる所以がわかる人には最高のカメラです。
GRを買ってから、D750の出番がかなり減ってますしね。
ということで、最近はGRとLeicaM3の二台体制となっています。
ライカM3を買った後に買ったモノ
ライカM3買って3ヶ月経ちました。
紆余曲折悲喜交交艱難辛苦を超えて買いましたよ。
そんでもって、M3買ったから終わりだと思っていたらそうでもなかった。
これはライカユーザーなら、「ははは、小娘さん」とお笑いになるでしょうが、恐ろしいものです。
というわけでライカM3買った後に買ったモノを書いてみます。
レンズキャップとフード
M3と一緒にズミクロン初期型、いわゆる沈胴くんを購入しました。
そして2,3回使えばレンズフードが欲しくなるわけです。
写真右下のゴーストの半端なさを見たら、レンズフード欲しくなるわけですよ。
それに外で持ち運びする際に、レンズキャップが欲しくなるわけです。
だってレンズ表面を拭き取るのすら良くないとか書いてあると、ビビるじゃないですか。
ですがデジタルカメラでおなじみのレンズにピッタリキャップは、70歳近いオールドレンズには良くないというのを耳にしました。
オールドレンズは表面のコーティングが脆く、レンズを触ることはご法度。
ということは、レンズ前面にぴったりはめるタイプはあまりおすすめできません。
ということで、(うすうす感づいていましたが)純正レンズキャップをネットで調べておったまげました。
レンズフードでレンズ買えるやんか!
レンズフードで国産の撒き餌レンズ買えるやんか!
ライカ沼は石油王でもない限り、長めの棒で突っつきながら恐る恐る歩く以外ありません。
そして紆余曲折ありましたがAmazonは本当に偉大な存在で、我が家御用達の中華メーカーモロパクリ商品で格安品を見つけました。
なんと純正っぽいフードがたったの999円(39mm)。
しかも、フード先に付けるブサイクなキャップとクリーニングクロスまで付いています。
さすが大躍進政策と文化大革命を成し遂げた国です。
謝謝!
ちなみに予想通りですが、フードをつけてもフレアとゴーストは全然変化なかったです。
まあオールドレンズなので。
鏡胴型のレンズフードならいけるかもしれませんが、なんせ現像するまで確認できないのでちょっと非純正品は怖いですね。
でも落とした時とか、レンズ触っちまったアクシデントのダメージが多少は防げそうなので良かったです。
NIKON ES-2 フィルムデジタイズ
フィルムカメラで撮影した後、バックモニターで撮れ高を確認・・・なんてことはもちろんできません。
撮影フィルムを現像して気に入ったものを印刷していたのがフィルム時代ですが、今はデジタル化も簡単にできます。
デジタル化すれば、写真の詳細な確認ができたり、バックアップできたり、自宅で印刷できたり、SNS等でも利用できます。
しかしフィルムをデジタルデータ化するにも色々奥深い沼があります。
まずはカメラのキタムラで500円かけてデータ化してもらったんですが、正直画質は悪い。
現像600円+データ化500円、さらに庶民に優しい消費税10%がのしかかります。
ということで、自宅でデジタル化しようと思いますよね、普通。
これにたどり着きました。
フィルムのデジタル化はフィルムスキャナーが一般的ですが、高級機でないと画質が微妙、しかし高級機は高いし場所を専有する、というよくあるジレンマが発生します。
そこで、現在持っているカメラにマクロレンズを取り付けるだけで使えるフィルムデジタイズなるものを購入しました。
これを使えば現在持っている『Nikon D750』で高画質撮影できます。
つうことで『Nikon Ai AF Micro Nikkor 60mm f/2.8D』というマクロレンズまで買ってました。
もうここまで来るとどうでも良くなるのが人間です。
ES-2が17000円、マクロレンズが中古で16000円です。ははは。
GIMPでの階調変換とホワイトバランスの適正化が最近やっとなれてきたように思います。
なが~い目で見れば、コスパ良い!と思うのはもう沼の症状でしょうか?
RICOH GR
ここまで読んでいただいた方には全く意味がわからないでしょうが、『RICOH GR 』を買いました。
中古で30000円くらい。もう脳内大蔵大臣が沢尻エリカになった模様です。
もろもろの爆買いでポイントが溜まっていたのを言い訳に、なぜかカメラを買いました。
簡単に言うと、ライカM3の軽快さに惚れ込み、手軽で軽快でデジタルなカメラが欲しくなったような気がすると言っておきます。
詳細はnoteに書いています。
やっぱりこんなスナップはGRじゃないと撮れませんしね。
う~ん仕方ない。
GRスナップ集、よかったら見てくださいませ。
ロバート・フランク「The Americans」
まあ順当に「The Americans」買いますよね。
カメラ沼教聖典
まあ順当だよね。
カメラ沼教ライカ派沈胴会所属です。
ジウジアーロ・ニコン派でもあります。
まとめ
ベスト写真はこちら↑
ライカM3を買ったのは、史上最高のファインダーといわれるM3が死ぬほど欲しかったこと、そして50mm専用機ともいえるM3であればレンズ沼にはあんまりはまらないかも・・・という淡い期待があったんですけど、最近35mmも欲しくなっちゃって。
ということは、M4かM6欲しいなあとか思っちゃって。露出計ないのでスマホアプリ使ってるんですけど、精度はまあまあなんですけど面倒でもあるんでM6ええなあとか。
でもレンズ高いからライカフレックスでRレンズという手もあると。
でもよくよく考えると35mmはスナップで使いたいから、だったらデジタルかなあ。だっていっぱい撮れるし。フィルムでスナップって手が震えそう。そうなるとM8しかないかな?
デジタルライカはコスパ悪そうだから、α7sにアダプタ付けて・・・
でもどうせならプラウベルマキナ67までいっちまうか!もうヤケだ!
おすすめリンク
ライカM3を買って3ヶ月のレビューと、撮影フィルム8本の中のベスト写真
気が遠くなるほどの膨大な時間と軍資金を投入して購入したライカM3とズミクロン初期型。
購入して3ヶ月でフィルムを8本ほど使いまして、その中でのベスト写真をレビューに乗せて打ち上げてみます。
最初の撮影は出雲大社。
レンジファインダーとズミクロンの絞り作業に慣れなくて四苦八苦しました。
あと露出計のありがたさを痛感した思い出。
全然慣れなくて「ちょっと失敗したかな」なんて思ってましたが、出来上がりを見てそんな思いも吹き飛びました。
60年以上前のカメラとレンズでこの質感!そしてフィルムらしい粒子感!そしてそしてオールドレンズらしいゴースト!
これは奥が深いぜ・・・
一発勝負のフィルムカメラで子供を撮るというのは暴挙に近いと思っていましたが、これがなかなか味のある写真が撮れます。
よくよく考えれば、僕が子供の頃の写真はみんなフィルムですからね。
印刷すると昭和感が半端なくて最高でした。
動き回る子供を撮るのってデジタル一眼レフカメラでもけっこう大変なんですが、レンジファインダーの利点がここで発揮されます。
それはレンジファインダーの視野の広さ。
これは使ってみないとわからないと思いますが、撮影範囲外も同時に見ることができるため、ある程度予測して撮影可能です。
特にM3は視野率ほぼ100%の史上最高のファインダーを搭載しているので、文字通りフレームが空間に浮いて見えます。
ズミクロンの描写の凄さは、発表当時の基準をぶっ壊したくらいのシャープさでした。
ドラゴンボールでいえばスカウターがボカン!ってなるレベルです。
フィルム撮影写真はこの木のように立体感がエモいんですよ。
デジタルにないエモさというのは、このピント部分のシャープさとそれ以外の素朴なボケが醸し出しているんじゃないでしょうか?
エモいとしか表現できないんですが、エモいって何?
ライカM3を使って知ったのは、デジタルカメラはすごく優しい自動車学校の教官のような存在だということ。
ダイナミックレンジとかISOとか露出計とか、まあともかく様々な優しい技術で素人運転をサポートしてくれています。
この写真は夏のピーカン照りの海を撮ったんですが、角度によって海の色がぜんぜん違うんですね。
古いカメラは現実を突きつけます。容赦ないです。しかしこんな発見もありました。
やっぱりライカならスナップだろう。
しかし最初はフィルム撮影のランニングコストにビビりまくって、気づけば日の丸構図ばかりになってしまいました。
ライカでスナップを撮ってみると、とにかく静か、さっと撮れます。目測撮影なんてのはまだ微妙ですが、スナップ撮影カメラとしては優秀だと思います。
写真は「Kodak UltraMAX 400」、Kodakの青が素晴らしい。フィルムは種類によって全然個性が違うんで、そりゃ散財するなという感想です。
日の角度というのも気になりました。
この写真は正午きっかり。見事に立体感が吹っ飛んでいます。
露出プラス気味ですが、フィルムの白飛びは飛んでいてもけっこう写っているので面白いですね。
フィルムの特性に合わせて写真を撮るというのも面白いと思いました。
Kodakは青だろ!って感じの写真ですね。
また値上げらしいけど・・・
慣れてくるとわりと冒険した写真も撮れるようになりました。
モニター確認できないので、こういう写真は勘頼みです。
はやく距離計と露出計を脳みそに搭載したいなあ。
こういうデジタルが苦手な条件でも、細かなところまで映し出します。
その分、適正露出が難しいんですね。
そして失敗するとこうなる(涙)
どうもこういった暗がり、室内での撮影がまだまだ上手くいきません。
上の写真との条件の違いが気になりだしたら、フィルムに慣れた証拠なのかな?
まさしくフィルムらしい写真。
こういうのが撮りたかったんだよね。
ライカM3を3ヶ月使ってみた感想
ライカM3を使ってみて3ヶ月の感想は、『最強の自己満足感製造機』というところでしょうか。
フィルム撮影はまさに熟成された自己満足、デジタルはTwitterみたいなもんですぐに結果が出ます。刹那的な承認欲求は、泳ぎ続けるマグロみたいなもんです。
フィルムは撮影結果を確認するまで、膨大な行程と時間と金が必要です。その熟成された欲求は、寝かされ、発酵し、気づけばさらなる欲求を求めるのです。
ああ、恐ろしやカメラ沼、レンズ沼。中判カメラ欲しい・・・
刹那的な欲求を求めるデジタルはさらなる技術的な革新を、発酵して危険な香りがするフィルムは違う『世界』を求めます。
デジタル過激派がPhotoshopでゴリゴリにイジるのと、フィルム過激派がカビ臭い化石カメラを買い集めるのがわかった気がします。
これはカメラ沼の真理です。要するに人間の欲求は尽きることがなく、物欲帝国主義に陥り、最後には防湿庫に押しつぶされて破滅するのです。
・・・と、おふざけが過ぎましたが、ライカは良いカメラですし、ズミクロンはエッジの効いたレンズで、フィルム撮影は最高の大人遊戯です。
ちなみに一番好きな写真はブランコの写真でした。立体感エゲツない。
写真はすべてデジタルデータ化していますが、フィルム写真は印刷することをおすすめします。
印刷した写真を見れば、ひっくり返った後にマップカメラの検索が捗ります。
プラウベルマキナかハッセルブラッド欲ちい・・・
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みんなフィルムカメラ買おうぜ!
GRも買いました。なんで?